2024.11.08

【職種別・形式別】職務経歴書テンプレート・フォーマットと選び方|PDFダウンロード

「職務経歴書のテンプレート(フォーマット)が欲しい」

「選び方がわからない、ダウンロードしたい」

現在職務経歴書を書かなければならない人はこう思うことがありますよね。

最近ではオンラインで職務経歴書を書く人も増えており、
より簡単に書きたいという人が多いのではないかと思います。

転職では特に必要な職務経歴書ですが、
このページでは、

・無料の職務経歴書の職種別・形式別テンプレート(フォーマット)

をご紹介しています。

また、職務経歴書をより簡単に書くための便利な方法や、多くある職務経歴書からの選び方もご紹介します。
多くの方に使われているテンプレートを利用して、あなたの魅力をアピールし、仕事探しに役立ててくださいね。

ご興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。

 

この記事の目次

 

>【例文つき】職務経歴書の正しい書き方ガイド

 

職務経歴書のテンプレート・フォーマットはどんな種類がある?

ではまず、職務経歴書のテンプレートの種類に関してお話しします。

職務経歴書には。次の3つの形式がよく利用されています。。

  1. 編年体形式
  2. 逆編年体形式
  3. キャリア形式

 

編年体形式とは?どんな人に合ってる?

編年体形式は、これまでの職歴を時系列順に(古いものから新しいものへ)記載していく形式です。職務経歴の流れやキャリアの積み重ねを一貫して伝えることができるため、長期間同じ業種や職種で働いてきた方、安定したキャリアをアピールしたい方に向いています。

また、直近の職務を特別に強調する必要がない方や、特定の実績よりも職歴全体のストーリーを重視したい場合に適しています。

 

逆編年体形式とは?どんな人に合ってる?

逆編年体形式は、最新の職歴から順に記載していく形式です。この形式の最大のメリットは、直近の職務や成果を強調できることです。採用担当者が最も重視する直近の経歴を冒頭に示せるため、インパクトのあるアピールが可能になります。

転職経験が少なく、現在の業務内容が応募先企業の職種に近い場合や、最近の実績や職歴に自信がある方にとって、非常に効果的なフォーマットです。

 

キャリア形式はどんな人に合ってる?

キャリア形式は、職務内容やスキル、携わったプロジェクトなどのテーマごとにまとめて記載する形式です。

また、転職回数が多い人や、技術職などスキルが多い人におすすめです。
また職歴に一貫性がないと悩む人やブランクや頻繁な職務変更の印象を和らげることができます。

 

各形式の職務経歴書テンプレート・フォーマット

実際の書き方がイメージしやすいよう、以下のリンクから職務経歴書を実際に使ってみましょう。

 

職種・形式別の職務経歴書テンプレート・フォーマット(無料PDFダウンロード可能)

 

以下に職種・形式別の職務経歴書テンプレート(フォーマット)をご用意しました。
クリックすると、職務経歴書の作成ができます。(PDFダウンロード可能)

自分の状況に特に合っている職種の職務経歴書テンプレートを選びましょう。

 

26職種別の職務経歴書リスト

営業職用 広報IR
販売、サービス職 Webデザイナー
企画職 マーケティング職
経理 SE・IT系技術職
人事 電気・機械系技術職
総務 リサーチ職
一般事務 メディカル・化学・食品開発系
法務 看護師
薬剤師 保育士
介護士、介護福祉士 歯科衛生士
理学療法士 作業療法士
言語聴覚療法士 栄養士
ドライバー 各種施工管理技士(現場監督)

 

どんな職種にも使える職務経歴書テンプレート(フォーマット)

 

営業職の職務経歴書テンプレート

営業職には、コミュニケーション力や提案力、交渉力など、幅広い分野で貢献できるスキルが求められます。これまでの経験では、担当エリア・業界・商材の種類、営業スタイル(新規開拓/既存顧客対応など)を明記すると、採用担当者に伝わりやすくなります。また、売上実績や達成率、表彰歴などの具体的な数字を用いることで、説得力が増します。使用した営業手法や工夫した点もあわせて記載すると、さらに印象がよくなります。

  • 営業職全般
  • 海外営業
  • 営業部長
  • 新卒営業

▶︎営業職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

販売・サービス業の職務経歴書テンプレート

販売・サービス職には、接客対応力や臨機応変な対応力、チームでの協調性などが重視されます。これまでの経験では、担当業務(レジ対応、商品管理、スタッフ教育など)や勤務形態(シフト管理・リーダー経験など)を具体的に記載することで、実務能力が伝わりやすくなります。また、売上目標の達成率やクレーム対応の改善事例、顧客満足度向上の取り組みなどのアピールも効果的となります。

  • 販売職全般
  • 接客・受付
  • 店舗リーダー・店長
  • サービス業(飲食・ホテル・観光などなど)

▶︎販売・サービス業のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

企画職の職務経歴書テンプレート

企画職には、課題発見力、論理的思考力、社内外との調整力などが求められます。これまでの経験では、担当した企画の種類(商品企画、サービス企画、販促企画など)や、自らの役割、企画の目的・成果を具体的に記載すると、実績が伝わりやすくなります。また、売上・集客への貢献度や改善した数値、プロジェクトの成果などを数字で示すことで、説得力が増します。関係各所との連携や、アイデアが形になった事例などもアピールポイントになります。

  • 企画職全般
  • 商品企画販促
  • 企画マーケティング
  • 企画新規事業企画

▶︎企画職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

事務系職種の職務経歴書テンプレート

事務系職種では、正確性・スピード感のある処理能力、社内外との円滑なコミュニケーション力、サポート力などが求められます。これまでの経験では、担当した業務内容(書類作成、データ入力、電話・来客対応、スケジュール管理など)や使っていたツール(Excel、Word、会計ソフトなど)を具体的に記載すると、実務スキルのアピールにつながります。

▶︎一般事務職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

経理職

経理は会社の支出・収入を管理し、日々の帳簿から決算まで幅広い業務を担当します。担当していた業務内容(仕訳・伝票処理、月次・年次決算など)を明記し、会計ソフトの使用経験や資格(簿記など)もあわせて記載すると効果的です。ミスのない正確な処理能力や業務効率化の工夫もアピールポイントになります。

▶︎経理職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

人事職

人事は採用活動から労務管理、社員教育や制度設計まで幅広く関わる職種です。担当していた分野(中途採用、新卒採用、人材育成、評価制度の運用など)を明確にし、改善した成果や関係部署との連携エピソードなどを記載すると説得力が増します。人と組織を支える立場としての調整力もアピールしましょう。

▶︎人事職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

総務職

総務は会社全体を支える縁の下の力持ち的な存在で、備品管理、社内行事、施設管理、契約書管理など多岐にわたる業務を担当します。幅広い業務の中でどんな工夫をし、どのように社内環境の改善に貢献したかを具体的に書くと効果的です。調整力や対応力の高さも評価されやすいポイントです。

▶︎総務職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

法務職

法務は契約書の作成・チェック、コンプライアンス対応、社内規定の整備など、企業活動のリスク管理を担う重要な職種です。担当していた業務範囲、対応した法的課題、法的知識を活かして問題を解決した経験などを明記しましょう。資格(行政書士、司法書士など)や英語対応経験もプラス要素になります。

▶︎法務職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

広報IR、広報職等

広報IR、広報職は企業の対外的な印象を左右する重要なポジションです。広報ではプレスリリースの作成やメディア対応、社内報の発行などが中心となり、IRでは株主・投資家への情報発信や資料作成などが求められます。具体的な成果や対応メディア、改善した取り組みを記載すると効果的です。

▶︎広報IR、広報職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

マーケティング職の職務経歴書テンプレート

マーケティング職には、市場分析力、データに基づく戦略立案力、実行力などが求められます。これまでに携わった業務内容(プロモーション企画、広告運用、SNS運用、SEO対策、ブランディングなど)を具体的に記載しましょう。

成果は**数値(例:CV率向上、PV増加、CPA削減など)**で示すと説得力が増します。ツール使用経験(Google Analytics、広告プラットフォーム、MAツールなど)も一緒に記載すると実務スキルが伝わりやすくなります。

  • Webマーケター
  • 広告運用担当
  • コンテンツマーケティング
  • CRM・データマーケティング

▶︎マーケティング職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

IT系職種の職務経歴書テンプレート

スーツを着た若い男性がパソコンの前に座っていて、人差し指で前の方を指している。

IT系職種では、専門スキル、論理的思考力、課題解決力に加えて、最新技術への理解やチームでの開発経験も求められます。

担当したプロジェクトや使用した言語・ツール・フレームワークを具体的に記載すると、即戦力としてのアピールになります。
開発・設計・インフラ構築・デザイン・運用保守など、どの工程にどのように関わったかを明確にすることが重要です。

Webデザイナー

Webデザイナーは、UI/UXを意識したデザインスキルに加え、コーディングやCMS運用などの実務経験も評価されます。これまでに制作したサイトのジャンルや担当領域(ワイヤーフレーム作成/ビジュアルデザイン/HTML・CSSコーディングなど)を具体的に記載しましょう。使用ソフト(Photoshop、Figmaなど)や、SEOを意識したデザインの工夫もアピールになります。

▶︎Webデザイナー職のテンプレートで職務経歴書を作成する

SE・IT系技術職

SE・IT系技術職では、担当した開発案件の内容、使用した言語やフレームワーク、関わった工程(要件定義/設計/開発/テスト/運用など)を具体的に記載することが重要です。チーム体制や開発規模、成果物の概要もあわせて書くと説得力が増します。自己解決力や業務改善に関わった経験などもプラス評価につながります。

  • システムエンジニア(SE)
  • インフラエンジニア
  • アプリ開発エンジニア

▶︎SE・IT系技術職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

電気・機械系技術職の職務経歴書テンプレート

電気・機械系技術職では、専門的な知識・技術力、設計や開発の経験、品質管理や保守対応力が求められます。これまでに担当した製品や工程(回路設計、機構設計、CADでの図面作成、設備保全、試作・量産対応など)を具体的に記載しましょう。

使用したツールや対応した不具合事例、業務改善の取り組みなどを加えることで、実践力と応用力を伝えることができます。

  • 電気設計エンジニア
  • 機械設計エンジニア
  • 製造技術/生産技術設備保全
  • メンテナンス技術者

▶︎電気・機械系技術職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

医療・福祉系の専門職の職務経歴書テンプレート

医療・福祉系の専門職では、専門的な知識と資格、患者や利用者への寄り添い、チームでの連携力が重視されます。

これまでの勤務先の種類(病院/施設/クリニックなど)、担当業務、対応した症例や対象者の特徴などを具体的に記載することで、実務経験が伝わりやすくなります。夜勤対応、チーム内での役割、業務改善への取り組みなどもアピールになります。資格や研修履歴も忘れずに記載しましょう。

 

看護師

看護師は、配属された診療科や対応した患者層(急性期/慢性期/在宅など)を明記し、具体的なケア内容や業務範囲を記載しましょう。夜勤やチーム看護の経験、後輩指導や患者・家族対応の工夫もアピールポイントです。

対応力・判断力・コミュニケーション力が評価されやすい職種です。

▶︎看護師のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

保育士

保育士の職務経歴書保育士は、担当クラスの年齢(乳児/幼児)、1日の保育内容、安全管理、保護者対応などの経験を明記しましょう。行事運営や職員間の連携、保育計画作成に携わった経験なども具体的に書くと実績が伝わりやすくなります。子ども一人ひとりに寄り添う姿勢も大切なアピール要素です。

▶︎保育士職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

介護士、介護福祉士

介護職では、勤務先の種類(特別養護老人ホーム、デイサービス、訪問介護など)や、対象者(要介護度)、具体的な介助内容(食事/入浴/排泄など)を記載しましょう。記録業務やレクリエーション企画、家族対応、他職種との連携など、現場での工夫や配慮もアピールに繋がります。

▶︎介護職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

薬剤師

薬剤師は、病院・調剤薬局・ドラッグストアなど、勤務先ごとの業務内容が異なります。調剤業務、服薬指導、在宅医療対応などの経験を具体的に記載し、扱った薬品の種類や取り組んだ改善事例なども加えましょう。

患者対応の丁寧さや多職種連携の経験も伝えると効果的です。

▶︎薬剤師職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

歯科衛生士

歯科衛生士は、担当していた業務(スケーリング/ブラッシング指導/予防処置など)や、患者の年齢層、1日の対応件数などを記載すると、実務経験が伝わりやすくなります。歯科医との連携や院内の衛生管理への取り組み、接遇力なども評価されるポイントです。

▶︎歯科衛生士職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

理学療法士(PT)

理学療法士(PT)は、対応した対象(整形/脳血管/スポーツ/高齢者など)、リハビリ内容、施設の種類(病院、訪問、介護施設など)を記載すると効果的です。1日の対応件数や使用した機器、チーム医療での役割、治療計画の作成・見直しなどの経験もアピールになります。▶︎理学療法士職のテンプレートで職務経歴書を作成する

▶︎理学療法士のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

作業療法士(OT)

作業療法士(OT)は、身体・精神・発達領域など、対応した分野や具体的な支援内容(日常生活動作訓練、創作活動など)を明記しましょう。施設種別や患者の状態、関係機関との連携経験も加えると、業務の幅広さと実践力が伝わります。

▶︎作業療法士職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

栄養士

栄養士は、献立作成、栄養指導、調理業務、衛生管理など、担当していた業務内容や対象施設(保育園/病院/福祉施設など)を明記しましょう。食育活動、行事食の企画、アレルギー対応の工夫なども具体的に記載すると印象がアップします。

▶︎栄養士のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

言語聴覚療法士

言語聴覚療法士(ST)は、対応した疾患や症状(失語症、摂食・嚥下障害など)、リハビリ内容、対象年齢などを具体的に記載しましょう。訓練方法や評価法、患者・家族との関わり方、チーム内での役割も加えると、実績が伝わりやすくなります。

▶︎言語聴覚療法士職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

各種施工管理技士(現場監督)の職務経歴書テンプレート

施工管理技士は、現場の安全管理、工程・品質・原価のコントロール、協力会社との調整力などが求められる重要な職種です。これまでに担当した工事の種類(建築/土木/電気/管工事など)、現場規模、工期、担当フェーズ(施工計画/現場管理/検査対応など)を具体的に記載しましょう。保有資格(1級・2級施工管理技士など)や、トラブル対応・工程短縮の工夫、現場でのリーダー経験もアピール材料になります。

  • 現場監督
  • 建築施工管理技士
  • 土木施工管理技士
  • 電気工事施工管理技士
  • 管工事施工管理技士

▶︎各種施工管理技士、現場監督のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

ドライバー

テンプレートドライバー職では、安全運転の意識、時間管理能力、ルート把握力、丁寧な対応力などが求められます。これまでの経験では、担当していた車両の種類(トラック、タクシー、バスなど)や配送エリア、1日の走行距離、積載物などを具体的に記載すると、実務経験が伝わりやすくなります。

また、無事故・無違反の実績、納品トラブル対応、業務改善の工夫(積み込み効率化など)もアピールポイントです。保有している運転免許の種類や取得年も忘れずに記載しましょう。配送ドライバールート配送タクシードライバー送迎ドライバー

▶︎ドライバー職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

リサーチ職の職務経歴書テンプレート

リサーチ職では、情報収集力、分析力、論理的な考察力が求められます。これまでに担当した調査の種類(市場調査、競合分析、ユーザーインタビュー、データ分析など)や、その目的と成果を具体的に記載しましょう。

使用したツール(Excel、SPSS、Tableau、アンケートツールなど)や、報告書・提案資料の作成経験もアピールポイントです。自ら課題を見つけて調査を企画・実行した経験があれば、積極的に書くと評価されます。

  • 市場リサーチ
  • ユーザーリサーチ
  • 競合分析担当
  • データアナリスト補助

▶︎リサーチ職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

メディカル・化学・食品開発系職の職務経歴書テンプレート

メディカル・化学・食品開発系の職務経歴書テンプレートメディカル・化学・食品開発系の職種では、専門知識、研究・実験の経験、データの正確な取り扱いが求められます。これまでに携わった研究テーマや開発対象、使用した機器や手法、得られた成果を具体的に記載しましょう。また、論文執筆や学会発表の経験、チームでの共同研究などもアピール材料になります。安全管理や品質管理の知識・経験がある場合は、それも評価につながります。

  • 医薬品・医療機器の研究開発
  • 化学製品の開発
  • 分析食品の成分分析
  • 商品開発品質管理、試験評価

▶︎メディカル・化学・食品開発系職のテンプレートで職務経歴書を作成する

 

 

職務経歴書テンプレートを使うメリット

職務経歴書は転職活動において、自分のキャリアや実績をアピールするための重要な書類です。多くの求職者にとって「どのように書けばよいか」という悩みがつきものですが、テンプレートを利用することで様々なメリットが得られます。ここでは、職務経歴書テンプレートを活用する具体的なメリットについて詳しく解説します。

>履歴書サイズはA4・B5どっちが正解?採用担当者に聞く選び方や印刷方法

 

より早く職務経歴書が書ける、大幅な時短

職務経歴書テンプレートの最大のメリットは、作成時間の大幅な短縮です。一から文書を作成する場合、レイアウトの設計やフォーマットの調整に多くの時間を費やしてしまいます。

ですがテンプレートを使用すれば、基本的な構成や項目が既に設定されているため、自分の経歴や実績を当てはめるだけで完成度の高い職務経歴書を短時間で作成できます。また、複数の企業への応募時も、基本フォーマットはそのままに内容を微調整するだけで済むため、効率的に転職活動を進められます。

 

書く項目を見ればわかる、書き漏れも無い

職務経歴書には、基本情報、職務経歴、スキル、資格など多岐にわたる項目を記載する必要があります。初めて作成する方や久しぶりに更新する方は、必要な項目を把握しきれず、重要な情報を書き漏らしてしまうケースがよくあります。

テンプレートを使用すれば、記載すべき項目が明確に示されているため、書き漏れのリスクを大幅に減らすことができます。例えば、「業務内容」だけでなく「その業務での成果」や「使用したツール・技術」なども記載項目として明示されていれば、より具体的かつ詳細な職務経歴書を作成できます。

 

採用担当者が内容を把握しやすい

採用担当者は日々多くの職務経歴書に目を通しています。
彼らにとって、一般的なフォーマットに沿った職務経歴書は内容を把握しやすく、効率的に評価できるというメリットがあります。
独自のレイアウトや特殊な構成は、逆に読みづらさを生じさせる可能性があります。

ですが、よく使われているテンプレートやフォーマットでは、情報の配置や見出しの付け方など、採用担当者が短時間で必要な情報を得られるよう工夫されているのです。

例えば、「職務要約」を冒頭に配置したり、「担当業務」と「成果・実績」を明確に分けたりすることで、採用担当者は応募者のキャリアの全体像と詳細を効率よく把握できます。

>【例文付き】職務経歴書の書き方

>履歴書の書き方完全ガイド|見本付きで履歴書作成方法を全て解説!

 

職務経歴書をうまく使うポイント・パソコン作成のコツ

職務経歴書のテンプレートを活用する際には、単に情報を埋めるだけでなく、効果的に使いこなすためのコツがあります。この章では、テンプレートを最大限に活用するポイントとパソコンでの作成テクニックを解説します。

 

自分に合ったテンプレートを選ぶ

職務経歴書のテンプレートは数多く存在しますが、すべてが自分の経歴やキャリアプランに合っているわけではありません。適切なテンプレート選びが重要です。

まず、自分の職種や業界に特化したテンプレートを選ぶことで、その業界で重視される経験やスキルを適切に強調できます。

また、自分のキャリアの特徴に合わせたテンプレートを選ぶことも大切です。

 

テンプレートの例文や書き方の見本を参考にする

多くのテンプレートには例文や記入サンプルが付属しています。
例文をそのまま使うのではなく、文章構造や表現方法を学び、自分の経験に置き換えましょう。

効果的な表現例

・「〜を20%向上させた」
・「チームを率いて〜を達成した」
・「新規プロジェクトを立ち上げ、〜」

また、量的な成果(売上、コスト削減額、改善率など)は可能な限り数字で表現すると説得力が増します。これらは例文からヒントを得て、自分の実績に置き換えるとよいでしょう。

 

文章を左寄せにする

職務経歴書のレイアウトにおいて「左寄せ」は見落とされがちですが、実は読みやすさに大きく影響します。
多くの人は文章を左から右へ読む習慣があるため、左寄せのテキストは自然に読みやすいのです。

テンプレートをパソコンで編集する時は、テキストを選択して「左揃え」のオプションを選ぶだけで簡単に設定できます。

 

適切なフォントとサイズを選ぶ

職務経歴書の読みやすさと印象は、選ぶフォントとサイズによって大きく左右されます。

おすすめフォント

基本的には「MS明朝」や「MSゴシック」などの標準フォントを使用するのが無難です。これらのフォントは多くのパソコンにインストールされているため、データで送付した場合でも表示崩れが起こりにくいという利点があります。

職務経歴書のフォントサイズ

フォントサイズは本文で10〜12ポイント程度が読みやすいとされています。見出しは本文より2〜4ポイント大きくすることで、階層構造が明確になります。

 

余白と行間を適切に設定する

どんなに内容が優れていても、ぎっしりと詰まった文章は読む気を失わせてしまいます。適切な余白と行間は、情報の整理と読みやすさに直結します。

>履歴書作成はパソコンと手書きどっちがいい?PCの簡単な方法や無料テンプレート、メリットを解説

 

テンプレートを使った後のチェックポイント

職務経歴書のテンプレートを使って一通り作成した後は、提出前に必ずチェックが必要です。
採用担当者に好印象を与える職務経歴書にするために、以下のポイントを確認しましょう。

 

誤字脱字はないか?

誤字脱字は、あなたの注意力や細部へのこだわりの欠如を示すシグナルとなります。
特に「社名」「人名」「専門用語」の誤りは避けたいので、以下の方法でチェックを徹底しましょう。

  • 他人(第三者)に読んでもらう
  • 一度印刷して紙で確認する(画面とは違った視点でチェックできる)
  • 時間を置いて再度確認する(1日以上空けるとより客観的に見られる)

 

保存形式に注意する(PDF保存が一般的)

完成した職務経歴書は、適切なファイル形式で保存することも重要なポイントです。

一般的に推奨されるのはPDF形式です。
PDFはどのデバイスでも同じレイアウトで閲覧でき、編集されにくいという利点があります。

>履歴書をPDF化する方法|簡単3ステップ!作成からダウンロードまで

 

自己PRを応募企業ごとに違う内容に変えているか?

テンプレートを使う最大の落とし穴は、「使い回し」の印象を与えてしまうことです。
特に自己PRは、複数企業に応募する場合など、応募企業の求める人材像や業務内容に合わせてカスタマイズすることが極めて重要です。

・企業名をファイル名に入れて保存する(例:「職務経歴書_山田太郎_○○株式会社用.docx」)
・面接前に再度自分が提出した内容を確認し、一貫性のある説明ができるようにする

などの対策が可能です。

>履歴書は使い回しても良い?|コピーがダメな理由や対策法を完全解説!

 

経歴の日付や期間に矛盾はないか?

職務経歴の日付に矛盾があると、情報の信頼性全体が疑われる原因になります。以下の点を特に確認しましょう。

  • プロジェクト期間と所属企業の在籍期間に矛盾がないか
  • 西暦と和暦が混在していないか(どちらかに統一する)

>履歴書には西暦か和暦かどっちで書くべき?生年月日や入学年等の書き方と注意点

 

これらのチェックポイントを確認することで、テンプレートを使いながらも、あなたの個性や強みが伝わる質の高い職務経歴書に仕上げることができます。

 

職務経歴書テンプレート(フォーマット)に関するよくある質問

職務経歴書の作成において、多くの方が疑問や不安を抱えています。ここでは、テンプレートを活用する際によく寄せられる質問とその回答をまとめました。転職活動をスムーズに進めるためにぜひ参考にしてください。

 

履歴書と職務経歴書は何が違っていますか?

履歴書と職務経歴書は、転職活動において両方とも重要な書類ですが、その役割は大きく異なります。

履歴書は、個人情報(氏名、住所、連絡先など)、学歴、職歴を簡潔に一覧形式で記載する書類です。
すなわち、基本情報をまとめて確認できるものです。

一方、職務経歴書は、これまでの職務経験を詳細に記載し、自分のスキルや実績、強みをアピールするための書類です。「職務経歴書」と名前がついていますが、単なる経歴の羅列ではなく、自己PRの要素も含まれる重要な書類です。

特に中途採用では、あなたの実務経験や成果が評価の対象となるため、職務経歴書の完成度が採用結果を左右するとも言えます。

>職務経歴書と履歴書は両方作成が必要?違いや書き方を完全解説|無料テンプレート付き

 

転職を何回かしている場合、職務経験はどう書くべき?

転職回数が多い場合は、職務経歴書の書き方に工夫が必要です。

まず、経歴を「編年体形式」か「キャリア形式」のどちらかに整理しましょう。転職回数が多い場合、キャリア形式が有効なことがあります。これは職種やプロジェクト別に経験を整理する方法で、一貫したキャリアストーリーを伝えやすくなります。

次に、各職場での在籍期間を正確に記載することが重要です。短期間での転職が続いている場合も、事実を隠さず記載しましょう。代わりに、各職場で得た経験や成長を具体的に記述し、キャリアの一貫性や発展性をアピールします。

 

スマホでも職務経歴書は作れますか?

はい、スマートフォンでも職務経歴書は作成可能です。現在では様々なアプリやサービスが提供されており、外出先でも手軽に作成・編集できる環境が整っています。

Yagishスマホアプリで職務経歴書を作成

Yagishは履歴書を無料で作成、PDF保存までできる非常に便利なサイトです。
PCでもスマホでも、オンラインで利用できる豊富なテンプレートがあるので、ぜひ確認してみてくださいね。

>ヤギッシュのスマホアプリの詳細はこちら

 

職務経歴書に写真はいりますか?

基本的に、職務経歴書に写真を貼る必要はありません。履歴書には写真を貼るのが一般的ですが、職務経歴書はあくまでもあなたの職務経験やスキルを伝えるための書類であり、写真の添付は必須ではありません。

 

パソコンのスキルってどう書けばいいでしょうか?

具体的なソフトウェア名とそのスキルレベルを明記するのが効果的です。

例えば、「Microsoft Excel(関数、ピボットテーブル、マクロの作成が可能)」のように、単にソフト名を挙げるだけでなく、どの程度のレベルまで使いこなせるかを具体的に示すことが重要です。

また、業務での活用事例も併せて記載するとより説得力が増します。例えば「Excelのマクロを活用して在庫管理業務を自動化し、作業時間を30%削減」のように、スキルをどのように業務に活かしたかを具体的に記述します。

 

ExcelやWordでの作成はどうでしょうか?

ExcelやWordを使用した職務経歴書の作成もよく行われています。

ただ、最近はネットで作成からPDFダウンロードまで完結する無料サービスが多くあるので、そういった方法もおすすめです。

 

テンプレート(フォーマット)の使用が採用担当者に悪い印象として映りませんか?

テンプレートを使用すること自体は、採用担当者に悪い印象を与えることはありません。むしろ、適切なテンプレートを使用することで、情報が整理され、読みやすい職務経歴書になるというメリットがあります。

採用担当者は多くの職務経歴書を短時間で確認する必要があり、情報が整理されていることで必要な情報を効率よく把握できます。テンプレートを使用することで、一般的に期待される情報が漏れなく含まれるという安心感もあります。

 

履歴書・職務経歴書を企業に送る時はどうすれば良いですか?

履歴書と職務経歴書を企業に送る際の方法は、応募方法や企業の指定によって異なります。

ですが一般的には次の方法があります。

・直接持参し面接

・郵送

・メールで送信

基本的には会社から指示があるので、それを守って提出します。

>履歴書のメールでの送り方・書き方を例文とともに完全解説|マナーや注意点、添付での送付方法

>【例文付き】新卒が履歴書をメールで送る際のマナーと書き方、注意点

 

まとめ

職務経歴書を作成する際、テンプレートの活用は多くのメリットがあります。時間短縮はもちろん、必要項目の記入漏れを防ぎ、採用担当者に見やすい形式で情報を提供できます。適切なテンプレートを選び、フォントの統一や誤字脱字のチェック、企業ごとの自己PRのカスタマイズなど細部に気を配ることが大切です。また送るときは、PDFに変換して提出するのが一般的です。

テンプレートを基にしながらも、自分らしさを表現することで、形式的な書類ではなく、あなたの強みや実績が伝わる職務経歴書が完成します。今回ご紹介した職種別テンプレートをぜひダウンロードして、効果的な職務経歴書作成にお役立てください。

 

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監修者:島伸明

株式会社Yagishの取締役CMO。履歴書作成サービス「Yagish(ヤギッシュ)」の成長を牽引し、2024年には800万UUを突破、会員登録者数160万人を達成するなど、日本のキャリア支援市場で高い実績を誇る。大手企業での新規事業・海外事業に加え、複数の企業で取締役を歴任。事業企画、EC、エンタメ、ゲーム開発、マーケティング、コンサルティングと多岐にわたる分野で豊富な経験を持ち、キャリア形成に深い知見を持つ。