2025.02.03

履歴書の本人希望欄の書き方を徹底解説|記入例・NG例・空欄にしてもいい?

「履歴書の本人希望欄、どのように書けばいいんだろう?」

「本人希望欄って記入必要なの?空欄でもいいの?」

履歴書を書いていると、このようなことを悩む人は多いのではないでしょうか?

・適切な書き方で採用担当者に好印象を与えたい

・実際の記入例、NG例が知りたい

・希望職種や勤務地、雇用形態、年収など、何をどのように書けば効果的なのか

など、いろいろな疑問に関してお答えします。

さらに、企業の採用担当者が本人希望欄をどのように見ているのか、その視点も踏まえて解説することで、より戦略的な書き方を学ぶことができます。転職活動や就職活動で成功を掴むために、ぜひこの記事を参考にして、あなたにとって最適な本人希望欄を作成してください。

 

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履歴書の本人希望欄とは何か

履歴書の本人希望欄とは、応募者が企業に対して、希望する職種、勤務地、雇用形態、待遇などを自由に記入できる欄のことです。自己PRとは異なり、自分のスキルや経験をアピールする場ではなく、あくまで企業への希望を伝えるための欄です。

応募者の希望を伝えることで、企業と応募者双方にとってミスマッチを防ぐ役割を果たします。

本人希望欄って記入必要?空欄でも良い?

履歴書に本人希望欄があるからといって、必ず記入しなければならないわけではありませんが、空欄は避けましょう。
後ほど詳しく書き方をお話しします。

履歴書に本人希望欄がある理由

本人希望欄が存在する主な理由は、企業と応募者双方にとって、採用プロセスをスムーズに進めるためです。

企業側は、応募者の希望を事前に把握することで、適切な配属先や仕事内容を検討することができます。
また、応募者側も、自分の希望を伝えることで、入社後のミスマッチを防ぎ、より満足度の高い仕事につくことができます。

具体的には、以下のようなメリットがあります。

本人希望欄のメリット

対象 メリット
企業
  • 応募者の希望を事前に把握し、適切な人材配置を行うことができる。
  • ミスマッチを減らし、採用後の早期退職を防ぐことができる。
応募者
  • 自分の希望する職種や勤務地を伝えることができる。
  • 入社後のミスマッチを防ぎ、仕事への満足度を高めることができる。

このように、本人希望欄は、企業と応募者双方にとって有益な情報源となるため、効果的に活用することが重要です。希望する職種や勤務地が明確な場合は、具体的に記入することで、企業の採用担当者に自分の希望をしっかりと伝えることができます。

 

履歴書の本人希望欄の書き方・例文

履歴書の本人希望欄は、あなたを採用担当者にアピールする貴重なスペースです。効果的に活用することで、選考通過の可能性を高めることができます。この章では、本人希望欄に書くべき内容とその具体的な書き方について解説します。

基本は、御社の規定に従いますと記載

基本的に履歴書の希望欄は、

「貴社の規定に従います。」

「御社の規定に従います。」

このどちらかを書いておけば問題ありません。

 

希望条件等は面接で話す

応募職種が明らかに明確な場合や、その他に絶対に書かなくてはならないと感じるものが無い場合は、基本的に「御社の規定に従います。」を書いておけば問題ありません。

その他の条件等は基本的には面接で話すことがほとんどです。

 

複数職種がある場合、希望職種を書いてもよい|例文

複数職種が募集されていたり、混乱を招く可能性がある場合は希望職種を書きましょう。

職種名を明確に

応募企業の募集要項に記載されている職種名と一致させることが理想的です。

 

希望勤務地を書く場合の例文

希望勤務地は、企業があなたの通勤可能性を判断する材料となります。勤務地を限定する場合は、その理由を明確に記述することで、企業側の理解を得やすくなります。転勤の可否についても明記しておきましょう。

 

勤務地を限定する場合の注意点

勤務地を限定する場合は、その理由を具体的に記述することが重要です。例えば、「家庭の事情により、〇〇市内に限定させていただきます」など。また、限定する範囲を明確にすることも大切です。「〇〇県内」「〇〇市近郊」など、具体的な範囲を記載しましょう。

 

希望する雇用形態を書く場合も|例文

正社員、契約社員、アルバイト、パートタイマーなど、場合によっては希望する雇用形態を明記しましょう。

例:アルバイト・パートタイマーを希望する場合

勤務可能な曜日や時間帯を具体的に記載することで、企業側の採用判断をスムーズにします。例えば、「週3日以上、1日5時間以上勤務可能です」など。また、土日祝日の勤務可否についても明記しておきましょう。

 

希望年収は基本書かない

希望年収は面接などで擦り合わせることが基本のため、書かないことをお勧めします。

 

履歴書の本人希望欄のNG例文・書き方

立ったまま資料を見ているスーツを着た若い女性

せっかく履歴書を作成しても、本人希望欄でマイナスの印象を与えてしまうと、選考に悪影響を与える可能性があります。
ここでは、本人希望欄で避けるべきNG例を具体的に解説し、適切な書き方を学びましょう。

企業側に失礼な書き方の例

企業や採用担当者に対して失礼な表現や態度は、選考以前に社会人としての常識を疑われてしまいます。謙虚な姿勢を忘れずに、敬意を持った表現を心がけましょう。

高圧的な要求

「絶対にこの条件でなければ入社しません」「御社でしか働きたくないので、必ず採用してください」といった高圧的な要求は、企業側に不快感を与えます。希望を伝える際も、あくまで「希望」として、謙虚な姿勢を保ちましょう。

傲慢な表現

「私は優秀なので、すぐに昇進させてください」「私の能力に見合う待遇を保証してください」といった傲慢な表現は、自己中心的で協調性がない人物という印象を与えかねません。自分の能力をアピールする際には、具体的な実績や経験に基づいて客観的に表現することが重要です。

企業研究不足を露呈する書き方

「貴社の事業内容には興味がありませんが、給与が良いので応募しました」「特にやりたい仕事はありませんが、とりあえず就職したいです」といった書き方は、企業研究が不足していることを露呈し、入社意欲を疑われてしまいます。企業の理念や事業内容への理解を示し、なぜその企業で働きたいのかを明確に伝えましょう。

希望条件を書きすぎる例

希望条件を書きすぎると、融通が利かない、わがままな人物という印象を与えてしまいます。本当に譲れない条件以外は、面接で相談するなど、柔軟な対応を心がけましょう。

給与・待遇に関する過剰な要求

「年収○○万円以上」「残業は一切したくない」「完全週休3日制でなければ入社しません」といった、過剰な要求は企業側の負担を増やし、採用をためらわせる要因となります。希望する給与や待遇は、業界の相場や企業規模を考慮した上で、現実的な範囲で提示しましょう。

勤務地・勤務時間に関する細かい指定

「自宅から○分以内の場所でなければ働けません」「○時~○時までしか勤務できません」といった、細かい指定は、企業側の業務運営に支障をきたす可能性があります。勤務地や勤務時間については、ある程度の柔軟性を持つことが重要です。ですが、介護や子供の送り迎えなどがある場合はその点は書いても問題ありません。

 

基本は貴社の規定に従いますと書けば安全

スーツを着た若い男性がパソコンの前に座っていて、人差し指で前の方を指している。

基本、履歴書の本人希望欄は「貴社の規定に従います。」としておけば問題はないので、書き方がわからない場合などはそう書いておきましょう。詳しい内容は面接で擦り合わせられます。

 

まとめ

この記事では、履歴書の本人希望欄について、書き方、記入例、NG例、空欄にする場合の注意点などを解説しました。本人希望欄は、自分の希望する職種や勤務地、雇用形態などを企業に伝えるための重要な項目です。効果的に活用することで、より希望に合った仕事に就ける可能性が高まります。

履歴書の本人希望欄は、自分自身を効果的にアピールするためのツールです。
この記事を参考に、適切な書き方で記入し、希望の仕事に繋げましょう。

 

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島伸明

株式会社Yagishの取締役CMO。履歴書作成サービス「Yagish(ヤギッシュ)」の成長を牽引し、2024年には800万UUを突破、会員登録者数160万人を達成するなど、日本のキャリア支援市場で高い実績を誇る。大手企業での新規事業・海外事業に加え、複数の企業で取締役を歴任。事業企画、EC、エンタメ、ゲーム開発、マーケティング、コンサルティングと多岐にわたる分野で豊富な経験を持ち、キャリア形成に深い知見を持つ。