2023.10.25

【私大近畿No.1】学生に寄り添った就活支援|大阪産業大学キャリアセンター

2023年、大阪産業大学は「就職支援に熱心に取り組んでいる」大学ランキングで、私大近畿地区第1位に選ばれました(「日経キャリアマガジン特別編集 価値ある大学 就職力ランキング2023-2024」)。同ランキングに掲載されるのは初めてながら、栄えある私大近畿地区第1位を獲得できたのはなぜでしょうか?

今回は、その謎を解くべく大阪産業大学キャリアセンターに取り組みを伺ってきました。インタビューを通し、学生の不安にとことん向き合い、変化を恐れない大阪産業大学の就活支援のあり方が見えてきました。

 

 

 

1. 近畿No.1のキャリアセンター

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

よろしくお願いします。

 

「日経キャリアマガジン特別編集 価値ある大学 就職力ランキング2023-2024」で大阪産業大学は、「就職支援に熱心に取り組んでいる」ランキング初登場ながら私大近畿地区1位に選ばれましたね!おめでとうございます。

ありがとうございます。今は私大において近畿地区での1位ですが、全国で1位をいただけるくらい、さらに支援を充実させていきたいと考えています。

 

今後益々支援が充実していくとのことですが、そもそも、ランキングに掲載されるようになったのはなぜでしょうか?

正直、なぜこのタイミングなのかはよくわからないのですが(笑)大産大(ダイサンダイ・大阪産業大学)が長年積み重ねてきた取り組みを、評価していただいたのだと思っています。

 

2. どの大学も就職率が90%を超えるカラクリ

何か、独自の取り組みがあるのでしょうか?

そうですね、キャリアセンターとして基本的な取り組みを他大に比べ手厚くすることに加えて、全国でも大産大独自の取り組みを行っています。その結果、先ほどのランキングで評価されるだけでなく、「実質就職率」90%以上を達成しています。

 

「実質就職率」?

はい。多くの場合、大学が公表している就職率は、就職希望者全体に対する就職率となります。なので、就職希望と表明していない学生は母数から抜かれます。

 

そもそも、進路希望登録をしていない学生は、カウントされないってことですね。

そうです。進路希望登録で「就職を希望する」と答えた学生が分母になるため、大学が公表する就職率は100%に近い割合となります。一方で、「実質就活率」は卒業生全体から大学院等進学者を引いた就職率となります。

 

院進以外の全ての学生ということですね。就活に消極的な層も含むのですね。

そうです。必然的に「実質就活率」は低くなります。その「実質就活率」で大産大は90%以上という数値を誇るのです。

 

 

3. 保護者や既卒をも支援対象に

 

この高い「実質就活率」はどうやって達成しているのでしょうか?

一言で言うと、企業とも信頼関係を築きつつ、多くのスタッフが豊富なチャンネルを通し、個別最適化された支援を学生に届けています。

 

…?

まず、なんと言っても、学科担当制を取っており、全13学科それぞれに専属スタッフがついています。スタッフ一人が見る学生数を限定することで学生と丁寧なコミュニケーションがとれるほか、学科ごとに異なる志望先や就活スタイルに特化した専門的な支援を届けることができます。

 

まさに、就活支援のプロですね。

学内企業説明会も定期的に開催しており、内定者の1/3が学内イベント参加企業から内定を得ています。

 

企業との繋がりも強いんですね。

オンライン・対面の両方で履歴書添削や個別相談の実施もしており、2022年4月から2023年3月の1年間で1万件以上の個別面談を実施しました。

 

素晴らしい数値だと思うのですが、私、お恥ずかしいことに学生時代は怠惰の王様だったものですから、キャリアセンターの個別面談予約を自らとれる学生の皆さまのやる気に圧倒されています…。

もちろん、全員が全員、自ら個別面談予約をとっていただけるとは思っていません。

ただ、私たちとしては、どんな形でも良いからキャリアセンターとコンタクトを取り続けて欲しいなと思っています。学生さんが、一人でドツボにハマり行動できなくなったり、信憑性の低い情報を信じ込んでしまったりすることはよくあります。

「私たちの言葉通りにやれ」と強制するつもりは全くありません。ただ、キャリアセンタースタッフと色々話すことで、視界が開けて表情が明るくなる学生さんが多いので、私たちとしてはなるべく繋がっていたいと思っています。

そのため学科担当による電話かけにも注力しながら、学生サポートを行っております。昨年1年間で9千件以上実施しました。

 

自分から面談の予約をするのは気が引ける時の救済手段もある、と。

2020年には、「持ち歩ける求人情報」としてスマホのUIUXに優れた「キャリBOX」や24時間オープンのLINE(チャット相談)サービスも開始しました。LINEサービスは保護者の利用も可能です。

 

保護者も!そんなにして大丈夫ですか?

就活の不安を抱えるのは学生さんだけではありません。特に、コロナ禍では、学生も保護者も私たちも、手探りで新しい就活の形を探すしかありませんでした。就活不安を皆で乗り越えるため、保護者にもLINEを開放することに躊躇はなかったですね。
あとは、コロナ禍前から保護者へ情報を届けることに積極的だったという背景もあります。

 

コロナ禍前から充実した支援があったからこそ、コロナ禍でも迅速に柔軟な対応ができたんですね。

コロナ禍からの取り組みでいえば、オンラインガイダンスの動画配信や、企業とのオンライン面接を受けることのできる学内個別ブースの貸し出しも実施しています。

さらに、卒業後であっても就活支援が受けられるように、梅田サテライトキャンパスで就活サポートデスクを開室しました。結果的に22年卒では、44名が卒業後に新たに内定を獲得しました。既卒のサポートは、後援会や校友会と連携して行っています。

 

 

4. 徹底的に学生に寄り添った先に「スマホで就活」

既卒も!重層的な支援ですね。ところで、大産大独自の取り組みはどれでしょうか?

今までの内容すべてに力を入れており、トータルでは大産大でしか受けられないと思いますが、特に珍しい取り組みだと、スマホでも簡単に大産大の履歴書を作成できるようにしたことでしょうか。

 

導入のきっかけはなんですか?

学生さんから「スマホで履歴書を作れたら楽なのに」という声が上がったのが直接のきっかけです。ただ、ずっと検討していたことでもありました。

私たちはもともと、企業のヒアリングを通して、手書き履歴書にこだわらないところも多いと知っていました。現に、ESはほとんどオンラインで提出ですし。

なので、学生さんには、手書き指定がない限り、手書きかPCかは自由、とお伝えしていました。しかし、PCやプリンター、WordやExcelを持たない学生さんもおり、その就活格差に頭を悩ませていたのです。

そのときに、Yagishさんの、スマホでもブラウザで履歴書を作成できるサービスを知り、大産大独自の履歴書をスマホでも作れるようにしようと導入を決めました。もちろん、PCでも使えるサービスです。

 

素敵なご紹介ありがとうございます(笑)

いえいえ(笑)本当に、学生さんから履歴書を書くのが楽になったと聞いていて、私たちとしても嬉しい限りです。Yagishさんとの取り組みを最初に始めたのは大産大ですので、独自の取り組みと胸を張れます。

 

お陰様で少しずつではありますが、大産大との取り組みを見て、全国の大学からお問い合わせをいただいてます。

おすすめの求人を見たり、キャリアセンターにLINEしたり、履歴書を作ったりといったことをスマホでできることで、思い立った時に気軽に就活ができるよう、種々の新サービスを用意しました。

就活に対する気が重くなる気持ちは良く分かります。一生懸命準備して落とされるのは辛いですから。様々な形で就活のファーストステップを小さくすることで、最終的に納得のいく就活をしてもらえたら、と考えております。

 

「スマホで就活」というと、なんだか、就活に本腰を入れてない印象を受けますが、ファーストステップを小さくすることに重きを置いているんですね。

入口から最後まで徹底的に学生に寄り添ったことが、最終的な「実質就職率」や大学評価に繋がったのだと自負しています。

 

失礼ながら、こんなにキャリアセンターが学生思いの場所とは知りませんでした。学生時代にあまり足を運ばなかったのが悔やまれます。

今日は大産大である私たちの話をさせてもらいましたが、きっと、他大学のキャリアセンタースタッフも気持ちは同じだと思います。

どこよりも身近で有益な場所となれるよう、努力と工夫を重ねていきます。

 

取り組みのお話の最初に「一言で言うと、企業とも信頼関係を築きつつ、多くのスタッフが豊富なチャンネルを通し、個別最適化された支援を学生に届けています。」とまとめていただきましたが、具体的なお話を伺い、実際にその通りだと思いました。本日は、お忙しいところ本当にありがとうございました。

 

 

5. 最後に

 

大阪産業大学キャリアセンターへのインタビューをお届けしました。インタビューを通し、学生に寄り添い、変化を恐れない姿勢が「就職支援に熱心に取り組んでいる」大学ランキングで私大近畿地区第1位に選ばれた理由なのだと実感しました(「日経キャリアマガジン特別編集 価値ある大学 就職力ランキング2023-2024」)。

このインタビューを読んでいる就活生の皆様、ぜひ一度、キャリアセンターに足を運んでみてくださいね。最先端の就活支援で、内定に近づけるかも!

 

大阪産業大学キャリアセンター

 

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ヤギッシュ

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