2023.03.29

業界未経験でも徹底的に基礎固めを会社がサポート(株式会社ファイブ・ディグリーズ 山本二郎)⑥

基礎がないところに家は立たない。だから基礎をしっかり作り固める。

アド・トップ:

経営ビジョンである”ライフ・ワーク・マネジメント”の実現に向けて、従業員の方々に自身をマネジメントをしてもらう上で会社としてサポートされていることはありますか?

 

山本社長:

「“基礎がないところに家は立たない”という考え方に基づいて、基礎を固めるサポートは手厚くしています。その後の上積みの部分は自身でやってもらいたいというイメージです。

 

ビジネスにおける一般常識や基礎を身につけるための研修は、半期に1回会社の方で用意しているので受けてもらっています。研修を受けた後に、”フィードバック”として上長がしっかりできるように確認やサポートする仕組みも整えています。これは全社員向けです。

 

マネジメント職に対しては、マネジメント研修を受けてもらっています。こちらも基礎は会社で支援していて、応用は個人の判断で必要なものを受けてもらうようにしていますね。」

 

アド・トップ:

充実してますね。とはいってもエンジニアの方は技術スキルを高めたいという方も多いと思いますが、なぜこのようなビジネスにおける一般常識や基礎が大切なのかと説明されているんですか?

 

最終的には”仕事と人をもたらす人材”になってほしい。

山本社長:

「当社で定めている”期待する人物像”がありまして、それは”仕事と人をもたらすことができる人材になってほしい”と思っています。当社では、”技術は仕事を得る手段”であって、目的は”仕事を得る”ところにありますと言うことなんですね。技術だけ追求していっても、仕事が得られなくなってしまわないように、常に従業員に伝えるようにしています。

 

そうはいっても、エンジニアは縦軸(複数人称で働く立場)と横軸(スキルを追求していく立場)の2つの成長軸があると思っていまして、横軸でいきたいと言う場合は、唯一無二の存在になれるように追求をしてほしいと思っています。軸の場合は、仕事を得るためのスキルを高めていってもらう形です。ただ、これも結局のところは、技術がその人しかできない仕事を得る手段になります。」

 

アド・トップ:

このお話は経営の透明性にもつながるところがありますね。高い技術力を持っていても、それを買ってくれる人がいなければお金にはならないと言うことですよね。

 

山本社長:

「そう言うことです。仮に”個”として仕事が無くなった時、ひいてはそうならないために会社が受け皿を作っていくことであったり、伝えていくことを続けなければならないと思っています。」

 

過去の辛い経験から”個”を重要視する今の価値観が形成された。

アド・トップ:

なかなか実感しにくい点だと思うので、伝え続けていくことが大切ですよね。それにしても、山本社長は中長期でエンジニアが働ける会社を創ることを経営される上で大切にしていると十分感じているのですが、今のような価値観になったのは何がきっかけだったのでしょうか。

 

山本社長:

「前職(創業前に勤めていた会社)で人事部に在籍していた時にリーマンショックが起きて、その時のメインの仕事が解雇を通告することだったんですね。会社が候補者をリストアップして、その対象の方々に日々、”申し訳ないんですがやめてもらう”と言う話をしなければならなかったんです。その時に”会社はどうにかしてくれないんですか”と言われることもあり、それがとても心苦しかったんです。今(会社を経営してから)はどちらかというと会社という船の母体を沈めるわけにはいかないという考えに至りますが、これらを通じて今の価値観が形成されましたね。」

 

アド・トップ:

それは辛い仕事ですね・・・。でも、例えば、開発出身の社長が経営する技術力を重視する会社もあると思いますが、そのような会社とはまた違い、技術力だけではなく、働く”個”を重視した会社経営をされているということが人事部でご経験されたことが繋がっていますね。技術を高めるだけではなく、技術を活かして仕事を作れる、獲得できる人を育てたいという想いが伝わります。

 

山本社長:

「そうですね。私としてはエンジニアには市場価値を高めてもらいたいと考えています。最悪、当社が将来何かって業績が悪化した際、在籍しているエンジニアの人がある程度の年齢になっていたとして、転職できる条件を考えると、”仕事を獲得できる人材”か”人材と連れて来れる人材”の2パターンしか多分ないと思うんです。このような能力を有していれば、他に転職する時にも優位に働きますよね。そういう観点で市場価値が高い人材を育てていきたいと考えています。」

 

アド・トップ:

技術力を高めるにしても、市場価値が高い技術を身につけていかないと意味がないですね。

 

山本社長:

スペシャリストはスペシャリストで需要はあると思いますが、それって一人の話なんですよね。やっぱりチームを持てる人の方が売上や利益は大きくなると思うので会社にとって価値は高いですよね。

 

アド・トップ:

確かに。ありがとうございます。次に採用についてお話を伺わせてください。

 

 

ーーーーーこのような考え方に共感してくれる方を募集しております!ーーーーー

 

 

株式会社ファイブ・ディグリーズ 会社概要

 

代表者:代表取締役 山本 二郎

事業内容: ITサービス事業

  •  ITコンサルティング
  •  システム・エンジニアリング・サービス
  •  請負(開発・保守)
  • 新規事業企画・開発

住所:〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-31 クリエイト紀尾井町7F

会社HP:https://www.5degrees.co.jp/

採用HP:https://www.5degrees.co.jp/recruit/

経営理念: Link⇒Link⇒Link

人・仕事・社会との“つながり”の理解に努め、主体的に問題解決に取り組みます。常に結果を追求します。

経営ビジョン:ライフ・ワーク・マネジメント

 

株式会社アド・トップ

株式会社アド・トップ 「社長の流儀」編集担当