2023.03.05

3つの考えを浸透させ、保育士が認め合えるカルチャーを（キッズラボ株式会社：西原優博）⑥

子ども中心の仕事だからこそ、保育士同士が認め合い、助け合えるカルチャーを

キッズラボ西原優博「改めて『他の先生を大切にできるか』『子どもの様子を優しく観察できるか』『自分、保護者を含めた他者に対して思いやりを持って接することができるか』の3つを採用条件に掲げた理由を説明します。」

キッズラボ西原優博「キッズラボは、自由保育が基本。極端な話をすると、子どもが『お腹がすいた』と言えば、予定より早くご飯を食べさせる場合もありますし、お昼寝の時間に『眠くない』と言われたら、外で遊ばせる。あくまでも子どものリズムを尊重するスタイルなので、保育する側からすると、スケジュールが立てづらい。」

（子どもたちがのびのびと過ごしている裏には、保育士さんたちの努力があるんですね。）

キッズラボ西原優博「子どもを最優先にしつつ、日誌をつけるなど担任としての業務もあるんですが、原則、残業や仕事の持ち帰りは禁止。終業時間が決まっているので、自己管理するのがものすごく大変なんです。」

Yagish 柏崎「働きやすい環境でありながら、濃厚な時間を過ごす努力をしなければならない。思ったよりもかなりハードな職場なんですね。」

キッズラボ西原優博「そうなんです。うちの保育園は福利厚生が整っているので一見『楽できそう』と思われることも多いんですが、実はハードワークなんです。ですから、保育園にいる間は常に一歩先のことを考えながら、時間内にできること・できないことを見極める目が必要で。もし間に合いそうもなければ、他の保育士に手助けしてもらうことも考えなければなりませんし、逆に自分が手助けをする場面も出てくる。」

Yagish 柏崎「だから『他の先生を大切にできるか』を採用条件の1番目に掲げているんですね。」

キッズラボ西原優博「その通りです。子どもが中心の仕事だからこそ、当たり前のことが当たり前にできない時が多々あります。ですから、いかに保育士同士が助け合えるかが当園にとっては重要なんです。この考えに共感できる人でないと『自分の仕事が終わったので帰ります』となりがちなので、これはかなり重要視している項目ですね。」

キッズラボ西原優博「僕は園長だろうが、主任だろうが、3つの項目に反した行動をとる人には役職関係なく、注意するようにしています。一生懸命、誠実に仕事に取り組んでいる人がちゃんと報われるような、そんな企業カルチャーを作りたいんです。」

（共通の価値観を持つ…まさに企業カルチャーですね。）

自分次第で保育士としての“引き出し”はどんどん増やせる

Yagish 柏崎「かなり大変そうではありますが、新卒で入社したらがっつり鍛えられそうですね。自己管理やコミュニケーション能力ってどんなビジネスにも必須ですし。」

キッズラボ西原優博「実力はつきやすいと思います。例えば『時間管理ができない』と悩んだら、その弱点を克服するためのオンライン研修も数多く用意していますし、先輩保育士にも質問しやすい雰囲気なので、引き出しはどんどん増えていくと思います。」

キッズラボ西原優博「新卒入社のみなさんには、『2年目以降は、自分のやりたいことをしっかり伝えられるように』と言っているので、積極的に吸収するよう努めているようです。そうしないとやりたいことを言語化できないですからね。」

Yagish 柏崎「これまでお聞きした話をまとめると、望ましい保育士像としては『他の先生を大切にできるか』『子どもの様子を優しく観察できるか』『自分、保護者を含めた他者に対して思いやりを持って接することができるか』という考えに共感できる人、かつ子どもの命を預かるハードワークに従事できる覚悟がある人、ということですね。」

キッズラボ西原優博「その通りです。当園に興味のある方、そして保育士として成長したいという方はぜひともご応募ください！」