2025.07.15

スマホのテンプレートで退職届を簡単作成!正しい書き方完全ガイド

「退職届を手書きで書くのは面倒」

「スマホで簡単に作成できないの?」

退職届というと手書きで作成するイメージが強いですが、実は今の時代、スマホひとつで簡単に作成することができます。 しかし、便利だからこそ「本当にスマホで作っても大丈夫?」と悩む方も多いでしょう。

そこで今回は

  • スマホで退職届を作成するメリット
  • テンプレートを使用した退職届の作成手順
  • 退職届の正しい書き方とマナー
上記の項目を徹底解説いたします。これを読めばスマホを使って、いつでもどこでも適切な退職届を作成できるようになるでしょう。

 

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スマホで退職届を作成するメリットとは?

現代のビジネスシーンにおいて、スマートフォンを活用した退職届作成は多くの社会人にとって実用的な選択肢となっています。従来の手書きや PCでの作成に比べて、スマホでの退職届作成には具体的なメリットが数多く存在します。

 

いつでもどこでも作成可能

スマートフォンを使った退職届作成の最大のメリットは、時間や場所に縛られることなく文書を作成できることです。通勤電車の中、昼休み、自宅のリビングなど、思い立った時にすぐに作業を始めることができます。

特に退職を検討している際は、職場では作成しにくい状況が多いため、プライベートな時間や場所で気軽に作成できるスマホのメリットは大きいといえます。

 

テンプレート活用で時短実現

スマートフォンアプリやWebサービスで提供されている退職届テンプレートを活用することで、作成時間を大幅に短縮できます。一から文面を考える必要がなく、必要な項目を入力するだけで正式な退職届が完成します。

多くのテンプレートサービスでは、退職理由の選択肢や定型文が用意されており、適切な敬語表現や書式設定も自動で行われます。これにより、書式や文章表現に不安を感じる方でも、安心して退職届を作成することができます。

 

保存・編集が簡単

スマートフォンでの退職届作成では、作成途中でも簡単に保存でき、後から修正や編集を行うことが可能です。クラウドストレージサービスと連携することで、データの紛失リスクも軽減できます。

退職日の変更や追加情報の記載が必要になった場合でも、保存されたファイルを開いて素早く修正できるため、一から作り直す手間がかかりません。複数のバージョンを作成して比較検討することも容易で、最適な内容を選択できます。

また、PDF形式での保存機能を備えたアプリを使用すれば、作成した退職届をそのまま印刷用データとして活用できます。

【保存版】退職届に適した用紙とサイズの選び方|書き方・折り方・封筒のマナーも網羅

 

スマホテンプレートでの退職届作成手順

ここからはスマホテンプレートを使用した上での退職届の作成手順を解説していきます。

 

必要な情報の準備

退職届をスマホで作成する前に、必要な情報を事前に準備しておくことが重要です。まず、会社の正式名称と部署名を正確に把握しましょう。略称ではなく、正式な社名を使用する必要があります。

次に、直属の上司の氏名と役職を確認します。退職届の宛先となるため、漢字の間違いがないよう注意深く確認してください。退職予定日も明確にしておきましょう。法的には2週間前の通知で退職できますが、会社の就業規則で1か月前や3か月前の通知が規定されている場合があります

退職理由については、一般的に「一身上の都合」と記載することが多いですが、会社都合の場合は「会社都合」と記載します。

 

テンプレートを使った実際の作成手順

スマホでの退職届作成は、文書作成アプリやWordアプリなどを活用すると効率的です。まず、アプリストアから無料の文書作成アプリをダウンロードしましょう。多くのアプリには退職届のテンプレートが標準で用意されています。

テンプレートを選択したら、以下の手順で作成を進めます。書き出しは「退職届」というタイトルを中央に配置し、その下に提出日を右寄せで記載します。提出日は実際に会社に提出する日付を記入してください。

宛先は会社の代表者宛てとし、「○○株式会社 代表取締役 ○○様」のように記載します。その後、自分の所属部署と氏名を記載し、氏名の後に印鑑を押印する位置を示すマークを入れておきます。

本文では、「私事、一身上の都合により、勝手ながら令和○年○月○日をもって退職いたします。」のように簡潔に記載します。最後に「以上」と記載し、文書を締めくくります。

項目 記載内容 注意点
タイトル 退職届 中央配置、太字推奨
提出日 令和○年○月○日 実際の提出日を記載
宛先 ○○株式会社 代表取締役 ○○様 正式な会社名と代表者名
所属・氏名 ○○部 ○○○○ 正式な部署名と氏名
本文 私事、一身上の都合により〜 簡潔で丁寧な表現

 

印刷・提出方法

スマホで作成した退職届は、印刷して提出するのが一般的です。コンビニエンスストアのマルチコピー機を利用すれば、スマホから直接印刷できます。

印刷時は、A4サイズの白い用紙を使用し、印刷品質は最高設定にしてください。文字がにじんだり、かすれたりしていないか確認し、必要に応じて再印刷します。印刷後は、氏名の後に認印を押印します。シャチハタは避け、朱肉を使用する印鑑を使いましょう。

提出方法は、直属の上司に直接手渡しするのが基本です。上司が不在の場合は、人事部に相談して適切な提出方法を確認してください。封筒に入れる場合は、白い封筒を使用し、表に「退職届」と記載し、裏面に自分の所属部署と氏名を記入します。

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スマホ作成時の重要な注意点とチェックポイント

スマホで退職届を作成する際は、いくつかの重要な注意点があります。

まず、文字化けや表示崩れがないか、必ず印刷前に確認してください。スマホの画面では正常に表示されていても、印刷すると文字が重なったり、レイアウトが崩れたりする場合があります。

フォントは明朝体やゴシック体など、読みやすい標準的なフォントを選択しましょう。装飾的なフォントは避け、文字サイズは10.5~12ポイント程度が適切です。行間も適度に空けて、読みやすい文書にしてください。

 

書式・体裁に関する注意点

退職届の書式は、一般的なビジネス文書の形式に従う必要があります。余白は上下左右とも20mm程度確保し、文字は左寄せで統一してください。ただし、タイトルの「退職届」は中央配置、提出日は右寄せにします。

段落の区切りは適切に行い、読みやすさを重視してください。本文は敬語を使用し、丁寧な表現を心がけましょう。「である調」ではなく「です・ます調」を使用するのが一般的です。

 

内容に関する注意点

退職届の内容は、必要最小限に留めることが基本です。会社への不満や批判的な内容は一切記載しないでください。

後任者への引き継ぎや、退職までの業務に関する内容は、退職届には記載しません。これらは別途、上司との面談や引き継ぎ書類で対応します。退職届は、退職の意思を正式に文書で通知するための書類であることを理解しておきましょう。

 

法的な注意点

退職届は法的に重要な文書です。一度提出すると、原則として撤回できません。会社側が受理した時点で、退職の意思表示が確定します。そのため、提出前に退職の意思が固まっていることを確認してください。

労働基準法では、期間の定めのない労働契約の場合、2週間前に退職の申し出をすれば退職できるとされています。ただし、会社の就業規則でより長い期間の事前通知が定められている場合は、そちらに従うのが円滑です。

また、競業避止義務や秘密保持義務など、退職後も継続する義務についても、雇用契約書や就業規則で確認しておきましょう。

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退職願・退職届・辞表の違いを完全解説(例文付き)

立ったまま資料を見ているスーツを着た若い女性

退職時に提出する書類には「退職願」「退職届」「辞表」の3種類があります。それぞれ用途や法的効力が異なるため、正しい使い分けが重要です。スマホでテンプレートを使って作成する際も、どの書類が適切なのかを理解しておきましょう。

書類名 用途 法的効力 提出者
退職願 退職の意思表示・相談 撤回可能 一般社員
退職届 退職の確定通知 撤回困難 一般社員
辞表 辞職の意思表示 撤回困難 役員・公務員

退職願とは

退職願は、会社に対して退職の意思を表明し、承認を求める書類です。「お願い」の性質があるため、会社が承認するまでは撤回が可能です。円満退職を目指す場合や、上司との相談を経て退職を決めた場合に使用します。

退職願は労働者の権利として提出できる書類であり、会社側は正当な理由なく拒否することはできません。ただし、承認されるまでは雇用契約は継続しており、業務を継続する義務があります。

 

退職願の例文:

私事都合により、令和○年○月○日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。

 

退職届とは

退職届は、退職が確定した後に会社へ提出する通知書類です。既に退職日が決定している状況で、事実を報告する性質があります。会社の承認を得た後や、労働基準法に基づいて退職する場合に使用します。

退職届は一度提出すると原則として撤回できません。民法では2週間前までに退職の意思を通知すれば退職可能とされており、この通知書類として機能します。

 

退職届の例文:

私事都合により、令和○年○月○日をもって退職いたします。

 

辞表とは

辞表は、役員や公務員が職を辞する際に提出する書類です。一般社員が使用する書類ではありません。取締役や監査役などの役員、国家公務員や地方公務員が対象となります。

辞表は役職に就いている者の責任を伴う辞職であり、株主総会や任命権者の承認が必要な場合があります。テレビドラマなどで一般社員が「辞表を出す」と表現することがありますが、これは誤用です。

 

辞表の例文:

私事都合により、令和○年○月○日をもって辞職いたします。

退職届・退職願の書き方完全ガイド|テンプレート、手書き例文、辞表との違い

 

よくある質問

人差し指で上の方を指している、パソコンを持った若い女性

手書きでないと無効になりますか?

退職届をスマホで作成したものを印刷して提出することは、法的に全く問題ありません。労働基準法や民法において、退職届の作成方法について手書きでなければならないという規定は存在しないためです。

 

退職理由は「一身上の都合」で大丈夫?

「一身上の都合」という表現は、退職届における最も一般的で適切な退職理由の記載方法です。具体的な理由を詳細に記載する必要はなく、むしろ簡潔に「一身上の都合」と記載することが推奨されています。

 

上司に直接渡すべき?人事部?

退職届の提出先は、会社の組織構造や就業規則によって異なりますが、一般的な提出手順があります。まず就業規則や社内規定を確認し、明確な指示がある場合はそれに従うことが最も確実です。

基本的な提出手順として、最初に直属の上司に退職の意向を口頭で伝え、その後に退職届を提出するのが一般的です。上司が退職届を受理した後、人事部への提出や手続きは会社が行うことが多いです。

退職届の日付は提出日?退職日?失敗しない書き方の見本や注意点を解説

 

まとめ

スマホのテンプレートを活用することで、退職届の作成は格段に効率化できます。

いつでもどこでも作成可能で、書式ミスも防げるため、忙しい現代の働き方に最適な方法です。ただし、手書きでなくても法的効力に問題はありませんが、会社の規定を事前に確認することが重要です。

退職願・退職届・辞表の違いを理解し、適切な書類を選択して、円満な退職を実現しましょう。

 

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監修者:島伸明

株式会社Yagishの取締役CMO。履歴書作成サービス「Yagish(ヤギッシュ)」の成長を牽引し、2024年には800万UUを突破、会員登録者数160万人を達成するなど、日本のキャリア支援市場で高い実績を誇る。大手企業での新規事業・海外事業に加え、複数の企業で取締役を歴任。事業企画、EC、エンタメ、ゲーム開発、マーケティング、コンサルティングと多岐にわたる分野で豊富な経験を持ち、キャリア形成に深い知見を持つ。