2025.06.09

医師の志望動機の書き方を例文と共に解説|臨床医、研究医など職種別の例文あり

「医師の志望動機ってどう書けばいい?」

医師として仕事探しをしている際、悩むことがありますよね。

この記事では、採用担当者に響く志望動機の書き方を具体的な例文とともに詳しく解説します。

  • 臨床医、研究医、在宅医療など職種別の例文
  • よくあるNG例
  • 効果的な志望動機の文章構成

などなど、詳しく説明します。

医師で仕事探しをしている場合、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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医師の志望動機が重要な理由

医師という職業は、人の命や健康に直接関わる非常に責任の重い仕事です。

そのため、採用担当者は「この人はなぜ医師になりたいのか?」「なぜうちの病院を選んだのか?」という“動機”を特に重視します。単なるスキルや資格だけではなく、その人の価値観や姿勢、医療に対する熱意を志望動機から読み取ろうとするのです。

医師という専門職ならではの責任感

医師は、高度な知識と技術だけでなく、患者一人ひとりと真摯に向き合う誠実さや倫理観も求められます。志望動機においては、「なぜこの責任ある職業を選んだのか?」という問いに対して、自分自身の経験や考えをもとに、説得力ある説明が必要です。

患者との信頼関係を築く上での動機の重み

医療現場では、患者との信頼関係が診療の質を大きく左右します。志望動機に自分の人柄や思いがしっかり表れていれば、「この人なら患者と真摯に向き合ってくれそうだ」と、安心感を与えることができます。技術や知識だけでなく、「人間として信頼できるかどうか」を判断する材料にもなるのです。

 

医師の志望動機の基本構成とポイント

志望動機は単に「やる気があります」と伝えるだけでは不十分です。
採用担当者が納得し、共感できるように、論理的かつ具体的に構成する必要があります。
以下の3つの要素を押さえておくと、読み手に響く志望動機が書けます。

なぜ医師を目指したのか

まず最初に、「そもそもなぜ医師になりたいと思ったのか」という原点を明確にしましょう。たとえば、家族や自分の病気の経験、ボランティア活動、医療ドラマや本の影響など、きっかけは人それぞれです。大切なのは、その体験を通じて何を感じ、どう行動に移したかを具体的に書くことです。

どのような医師になりたいか(将来像)

次に、自分がどんな医師を目指しているのか、将来的なビジョンを示します。たとえば「患者さんに寄り添える医師になりたい」「最新の医療技術を学び続ける姿勢を持ちたい」など、価値観や理想の医師像を具体的に言語化すると説得力が増します。

その医療機関を志望する理由

最後に、「なぜこの病院・クリニックを選んだのか」という点も重要です。ただ「有名だから」「研修制度が整っているから」といった理由だけでなく、「自分の目指す医師像と病院の理念が一致している」といったように、自分との接点を強調すると好印象です。病院の取り組みや診療方針に共感した点などを具体的に述べるのが効果的です。

>履歴書の志望動機の書き方完全解説|20種以上の職種別例文付き、書き出しのコツやNG例も

 

【例文あり】医師の志望動機の具体例

医師の志望動機は、自分の経験や価値観をもとに、「なぜ医師を目指したのか」「どのような医師を目指すのか」「なぜその医療機関を選んだのか」を明確に伝える必要があります。以下に、目的や応募先に応じた志望動機の例文を紹介します。

 

臨床医(総合病院)の志望動機の例文

私が貴院を志望しているのは、地域に根ざした総合診療を重視されている点に強く共感したからです。幼少期に大きな病気を患った際、主治医の先生が常に私に寄り添い、不安を取り除いてくれた経験から、患者さん一人ひとりに真摯に向き合える医師を目指すようになりました。医学部在学中には、内科実習を通じて全人的な診療の重要性を実感し、貴院の診療方針と一致する思いを持っています。医師として成長しながら、患者さんの生活に寄り添った医療を実践したいと考えております。

 

研究医(大学病院)の志望動機の例文

私が貴院を志望しているのは、臨床と研究の両立を重視されている点に魅力を感じたからです。大学で○○教授の研究室に所属し、○○に関する研究に取り組んだ経験から、基礎医学と臨床の橋渡しを担える研究医を目指したいと考えるようになりました。探究心を活かしながら、医療の進歩に貢献できる環境として、貴院は最適であると考えております。

 

地域医療・在宅医療を志望する場合の例文

私が貴院を志望しているのは、訪問診療や多職種連携を通じて、地域に密着した医療を実践されている点に強く惹かれたからです。祖父の在宅介護を支えた地域医療チームの姿に影響を受け、医師として「生活に寄り添う医療」を提供したいと強く思うようになりました。貴院の取り組みは、私が目指す医師像と一致しており、ぜひその一員として地域社会に貢献したいと考えております。

 

オンラインで医師の志望動機を遥かに簡単に書く方法

ここまで医師の志望動機をご紹介していますが、非常に書くのが大変だと思います。

そのため、現在はオンラインで履歴書を作れるウェブサイトやアプリがどんどん増えています。

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医師の志望動機NG例とその改善ポイント

医師の志望動機では、ただ「やる気があります」「人の役に立ちたいです」といった抽象的な表現では不十分です。読み手に「本気度」や「医療への理解」が伝わるように、避けたほうがよい表現とその改善方法を紹介します。

 

NG例1:抽象的すぎる志望動機

「人の役に立てる仕事がしたいと思い、医師を目指しました。」この表現は一見前向きに見えますが、「なぜ医師なのか」「どんな場面でそう思ったのか」がまったく伝わりません。医師以外にも人の役に立つ仕事は多く存在するため、動機が薄く感じられてしまいます。

 

NG例2:「どこでもいい」印象を与える志望動機NG例

「研修制度が整っている病院であれば、どこでも良いと考えています。」このような表現は、相手の病院である必要性がまったく感じられません。医療機関側からすると、「本当にうちに来たいのか?」という疑念を持たれてしまいます。

 

医師の志望動機を書く際によくある質問(FAQ)

医師の志望動機を書くときに、多くの人が悩むポイントについてQ&A形式で解説します。

 

医師の志望動機に書いてはいけないことは?

抽象的すぎる表現や、ネガティブな理由は避けましょう。また、他の病院でも使いまわせるような汎用的な内容もNGです。「なぜ医師なのか」「なぜ貴院なのか」をしっかり言語化することが重要です。

 

志望動機の文字数の目安は?

履歴書の場合は200〜400文字程度が目安です。
読みやすく、内容に無駄がないことが大切なので、文字数よりも「密度」を意識しましょう。

 

複数の病院に同じ志望動機を使ってもいい?

基本の構成は同じでも、「なぜこの病院なのか」という部分は必ずカスタマイズしましょう。診療科の強み、地域との関わり、教育体制など、それぞれの病院の特徴に合わせて具体的に記載することで、「本気度」が伝わります。

 

まとめ

医師の志望動機は“共感”と“具体性”がカギ医師という職業は、専門知識と技術はもちろんのこと、人としての姿勢や想いも非常に重視される仕事です。だからこそ、志望動機では「なぜ医師を目指すのか」「どんな医師になりたいのか」「なぜその医療機関を選ぶのか」を、具体的な体験やエピソードを交えて伝えることが大切です。

また、応募先の病院・クリニックに対する理解や共感を示すことも欠かせません。「この人は本気でここで働きたいと思っている」と伝わる志望動機は、採用担当者の心を動かします。型にはまった志望動機ではなく、自分だけのストーリーを言葉にしていくことが、採用への第一歩です。今回紹介した構成や例文を参考にしながら、あなただけの志望動機を丁寧に仕上げていきましょう。

 

監修者:島伸明

株式会社Yagishの取締役CMO。履歴書作成サービス「Yagish(ヤギッシュ)」の成長を牽引し、2024年には800万UUを突破、会員登録者数160万人を達成するなど、日本のキャリア支援市場で高い実績を誇る。大手企業での新規事業・海外事業に加え、複数の企業で取締役を歴任。事業企画、EC、エンタメ、ゲーム開発、マーケティング、コンサルティングと多岐にわたる分野で豊富な経験を持ち、キャリア形成に深い知見を持つ。