2023.03.05

金の亡者になりかけた私を救ってくれた、留学先での「問いかけ」(キッズラボ株式会社:西原 優博)②

「君はなぜその会社に入るの?」留学先での問いかけが、生き方を見直すきっかけに

 

Yagish 柏崎「保育園自体が“子ども思い”の作りになっていてとても驚きました!西原さんのファーストキャリアは、やはり保育のお仕事だったんですか?」

 

キッズラボ 西原 優博「いえいえ。国立大学卒業後、最初に勤め先は外資系コンサルティングファームでした。」

 

(近くを通りかかったニワトリも、思わず2度見!?)

 

Yagish 柏崎「(超エリート……!)。では保育事業に興味を持ったのは、いつ頃でしょうか……?」

 

キッズラボ 西原 優博「何となく保育園に勤めるのもいいなと思ったのは、高校時代です。地元の神戸で阪神淡路大震災に遭った年でした。でも当時は生涯の仕事にしようとは全く考えておらず。両親から言われた通りに勉強して国立大学に入学。就活は給与が高いという理由でコンサルティングファームに応募し、無事内定をもらいました。」

 

キッズラボ 西原 優博「家が貧乏だったので、ただただ純粋に、お金持ちになりたかったんですよね。でも、外資系企業への就職が決まったことで、思いがけず、キャリアについて本気で考える機会に恵まれたんです。」

 

キッズラボ 西原 優博「実は大学時代は全く勉強しておらず、2年生の時点で留年が決定していました。内定を貰った後、時間的に余裕ができたため、大学5年生の終盤、思い切ってアメリカに留学したんです。英語がある程度話せないと、外資系では不利になると聞いて。」

 

キッズラボ 西原 優博「そんな行き当たりばったりな流れで、かの地にたどり着いたわけですが、そこで思いもよらないカルチャーショックを受けまして。」

 

(険しい顔になった西原さん。どんなカルチャーショックだったのか。)

 

キッズラボ 西原 優博「ある日、とある学生に『お前は何でここにいるんだ?』と質問されて。『君も知っているアメリカのコンサルティング会社に就職するから、英語を勉強しに来たんだよ』と返事したら、『何でその会社に入ろうとしたんだ?』と。」

 

キッズラボ 西原 優博「『金持ちになりたいからだよ』と自信満々に答えたところ、『金持ちっていくらぐらい稼ぐことなの?1億円?じゃあ、1億稼いだら終わりなのね?』『お前のゴールはどこなの?』とさらに質問攻めに遭って。ディベートとしては完全な負け戦で終わったんです(笑)。」

 

キッズラボ 西原 優博「彼と話している最中は『金持ちになることの何がいけないんだ』『社会的にも認められるし、むしろうらやましいと思われる存在になれる』と思い込んでいましたが、家に帰ってふと『あれ…?もしかして僕が間違えている??』と不安になって

 

キッズラボ 西原 優博「少し経って彼に会った時に、今度は自分から『なんで君はその会社を就職先に選んだの?』と聞いたんです。そうしたら『僕はこういう社会を作りたい。そのためには自分にこういう力が必要で、それを身に着けるにはこの会社に入ることが最も近道だと思った』と。当時の僕には思いもよらない考え方だったんですよね。」

 

(人生の転機を振り返り、徐々に表情が明るくなる西原さん。)

 

キッズラボ 西原 優博「海外では、大学を選ぶフェーズから『何をしたいのか』『なぜこの大学を選んだのか』と理由が問われるし、とにかく思考のベースが日本の学生とは全く違うんです。そこで改めて自分のやりたいことをゴールにしよう。そうじゃないと、自分は単なる金の亡者になってしまう』と危機感を覚えました。

 

Yagish 柏崎「その後、どのようにして“やりたいこと”を見つけ出したんですか?」

 

キッズラボ 西原 優博「まず、自分自身の歴史を半年かけて振り返りました僕は一体、何をしている時が楽しかったのか。それらを踏まえて今後、どういう生き方をしたいのか。親がクリスチャンだったこともあって死生観みたいなものは、以前から持っていました。」

 

キッズラボ 西原 優博「明日死んでも後悔しないよう生き方をしたいという自分の気持ちを踏まえた上で、たどり着いたのが後世に残るものを作りたいという想いでした。その想いに子供好きであることなど、掛け算をしながらたどり着いた結論が、保育園を作るということだったんです。」

 

(今では子どもたちと触れ合うことが日常に。)

 

Yagish 柏崎「留学が人生を見直すきっかけになったんですね。」

 

キッズラボ 西原 優博「まさに。目標がはっきりした大学卒業直前くらいにはすでに周囲に『僕は保育園を作る』と言いふらしていましたね(笑)。

こうした流れがあって、20代はコンサルティング会社でがむしゃらに働いて、ひたすら起業資金を貯め込んでいました。」

 

Yagish 柏崎「コンサルタントというと、かなりお忙しいイメージがありますが、、、多忙を極める中、どのようなタイミングで保育園を設立したんですか?」

 

キッズラボ 西原 優博「それはですね……。」

 

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コンサルタントから保育士へ転身。「保育士ための保育園」を自らの手で作るまで

 

キッズラボ株式会社 会社概要

 

 

 

代表者:代表取締役 学校法人英進学園 理事長 西原 優博(保育士)

企業理念:子どもたちの未来を創造し、子育て世代を応援する。

本社住所:東京都豊島区南池袋3-9-8 H2ビルディング8階

※インタビューは南流山園で実施(千葉県流山市木18)

公式HP:https://kids-lab.co.jp/

採用HP:https://kidslab-saiyo.com/

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【北広島市】キッズラボ ボールパークこども園
※2023年4月開園の認定こども園

 

▼西原社長のインタビュー動画

 

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柏崎 宏洋

「社長の流儀」プロデューサー

「社長の流儀」コンテンツの総プロデューサーをしてます。その他、大学×Yagishの公式パートナーシップ契約締結準備、Yagishの採用担当、新規事業設計、その他色んなことを社長からやらされ、、、ではなく、喜んで対応中。