家族構成の書き方見本|履歴書の続柄・順番や書類の注意点
最終更新日:2026/08/05
目次を開く目次
この記事でわかること
・続柄や記載順など、家族構成を正しく書くための基本ルール
・一人暮らしや実家暮らしといった状況別の具体的な記入例
・福利厚生の手続きなど、企業が家族構成を求める理由
履歴書などの書類で家族構成の書き方に迷う方に向けて、正しい続柄や記入の順番を具体的な見本と共に解説します。
扶養家族申告書や年末調整の書類作成時にも役立つ基本ルールから、一人暮らしや単身赴任といった状況別のケースまで網羅的に説明します。
この記事を読めば、書類作成時の家族構成に関する疑問点が解消され、正確な書類を仕上げることが可能です。
履歴書の書き方全般については「履歴書の書き方完全ガイド」で詳しく紹介しています。
家族構成を書く前に知っておきたい基本
履歴書などの書類で家族構成を記入する際は、いくつかの基本的な前提があります。
誰を家族として記載するのか、その範囲はどこまでか、また応募者本人をどのように扱うかといった点を最初に理解しておくことが重要です。
これらの基本を押さえることで、迷うことなくスムーズに書き進められます。
家族として記載する範囲は同居家族が基本
家族構成の欄には、原則として生計を共にしている同居の家族を記載します。
住民票の世帯が同じ家族と考えると分かりやすいでしょう。
ただし、単身赴任や子供の進学などで一時的に別居していても、仕送りなどで生計が一つであれば同居の家族に含めるのが一般的です。
すでに独立して生計を別にしている親や兄弟姉妹など、同居していない親族まで書く必要はありません。
応募者本人も忘れずに含めて記載する
家族構成の記載については、特定の状況や書類の指示に従う必要があります。本人を含めて記載する場合と、本人を含めないで記載する場合がありますので、提出先の指示を確認することが重要です。
書類の家族構成欄を正しく埋める4つの基本ルール
履歴書や公的な書類にある家族構成の欄には、書き方のマナーやルールが存在します。
続柄の正式名称を使うことや記載する順番など、基本的な4つのルールを押さえることで、誰が見ても分かりやすい正確な書類を作成できます。
それぞれのルールについて、具体的なポイントを詳しく見ていきましょう。
ルール1:続柄は「父」「母」などの正式名称で書く
家族構成における続柄は、「お父さん」や「お母さん」といった日常的な呼び方ではなく、正式な名称で記入します。
例えば、両親は「父」「母」、祖父母は「祖父」「祖母」、配偶者は「夫」「妻」と書きます。
配偶者の両親であれば「義父」「義母」となります。
続柄の正しい書き方を守ることは、社会人としての一般常識を示すことにもつながります。
ルール2:世帯主を筆頭に年齢順で記載する
記載する順番は、住民票上の世帯主を一番上に書くのが基本です。
次に配偶者がいれば配偶者を書き、その後に子供や同居の親族を年齢の高い順に続けます。
応募者本人は、その序列に応じた位置に記載します。
例えば、父親が世帯主の実家に住んでいる場合、父、母、本人といった順番になります。
ルール3:職業は「会社員」「学生」のように簡潔に書く
職業欄には、具体的な会社名や役職、学校名までを詳細に書く必要はありません。
「会社員」「公務員」「自営業」「パートタイマー」「学生」のように、職業の種別が分かるように簡潔に記載します。
定年退職後や未就労の場合は「無職」、家事に従事している場合は「主婦(主夫)」または「なし」と記入します。
乳幼児など職業に就いていない家族も同様に「なし」で問題ありません。
ルール4:本人の欄には「本人」と明記する
提出する書類の種類によっては、家族構成の欄に本人を含めることがあります。その際の続柄や記載方法は、各書類の指示に従ってください。本人を含める場合は、氏名、年齢、現在の職業などの情報を記入することが求められる場合があります。これにより、書類の提出先が家族構成の中から応募者本人を識別しやすくなります。
この点は、書類作成における確認すべきポイントの一つです。
【見本一覧】間違いやすい続柄の正しい書き方
家族構成を記入する際、続柄の正式名称を正しく使うことが重要です。
特に配偶者やその家族、兄弟姉妹などを記載する際に間違いやすいため注意が必要です。
以下に、関係性ごとの正しい続柄の見本を一覧で示しますので、書類作成の際に確認してください。
この続柄の書き方は、履歴書だけでなく公的な書類全般で共通です。
自分の親:父、母
自分の祖父母:祖父、祖母
自分の兄弟姉妹:兄、姉、弟、妹
配偶者:夫、妻
子ども:子(または長男・長女など)
配偶者の親:義父、義母
配偶者の兄弟姉妹:義兄、義姉、義弟、義妹
兄や姉の配偶者:義姉、義兄
【状況別】家族構成の書き方と具体的な記入例
家族の形態はさまざまであり、自身の状況に合わせて正しく記載することが求められます。
ここでは「一人暮らし」「実家暮らし」「結婚している」など、代表的な状況を想定した家族構成の書き方と具体的な記入例を紹介します。
見本を参考に、ご自身のケースに最も近い例を確認して書類作成に役立ててください。
一人暮らしで単身世帯の場合
一人暮らしで住民票も独立している単身世帯の場合、家族構成欄は「なし」と記載するか空欄にするのが一般的です。書類によっては「本人のみ」と記入する場合もあります。世帯主は本人となります。年齢や職業も忘れずに記入してください。
実家で暮らす親や兄弟姉妹など、生計を別にする家族の情報を書く必要はありません。
実家で親と同居している場合
実家で親と同居している場合は、住民票上の世帯主を筆頭に、同居している家族全員を記載します。
一般的に父親か母親が世帯主であることが多いため、その世帯主から書き始めます。
例えば父親が世帯主の場合、「父」「母」の順に記載し、次に自分や兄弟姉妹を年齢順に書きます。
祖父母が同居し、同じ世帯であれば同様に記載が必要です。
結婚して配偶者や子どもがいる場合
結婚して配偶者や子どもと新しい世帯を築いている場合は、自分が世帯主であれば本人を筆頭に記載します。
次に配偶者(「夫」または「妻」)、その後に子どもを年齢順に「子」や「長男」「長女」として記入します。
例えば、夫婦と子供2人の4人家族であれば、「本人」「妻」「長男」「長女」という順番が一般的です。
同居している親がいる場合は、続けて記載します。
履歴書の配偶者・扶養家族欄の書き方と記入ポイントは「履歴書の配偶者・扶養家族欄の書き方と記入ポイント」で詳しく紹介しています。
単身赴任などで家族と別居している場合
転勤による単身赴任や、子どもの進学などで一時的に家族と別居している場合、その扱いについては、制度によって判断が分かれることがあります。例えば、国税庁の定める扶養控除においては、生計を共にしていると認められる場合は扶養親族に含めることができます。一方で、総務省統計局の国勢調査では、生活費の仕送りをしていても、実際に離れて暮らしている場合は別世帯として扱われます。もし備考欄などがあれば、「単身赴任中」や「〇〇(長男)は大学進学のため別居中」のように補足することで、状況をより正確に伝えられます。
離婚して子どもがいる場合
離婚して未成年の子どもを引き取り、同居している場合は、応募者本人と子供の情報を記載します。
この場合、元配偶者の情報を記入する必要はありません。
自分が世帯主であれば、続柄「本人」として自分を筆頭に書き、次に「子」や「長男」「長女」として子どもの情報を記載します。
書類上で離婚の事実について詳しく触れる必要は通常ありません。
AIがサポート!履歴書作成ツール「ヤギッシュ」で書類作成を効率化
家族構成欄をはじめ、履歴書の作成には多くの時間と手間がかかります。
手書きやPCでのフォーマット作成が苦手な方には、履歴書作成ツールの活用がおすすめです。
例えば「ヤギッシュ」のようなサービスでは、ガイドに従って情報を入力するだけで、レイアウトの整った書類を簡単に作成できます。
AIによる自己PRの文章提案機能などを利用すれば、書類作成全体の負担を大幅に軽減できるでしょう。
履歴書作成ツールの活用については「ヤギッシュ」で詳しく紹介しています。
【福祉・介護向け】専門的な家族構成図(ジェノグラム)の書き方
福祉、介護、看護、教育といった対人援助の現場では、クライアントの家族関係を視覚的に把握するためのツールとして「ジェノグラム」と呼ばれる家族構成図が用いられます。
これは単なる家系図とは異なり、特定の記号や線を用いて家族間の関係性や重要な出来事まで表現するものです。
この専門的な図の基本的な書き方や、記号の意味について解説します。
人物を表す基本記号(性別・年齢)
ジェノグラムでは、人物を特定の基本記号で表現します。
男性は四角、女性は丸で示し、記号の中に現在の年齢を記入するのがルールです。
分析の対象となる本人は、二重の四角や丸で囲んで明確に示します。
すでに亡くなっている家族は記号の中に×印をつけ、出生年と死亡時の年齢を併記します。
性別が不明な場合や妊娠中を示す際には三角が使われることもあります。
関係性を表す線の種類(婚姻・離婚・同居)
人物を表す記号同士をさまざまな種類の線で結び、家族間の関係性を示します。
正式な結婚は実線で結び、夫婦の記号を横に並べます。
離婚した場合は、婚姻を表す実線の中央に二重の斜線を入れます。
内縁関係や同棲の場合は破線で、別居の場合は婚姻線に一本の斜線で表現します。
また、現在同居している家族全員を点線で囲むことで、生活単位を明確に図示できます。
企業が履歴書で家族構成を確認する理由とは?
応募企業が家族構成を確認する際には、社会保険手続きや福利厚生、緊急時の連絡体制の整備といった実務的な目的がある場合があります。ただし、採用選考時に家族構成を尋ねることは、就職差別につながるおそれがある「配慮すべき事項」とされており、原則として認められていません。企業が情報を求める背景を理解することで、適切な情報提供ができるでしょう。
職場環境を整える上で、入社後に必要となる情報を把握することが主な目的です。
扶養手当など福利厚生の手続きに必要
企業が家族構成を確認する最も一般的な理由は、入社後の事務手続きのためです。
特に、扶養手当や家族手当といった福利厚生の支給額を算定する際に、扶養家族の有無や人数が根拠となります。
また、健康保険の被扶養者としての加入手続きや、所得税の年末調整で配偶者控除や扶養控除を適用するためにも、家族の情報は不可欠です。
緊急連絡先を把握する目的
従業員が勤務中に事故に遭ったり、急な病気で倒れたりした場合に備え、企業は速やかに連絡が取れる緊急連絡先を把握しておくことが望ましいとされています。特に一人暮らしの従業員の場合、緊急時に頼れる同居家族がいないため、実家の連絡先などを別途確認することがあります。これは、従業員の安全に配慮し、緊急時の対応を円滑に行うための重要な目的です。
近年、家族構成欄のない履歴書が増えている背景
近年、応募者のプライバシーを尊重し、就職差別につながる可能性のある情報を排除する観点から、家族構成欄のない履歴書の様式が増えています。
2021年4月に厚生労働省が公表した新たな履歴書様式例では、「扶養家族数(配偶者を除く)」「配偶者」「配偶者の扶養義務」といった項目が削除されました。これは、2020年7月に日本規格協会がJIS規格の解説の様式例から履歴書の様式例を削除したことを受け、厚生労働省が検討を進めた結果です。
これは、家族構成といった応募者本人の能力や適性とは直接関係のない情報で採用の可否が判断されることを防ぐ社会的な要請を反映したものです。
家族構成の書き方に関するよくある質問
家族構成の書き方について、特に判断に迷いやすいイレギュラーなケースや、言葉の選択に関する疑問点をQ&A形式でまとめました。
別居している家族の扱いや、内縁関係の場合の記載方法など、具体的な質問に回答します。
家族構成の続柄で「妻」と「嫁」はどちらを使うべきですか?
公的な書類では、続柄は「妻」と記載するのが正解です。
「嫁」は、夫の親から見た息子の配偶者を指す言葉であり、本人が自分の配偶者を指す言葉としては不適切とされています。
同様に、男性の場合は「夫」と記載し、「主人」や「旦那」といった表現は避けます。
別居している大学生の子どもは家族構成に含めるべきですか?
含めるのが一般的です。
大学生の子どもが進学のために別居していても、親が学費や生活費を仕送りして生計を共にしている場合は、税法上・社会保険上の扶養家族と見なされます。
そのため、家族構成に子供として記載し、備考欄に「就学のため別居中」と書き添えるとより丁寧です。
内縁のパートナーやその子どもがいる場合、家族構成はどのように書けば良いですか?
続柄の欄に「内縁(夫)」または「内縁(妻)」と記載します。
あるいは、婚姻の意思があり生計を共にしていることを示す「夫(未届)」「妻(未届)」という書き方も可能です。
その子どもは続柄を「子」とします。
事実婚関係は、社会保険の扶養に入れる場合もあるため、正確に申告することが重要です。
まとめ
履歴書などの家族構成欄は、定められたルールに従って正確に記入することが大切です。
続柄は正式名称を用い、世帯主を筆頭に年齢順で記載するのが基本となります。
また、職業は「会社員」のように簡潔に書き、応募者本人も忘れずに含める必要があります。
一人暮らしや結婚、別居など、それぞれの状況に応じた正しい書き方を理解し、不備のない書類を作成しましょう。
この記事に関連するおすすめの求人
未経験歓迎【電気工事スタッフ】*土日祝休み*面接1回*賞与あり
-
東京都北区滝野川5-5-2
-
250,000円〜500,000円
-
■8:30~17:30(実働8時間) ★残業少なめ!月平均20~30時間程度
設備管理(モニター監視・巡回)|未経験OK/月給20万~/大手工場
-
熊本県菊池郡大津町平川
-
200,000円〜250,000円
-
3交替制/休憩45分 ①早番:7:00~15:45 ②遅番:15:35~24:00 ③夜勤:23:50~7:10 ■6勤2休で、 3つの勤務時間を順番にローテーションします。
【今年10月開所予定】まちづくりをする就労継続支援B型事業所のサービス管理責任者を募集!
-
北海道江別市野幌末広町6番地の1
-
300,000円〜370,000円
-
9:00-19:00のうち9時間拘束(休憩1時間)

