2023.02.28

海外留学するも資金が尽きて帰国?!人事部出身IT社長の流儀とは(株式会社ファイブ・ディグリーズ 山本二郎)①

今回は、ITサービス事業を主軸に、新規事業企画・開発に力を入れている企業「株式会社ファイブ・ディグリーズ」の代表取締役 山本二郎さまにインタビューをさせていただきました!

山本社長はユニークなご経歴の持ち主で、IT企業の社長には珍しく人事部でもキャリアを積まれ独立された方です。

共に働く“個人”の考えをとても大切にして理念とビジョンを中心においた会社経営をされています。この考えに至るきっかけの一つとなった出来事には辛いご経験も。

波乱万丈なご経歴をお持ちの山本社長のインタビュー、ぜひ最後までお読みください!

 

エンジニア職希望も営業職で入社。その後、人事部も経験。 

 

アド・トップ:
本日はよろしくお願いします!事前に資料もご準備いただきありがとうございます!

 

山本社長:
「よろしくお願いします。こういう取材は初めてなのでうまく話せるか心配です。」

 

アド・トップ:
いえいえ!山本社長のお考えや人柄が伝わるような内容にしていければと思いますので、固い感じではなく、フランクにお話をしていただけると嬉しいです。

では早速お話を聞いていきたいのですが、ご経歴がユニークですね。まずはご経歴から伺ってもよろしいでしょうか?

 

<事前にご用意いただいた資料から抜粋した山本社長の経歴>

  • 大学時代は、不景気で希望した企業に入社するのは困難な状況
  • 大学院で経営を学びたくて海外(イギリス)に2年間留学
  • 資金が尽き帰国
  • 前職に営業職として中途入社
  • 営業部からシステム部を経て人事部に配属
  • 会社が買収されることになったので退職し、今の会社を立ち上げる

 

山本社長:
「(大学卒業後に入社した)前職の会社にはエンジニア職志望で応募したんです。でも、当時の面接を担当された方から、“あなたはエンジニア職を希望しているけど、パソコンの1%も使っていないでしょ。それよりも営業職が向いていると思うので営業をやってみないか”と言われたことがきっかけで営業職を選択したという背景があります。」

 

アド・トップ:
ご入社当初からエンジニア職ではなく、営業職でご入社されたんですね。

 

山本社長:
「そうですね。そもそも私の兄が元々エンジニアをやっていたので、“兄貴がやっているんであれば、自分もできるかな”と思っていたんですよ。」

 

アド・トップ:
そもそもIT系の会社でエンジニア職になろうとしたのはどのような理由からですか?

 

山本社長:
「当時、そもそもパソコン自体がそんなに普及していなかったんですね。でも、これからパソコンを活用した職種というのは、伸びていくだろうと思ってチョイスしたんです。」

 

アド・トップ:
(事前にご準備いただいた経歴を見ながら)ご入社された後は、営業部→システム部→人事部とキャリアを積まれてきていますが、それぞれ何年くらいご経験されたんでしょうか?

 

山本社長:
「営業部が4-5年くらい、システム部が1-2年くらい、人事部が3-4年くらい在籍していましたね。システム部では、自分自身が開発を担当するということではなく、エンジニアをマネジメントする役割でした。」

 

アド・トップ:
幅広い職種でキャリアを積まれたんですね。さらに人事部もご経験されているんですか!IT企業を経営されている社長で人事部キャリアは珍しいですね。

 

“英語”と“経営学”を学びたくて海外留学。資金が尽きることはわかっていても挑戦せずにはいられなかった。

 

アド・トップ:
大学院で経営を学びたくて海外(イギリス)に2年間留学」と資料にありますが、このあたりを詳しくお伺いできますか?!

 

山本社長:
「大学時代にバブルがちょうど弾けて、希望する企業に就職ができない人が多い時代ということもあり、それであれば先に経営学を勉強したいなと思って、海外の大学を選んで留学したんです。」

 

アド・トップ:
経営を学びたかったということは、いずれは起業することも考えていたのでしょうか?

 

山本社長:
「この頃、将来起業することは考えていませんでしたね。」

 

アド・トップ:
起業は考えられていなかったとは意外でした!(資料に)資金が尽きて帰国とあるのですが、ここ詳しく伺ってもよろしいですか?!留学先で働きながら大学に通っていたということですか?

 

山本社長:
「自分で貯めたお金で留学したんですが、思った以上に何かとお金がかかってしまって、、、英語力ゼロで海外の大学院に入学するのは難しいので、ある程度、海外の大学で基礎を学んでから大学院に進学したいと思っていました。プレコース(大学院進学準備コース)含め、大学院に行く前に資金が尽きてしまったんです。それで大学院には行けずに帰国しました。」

 

アド・トップ:
それでも、資金を貯めて英語力ゼロで海外留学された行動力はすごいと思います!

 

山本社長:
「いえいえ、最初から資金が尽きるのはわかっていたんです。わかっていたんですけど、何事も思ったら自分でやってみないと気が済まない性格なだけなんです。また、行ってみれば何とかなることもあるのではないかとも思っていました。

 

10年続けている趣味がある。長く続けられる秘訣は?

アド・トップ:
サッカー、ワークアウト(筋トレ)、ロードバイクとアクティブな趣味が多い山本社長ですが、その中でも、特にワークアウトは週1〜2回を10年以上続けているんですね。こんなに長く続けているワークアウトを始めたきっかけや秘訣は何かあるのでしょうか?

 

山本社長:
「実は今の会社を創業してしばらく経った35歳の時に、急性膵炎(補足:重症例では、適切に治療を行った場合でも10~30%と高い死亡率であるという報告もあるようです)という病気で入院したことがありまして。それまでは自分自身の健康をあんまり気にしていなかったんですが、このままではアカンなと思い、自身の健康管理もしっかりしなければと考えたことがきっかけですね。」

 

アド・トップ:
もしかして社員の方にも、「ワークアウトやった方がいいよ!」とおすすめされることもありますか?!

 

山本社長:
「社員には強制してないですよ。でも、最近リモートワークが主体になってきて、社員の健康診断の結果が私の手元にも届くんですが、メタボ傾向になっていて・・・全体が集まった時にはこういった話題も含めて、各々でマネジメントしてほしいことを話すようにしています。」

 

株式会社ファイブ・ディグリーズ 会社概要

 

代表者:代表取締役 山本 二郎

事業内容: ITサービス事業

  •  ITコンサルティング
  •  システム・エンジニアリング・サービス
  •  請負(開発・保守)
  • 新規事業企画・開発

住所:〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-31 クリエイト紀尾井町7F

会社HP:https://www.5degrees.co.jp/

採用HP:https://www.5degrees.co.jp/recruit/

経営理念: Link⇒Link⇒Link

人・仕事・社会との“つながり”の理解に努め、主体的に問題解決に取り組みます。常に結果を追求します。

経営ビジョン:ライフ・ワーク・マネジメント

 

株式会社アド・トップ

株式会社アド・トップ 「社長の流儀」編集担当