2023.08.23

【新卒向け】履歴書の志望動機の書き方を紹介【例文付き】

志望動機は就職活動をしていく中でも大切な項目です。多くの就活生が悩む箇所でもありますので、志望動機をしっかりと書くことができれば、他の就活生と差をつけることができます。この記事では、履歴書の志望動機の書き方をご紹介します。

 

 

1. 企業が志望動機で見ていることは?

履歴書に記載されている志望動機で企業担当者が見ていることは、大きく3つあります。企業の何に魅力を感じているのか、なぜ魅力に感じているのか、入社後に何をしていきたいのかです。ですので、数ある企業の中でその企業が魅力的に思えた点、その理由を自分の体験などに関連付けて熱量を伝えること、それらを踏まえて自分が志望する企業での未来像を記入することが大切です。

 

2.志望動機の書き方のポイント

志望動機をうまく伝えるためには、履歴書を読む人が抱く疑問を想像しながら書くことが大切です。

  • その業種・職種を志望する理由を書く
    まずは抽象的なトピックから書き始めていきましょう。志望する業種・職種について書いていきますが、なぜその業界に魅力を感じているのか、その理由を自身の体験や経験エピソードを交えながら伝えていきます。企業担当者からは業界への理解度が問われている箇所になります。業界に興味がなければすぐに会社を辞めてしまうのではといった疑問が生じますので、その疑問に応えるようなイメージで書き進めていくと良いでしょう。
  • 「なんかいいな」と思った魅力を言語化する
    業種・職種への志望動機を伝えたら、志望企業に感じる魅力を伝えます。なぜその企業に魅力を感じているのか、企業の魅力とその理由を書いていきます。注意点としては、自分自身が魅力的と感じる理由を伝えることです。企業サイトをなぞるだけの文章になりがちな箇所になりますので、こちらも自分の体験などを理由に盛り込むと良いでしょう。企業への理解度が問われており、同じ業界の他の企業でも良いのではないかという担当者の疑問に応える箇所になります。
  • 入社後に実現したい将来像やキャリアをイメージする
    上記では現状や過去について書きましたが、続いては入社後の未来について記入していきます。入社後に何をしていきたいのか、入社への意欲が問われている箇所になります。目標のないまま働いたらモチベーションが続かないのでは、という疑問に答えていきましょう。企業での就労経験がない方が大半なのでイメージしづらい箇所ではありますが、志望業種と志望企業で述べたことを元に記載し、一貫性のある表現をすることが大切です。
  • 志望企業で活かせる強みを書く
    体験に基づく志望動機や目標を述べることで入社への熱量を伝えたあとは、自分自身の魅力も伝えていきます。学生時代におこなってきた活動を振り返るなど自己分析をおこない、志望する企業で活かせる自分の強みについて記入していきます。ここでは就活での軸が問われており、就活生と会社のマッチングを担当者が見極める箇所でもあります。
  • 自分の言葉でまとめる
    それぞれの志望動機全般に言えることですが、オリジナルの内容でまとめることは志望動機を書く上で必要不可欠なことです。例えば、企業に対して魅力的に感じていることだけを伝えるのは、ただ単に褒めているだけにすぎません。働きたい熱量を自身の体験をもとに伝えることで、はじめて志望する動機や根拠に説得力を持たせることができます。自身の体験や経験などの背景と志望動機の関連性を論理的に伝えることが大切です。

 

3.志望動機を書く際の注意点

志望動機の内容が決まったら、あとは見た目や体裁などの細かい部分を仕上げていきます。

  • 志望動機欄はきちんと埋める
    当然ながら志望動機は企業担当者が読むものであるため、読み手が理解できるように簡潔にまとめることが大切になります。しかし、記入欄の余白が多いと見栄えとしては良くありません。志望動機欄の8割は埋めるようにしましょう。それぞれのトピックについて、言いたいこととその理由をそれぞれ記入し、その主張に説得力を持たせるためのエピソードを入れると読み手がイメージしやすくなります。
  • 書き言葉に注意する
    読み手は長年企業に勤める先輩社員のみなさんです。取引先とのやりとりやビジネス文書の作成で日頃から言葉遣いに気をつける習慣がついていますので、自然と言葉遣いについてのチェックは厳しくなります。「ちゃんと」や「すごい」といった話し言葉、「見れる」や「来れる」といったら抜き言葉、略称や御社などが志望動機にあると読み手としては違和感を強く感じます。
  • 文字の大きさに気を付ける
    履歴書をPCで作成する場合、文字の大きさにも注意しましょう。10.5pt〜11ptであれば、社内外の資料に使用される文字の大きさですので、担当者も読み慣れている文字サイズになります。また、見出しなどをつける場合は、項目ごとに13pt〜18ptで調整し、レイアウトに強弱をつけるとよいでしょう。フォントは一般的な文書にも採用されている明朝体を使用するのが無難です。
  • 誤字・脱字がないか確認する
    志望動機を書き終えたら、必ず誤字・脱字がないか見直しましょう。PCの予測変換を使用すると、時折間違った文字になることがありますので、見直しをして細かい部分を修正して仕上げます。読み手からすると小さな誤字・脱字があると気になってしまい、印象を下げる恐れもありますので、無駄にマイナスな印象を積み上げないよう、2回は見直して違和感がないかチェックすることがおすすめです。

 

4.志望動機の例文

「既存の枠にとらわれず、世界に新しいサービスを届けるという貴社のビジョンに共感しました。私のサークルでは学園祭時に毎年手作り餃子を販売しているのですが、試食品を用意し学内をまわりながら宣伝をおこないました。試食品を提供している店舗は他になく、開催期間の2日間ともあっという間に完売することができました。アイデア力と実行力を活かして、貴社での仕事に活かしたいと考えています。」

 

5.自己PRと志望動機の違い

就活生の中では自己PRと志望動機の違いが分からず、どのように書き進めれば良いのか悩まれる方が多くいます。自己PRと志望動機の違いとしては、自己PRは仕事へのこだわりや成果など、過去の体験や今の実力を伝えるためのものです。志望動機は企業を選ぶ理由や入社後に実現したいことなど、入社後の未来に向けた意欲などを伝えるものです。

 

6.志望動機が履歴書に入り切らない場合は?

志望動機の記入を進めていくと、中には記入欄に書ききれなくなってしまう場合があります。その場合は、書いている内容を見直して余分な箇所を削るか、履歴書ではなく別に職務経歴書を用意して、分けて記載することも可能です。

 

7.履歴書は「手書き」「印刷」どちらがよい?

履歴書を書く場合、手書きか印刷で迷う方もいるかもしれません。答えとしては、読み手が読みやすい方を選ぶべきです。字の綺麗さに自信があればそれはアピールポイントの一つになりますが、基本的にはパソコンで作成しても悪い印象を与えることはありません。企業の採用担当者は、履歴書以外にもさまざまな資料を読むことが多く、活字に慣れているため、独特な書体の手書きよりもパソコンの方が読みやすい場合があります。重視されるのはあくまで内容ですので、読み手にストレスを与えない方を選ぶとよいでしょう。

 

8.まとめ

志望動機の書き方についてご紹介しました。記事内で解説したポイントを参考に、相手に伝わる志望動機を作り上げてみてください。

 

9.簡単な履歴書作成の方法

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