履歴書のクリップ|正しい留め方・選び方とクリアファイルのマナー
最終更新日:2026/06/26
就活や転職活動で提出する応募書類は、内容だけでなく提出時のマナーも重要です。
履歴書や職務経歴書といった書類のまとめ方一つで、採用担当者に与える印象が変わることもあります。
特に、書類をまとめる際に使うクリップの選び方や留め方には、ビジネスマナーが存在します。
正しい方法を理解し、細やかな配慮ができることを示しましょう。
応募書類はクリップでまとめるのがビジネスマナー

履歴書や職務経歴書など、応募書類が複数枚にわたる場合は、クリップで一つにまとめるのが基本的なビジネスマナーです。
採用担当者は多くの応募書類を管理するため、クリップで留めてあると書類がバラバラにならず、扱いやすくなります。
ホチキスではなく、外しやすいクリップを使用することが、相手への配慮につながります。
履歴書をホチキスで留めるのがNGな2つの理由

応募書類をまとめる際に、ホッチキスの使用は避けるべきとされています。
日常的に書類をまとめる道具として使われますが、応募書類においては不適切とされる理由があります。
採用担当者の視点に立つと、クリップ留めが推奨される背景が理解できます。
主な理由は、書類の扱いにくさに関連する2つの点です。

採用担当者がコピーやスキャンをしにくいため
採用担当者は、受け取った応募書類をコピーしたり、スキャンしてデータで保管したりすることが頻繁にあります。
ホチキスで留められていると、コピーやスキャンをするたびに針を外す手間が発生します。
この作業は採用担当者にとって負担になるうえ、針を外す際に書類の角が破れてしまうリスクも伴います。
クリップであれば簡単に着脱できるため、書類を傷つけることなくスムーズに作業を進められます。
書類を個別にファイリングしづらいため
応募書類は、社内のさまざまな部署で回覧されたり、種類ごとに分けて管理されたりすることがあります。
たとえば、履歴書と職務経歴書を別々のファイルに保管するケースも考えられます。
ホチキスで留められていると、これらの書類を個別に分ける際に針を外す必要があり、ファイリングの妨げになります。
クリップであれば、必要に応じてすぐに書類を分けられるため、管理が容易になります。
履歴書に最適なクリップの選び方【色・サイズ・種類】
履歴書をまとめるクリップは、どのようなものでも良いわけではありません。
ビジネスシーンにふさわしい、シンプルで機能的なものを選ぶことが大切です。
特に、クリップの色、サイズ、種類には注意が必要です。
装飾的なものは避け、書類を確実にまとめるという本来の役割を果たすものを選びましょう。
色はシンプルなシルバーが基本
クリップの色は、最も一般的でビジネスシーンに適したシルバーを選びましょう。
派手な色のクリップは悪目立ちしてしまい、TPOをわきまえていないという印象を与えかねません。
どうしてもシルバーのクリップがない場合は、黒や紺など、目立たない単色のものなら許容範囲とされることもありますが、基本はシルバーと覚えておくと安心です。
応募書類は公的な文書であるため、装飾性よりも実用性を優先します。
サイズは一般的な28mm前後のゼムクリップがおすすめ
クリップのサイズは、A4サイズの書類を数枚留めるのに適した、長さが28mm前後の一般的なゼムクリップが最適です。
小さすぎると書類の重みで外れてしまう可能性があり、逆に大きすぎると不格好な印象を与えます。
提出する書類の枚数にもよりますが、通常2〜4枚程度であれば標準サイズで十分です。
書類に対して大きさが適切なクリップを選ぶことで、見た目もすっきりとまとまります。
履歴書サイズについては「履歴書サイズはA4・B5どっちが正解?」で詳しく紹介しています。
プラスチック製やキャラクターものは避けるべき
ビジネス文書である応募書類には、プラスチック製のカラフルなクリップや、動物・キャラクターの形をしたデザイン性の高いクリップの使用は絶対に避けましょう。
これらは事務用品としてではなく、装飾品としての意味合いが強いため、公的な書類には不適切です。
社会人としての常識を疑われる可能性もあるため、クリップは金属製で無地のシンプルなものを選ぶのがマナーです。

【図解】履歴書をクリップで留める正しい位置と書類の順番
応募書類をクリップでまとめる際は、留める位置と書類を重ねる順番にも正しいマナーがあります。
採用担当者が書類を確認しやすいように、決められた順序で重ね、適切な位置で留めることが重要です。
送付状や履歴書の写真の向きなども含め、全体の向きを揃えて丁寧に扱いましょう。
ここでは、職務経歴書などを提出する場合の基本的なルールを解説します。
履歴書の基本情報の書き方については「履歴書基本情報の正しい書き方」で詳しく紹介しています。
書類をまとめる順番:①送付状 ②履歴書 ③職務経歴書
応募書類を重ねる際は、採用担当者が読む順番を意識します。
一番上から、①送付状、②履歴書、③職務経歴書の順に重ねるのが基本です。
企業から特に指定がある場合はそちらに従いますが、指定がなければこの順番でまとめましょう。
その他の応募書類(ポートフォリオやエントリーシートなど)がある場合は、職務経歴書の下に重ねます。
この順番にすることで、担当者はスムーズに内容を確認できます。
クリップで留める位置は「左上」の一箇所のみ
クリップで留める位置は、書類の左上の一箇所だけです。
これは、書類が横書きでも縦書きでも共通のルールです。
複数箇所を留めたり、右側や中央を留めたりすると、ページをめくりにくくなり、かえって不親切な印象を与えます。
書類全体の向きを揃え、ずれないように注意しながら左上をクリップでしっかり留めましょう。
留めるのは一箇所のみで十分です。

【郵送・手渡し別】クリアファイルとクリップの使い方マナー

クリップでまとめた応募書類は、そのまま封筒に入れるのではなく、クリアファイルに挟んでから提出するのが丁寧なマナーです。
郵送や手渡しの際に、書類が折れたり汚れたりするのを防ぐ役割があります。
送付方法によって渡し方の作法が少し異なるため、面接の場面なども想定して、郵送と手渡しそれぞれのケースでの正しいクリップとクリアファイルの使い方を把握しておきましょう。
郵送する場合:クリップで留めてからクリアファイルに入れる
応募書類を郵送する際は、まずクリップで書類一式をまとめ、それを無色透明の新品のクリアファイルに入れます。
クリアファイルに入れることで、配送中に雨で濡れたり、他の郵便物で汚れたりするのを防げます。
その後、書類が折れないように角形A4号か角形2号の封筒に入れて送付します。
手渡しする場合:封筒から出しクリアファイルごと渡すのが丁寧
面接などで応募書類を手渡しする際は、封筒に入れたまま渡すのはマナー違反です。
受付や面接官に渡す直前に封筒から出し、クリアファイルに挟んだ状態で渡します。
その際、相手がすぐに読めるように書類の向きを整え、両手で差し出すのが丁寧な渡し方です。
使用した封筒は自分のカバンにしまいましょう。
封筒を下に敷いてその上に書類を置いて渡す方法もあります。
応募書類が1枚だけの場合はクリップ不要
提出する応募書類が履歴書1枚のみなど、全部で1枚しかない場合は、クリップで留める必要はありません。
クリップは本来、複数枚の書類がばらばらになるのを防ぐためのものだからです。
ただし、書類が1枚であっても、折れや汚れを防ぐためにクリアファイルに入れてから封筒に入れるのが望ましいマナーです。
書類を綺麗な状態で相手に届ける配慮が大切になります。
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履歴書 クリップに関するよくある質問

ここでは、履歴書のクリップに関する細かな疑問について回答します。
クリップの大きさや付け忘れた場合の影響など、応募者が抱きやすい質問をまとめました。
履歴書が1枚だけでもクリップは必要ですか?
応募書類が履歴書1枚だけの場合は、クリップで留める必要はありません。
クリップは複数枚の書類をまとめるために使用するため、1枚の書類には不要です。
ただし、書類を綺麗な状態で保護するために、クリアファイルに入れて提出するのが望ましいマナーです。
ダブルクリップや大きいクリップを使っても大丈夫ですか?
ダブルクリップや大きすぎるクリップの使用は避けるべきです。
書類にかさばりが出てしまい、外した際に強い跡が残る可能性があります。
また、見た目もスマートではありません。
応募書類には、一般的でシンプルなシルバーのゼムクリップ(28mm前後の大きさ)が最適です。
クリップを付け忘れた場合、選考に影響はありますか?
クリップを付け忘れたことが、直接合否に影響することはほとんどないと考えてよいでしょう。
しかし、書類がバラバラになり、採用担当者に管理の手間をかけさせてしまう可能性があります。
ビジネスマナーへの配慮が欠けているという印象を与えかねないため、提出前には必ず確認しましょう。
まとめ

応募書類を提出する際、複数枚ある場合はクリップで一つにまとめるのがビジネスマナーです。
採用担当者が書類を扱いやすいように配慮する目的があります。
クリップは色やサイズ、種類に注意し、シルバーで28mm前後のシンプルなゼムクリップを選びましょう。
書類は送付状、履歴書、職務経歴書の順に重ね、左上の一箇所を留めます。
郵送・手渡しを問わずクリアファイルを使用し、書類を綺麗な状態で提出することが大切です。
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