2025.05.01

ビジネスでの謝罪メールの正しい書き方|状況別の例文とポイントをご紹介

「ビジネスでの謝罪メールの正しい書き方が知りたい」

これは多くの人が悩むことではないでしょうか?

  • どう謝罪するのが正解か知りたい
  • 謝罪メールの例文があれば知りたい
  • 謝罪メールの社内向け、社外向けが知りたい

などなど、謝罪メールに関して色々と知りたいことがありますよね。

適切な謝罪は信頼回復の第一歩です。
謝罪の基本ポイント7つを押さえ、状況別の例文も豊富に紹介しているので、社内・社外問わず様々なシチュエーションですぐに使えます。

言葉選びから文章構成、送信後のフォローまで、プロフェッショナルな対応方法を網羅。
この記事を参考にすれば、相手に誠意が伝わる謝罪メールを作成できます。

ビジネスパーソンなら知っておきたい、失敗を挽回するためのメール作成術をマスターしましょう。

 

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この記事の目次

 

ビジネスでの謝罪メールの6つのポイントと注意点

ビジネスにおいて、ミスやトラブルが発生した際に送る謝罪メールは、相手との信頼関係を修復するために非常に重要です。適切な謝罪メールを送ることで、問題の解決だけでなく、むしろ信頼関係を深める機会にもなります。

 

①謝るのはできる限り早い方が良い

問題やミスが発生したことに気づいたら、できるだけ早く謝罪のメールを送ることが重要です。遅れれば遅れるほど、相手の不信感や不満は高まります。特にビジネスの場合、迅速な対応は誠意の表れとして評価されます。

例えば、納品物に不備があることに気づいた場合、「明日の朝にしよう」ではなく、気づいた時点で謝罪のメールを送りましょう。多くの場合、問題そのものよりも、対応の遅れのほうが相手の印象を悪くします。

 

②謝罪すべきことに関して真摯に謝る

謝罪メールの核心部分は、明確かつ真摯に謝ることです。「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」といった一般的な表現だけでなく、具体的に何に対して謝罪しているのかを明確にしましょう。

例えば「先日お送りした見積書の金額に誤りがあり、大変申し訳ございません」というように、問題点を具体的に示した上で謝罪の言葉を述べることが重要です。曖昧な表現や言い訳がましい謝罪は、かえって相手の不信感を高めることになります。

 

③問題が起こった原因、対策を書く

単に謝罪するだけでなく、なぜその問題が発生したのか、その原因を説明することが重要です。これにより、相手は問題の全体像を理解しやすくなります。

さらに重要なのは、今後同じ問題が発生しないようにするための対策を具体的に示すことです。例えば「今後はダブルチェック体制を導入し、納品前に複数の担当者が確認するプロセスを設けました」というように、具体的な改善策を伝えることで、再発防止への真剣な取り組みを示せます。

 

④問題の発生日時を正しく具体的に記載

問題が発生した日時や状況を正確に記載することは、謝罪メールの信頼性を高めます。「先日」「以前」といった曖昧な表現ではなく、「10月5日に送付した資料」のように具体的に記載しましょう。

特に複数の案件やコミュニケーションが進行している場合、具体的な日時の記載は相手が問題を特定するのに役立ちます。また、システムトラブルなどの場合は、「10月5日14時30分から16時までの間」というように、影響があった時間帯も明記するとよいでしょう。

 

⑤メールの内容に誤りがないかチェック

謝罪メールに誤字脱字や事実誤認があっては、さらなる不信感を招きます。送信前には必ず内容を確認しましょう。

特に確認すべき点としては、日付や数字などの事実関係、相手の社名や担当者名の表記、敬語の使い方などが挙げられます。謝罪メールで新たなミスを犯すことは、誠意を疑われる原因になりかねません。

 

⑥正しいビジネス敬語を使う

謝罪メールでは適切な敬語を使用することが不可欠です。特に注意すべきは「お詫び申し上げます」「誠に申し訳ございません」などの謝罪表現と、「ご迷惑をおかけしました」といった迷惑を認める表現です。

また、二重敬語や過剰な謝罪表現は避け、簡潔で誠実な印象を与える文章を心がけましょう。

>ビジネスで使われる敬語の使い方・表現一覧をご紹介!(尊敬語、謙譲語、丁寧語)

 

謝罪メールの構成と件名のポイント

ビジネスにおける謝罪メールは、その構成と件名の付け方が重要です。適切な構成で書かれたメールは、誠意が伝わりやすく、相手の信頼を取り戻す助けとなります。ここでは、効果的な謝罪メールの基本構成と件名の付け方について解説します。

 

件名

謝罪メールの件名は、受信者が開封する前に最初に目にする部分です。簡潔かつ明確に謝罪の意図が伝わる件名を心がけましょう。

例えば、

  • 「【重要】請求書記載ミスのお詫び」
  • 「【重要】納品遅延に関するお詫び」

のように、冒頭に【重要】などの言葉を入れることで、メールの性質を即座に理解してもらえます。ただし、あまりに長い件名や、詳細すぎる内容は避けるべきです。

 

挨拶

メール本文の冒頭は、ビジネスにて基本的に使われているフレーズ「いつもお世話になっております」などから始めます。

メールの簡単な例文

株式会社〇〇

営業部 〇〇様

いつもお世話になっております。

株式会社AAAのBBBと申します。

本日は2月1日にご連絡いただいた〇〇の件について、お詫びの連絡をさせていただきました。

ご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。

 

謝罪の言葉

挨拶の後は、すぐに謝罪の言葉を述べます。この部分は簡潔かつ明確に、何に対して謝罪しているのかを伝えることが重要です。

「このたびは〇〇の件につきまして、多大なるご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」「〇〇についてご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」などの表現が適切です。

謝罪の言葉は文頭に置き、言い訳や経緯の説明を先に述べることは避けましょう。まず謝罪することで、誠意を示すことができます。

 

問題が起こった流れ、原因に関して詳しく説明

謝罪の言葉の後には、問題が発生した経緯や原因について説明します。
この説明は事実に基づき、簡潔かつ正確に行うことが大切です。

  • 「発生した問題の原因は、弊社の確認体制の不備にあります」
  • 「本件は担当者の認識誤りによるものであり、チェック体制が機能していませんでした」

など、責任の所在を明確にし、言い訳めいた表現は避けましょう。

 

今後の対応策に関して説明

問題の説明に続いて、今後の対応策や再発防止策について具体的に述べます。この部分は相手に「同じ問題は二度と起こらない」という安心感を与えるために特に重要です。

「今後はダブルチェック体制を導入し、同様のミスが発生しないよう徹底いたします」「社内研修を強化し、全社員への周知徹底を図ります」など、具体的かつ実行可能な対策を示すことが信頼回復につながります。

また、すでに対応を開始している場合は、その進捗状況も伝えると良いでしょう。「すでに〇〇の対策を開始しており、〇月〇日までに完了する予定です」といった具体的な情報は、誠意を示すことにつながります。

 

締めの言葉・挨拶

メールの締めくくりには、再度の謝罪と今後の決意を述べます。「今後はこのようなことがないよう細心の注意を払い、信頼回復に努めてまいります」「何卒ご容赦いただきますよう、お願い申し上げます」などの表現が適切です。

また、必要に応じて「ご不明点やご質問がございましたら、いつでもご連絡ください」も付け加えます。

>ビジネスメールを送る時の正しい書き方!基本、例文、返信のマナーを徹底解説

 

ビジネスでの謝罪、お詫びで使えるフレーズ5選

 

ビジネスメールで謝罪する際には、適切な言葉遣いと表現が重要です。状況に応じて使い分けられる、丁寧で誠意が伝わる謝罪フレーズを紹介します。これらのフレーズを状況に合わせて活用することで、より誠実な謝罪メールを作成できます。

 

1. 「ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」

最も一般的な謝罪フレーズで、多くのビジネスシーンで使用できます。相手に迷惑をかけたことを認め、謝意を示す表現です。

例文:「納品の遅延により、貴社に多大なるご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。」

 

2. 「この度は[具体的な問題]につきまして深くお詫び申し上げます」

問題の内容を明確に示しながら謝罪するフレーズです。何に対して謝罪しているかを明確にすることで、誠実さが伝わります。

例文:「この度は請求書の金額記載ミスにつきまして、深くお詫び申し上げます。」

 

3. 「弊社の不手際により[結果]となり、誠に恐縮でございます」

自社の責任を明確に認めつつ謝罪する表現です。問題の原因が自社にあることを認め、結果として生じた状況に対して申し訳なさを表します。

例文:「弊社の不手際により納期を1週間超過することとなり、誠に恐縮でございます。」

 

4. 「ご期待に沿えず、心よりお詫び申し上げます」

相手の期待に応えられなかったことを謝罪するフレーズです。相手の立場や感情に寄り添った表現になります。

例文:「ご指定いただいた仕様を満たす商品をお届けできず、ご期待に沿えず、心よりお詫び申し上げます。」

 

5. 「今回の件は全て私の責任であり、深く反省しております」

特に個人的なミスや部下のミスを上司として引き受ける場合に使用する表現です。責任の所在を明確にし、謝罪と反省の意を示します。

例文:「今回の納品遅延は全て私の管理不足による責任であり、深く反省しております。」

このフレーズは責任の所在を自分に向けることで、問題解決に向けた主体性を示します。特に上司や責任者からの謝罪で効果的ですが、使用する状況に応じて適切に判断することが重要です。

>ビジネスマナーの基本を徹底解説!名刺交換、電話、メールなど全てを網羅

 

【社外向け】謝罪メールの基本と例文

社外向けの謝罪メールは、会社の信頼やブランドイメージに直結するため、特に慎重な対応が求められます。この章では、取引先や顧客など社外の方々に送る謝罪メールの基本的なポイントと、状況別の具体的な例文を紹介します。

 

社外向け謝罪メールの基本ポイント

基本的には上にて説明したポイントを守ることになります。

スピードが大切

まず、迅速な対応が重要です。問題が発生したことを認識したら、できるだけ早くメールを送信しましょう。遅れれば遅れるほど、相手の不信感は高まります。

再発防止策の提示

最後に、再発防止策を具体的に示すことが重要です。

 

社外向け謝罪メール例文

ここからは、ビジネスシーンでよく起こりうる状況別に、具体的な謝罪メールの例文を紹介します。

 

請求書の記載にミスがあった場合の謝罪メール例文

件名:【お詫びとご連絡】請求書記載内容の誤りについて

〇〇株式会社
△△部 □□様

いつも大変お世話になっております。
株式会社●●の◇◇でございます。

先日お送りいたしました20XX年X月分の請求書におきまして、商品単価の記載に誤りがありましたことを、深くお詫び申し上げます。

正しい内容は下記の通りでございます。
・誤:商品A 1個 10,000円
・正:商品A 1個 8,000円

本日、訂正後の請求書を改めて送付させていただきましたので、ご確認いただければ幸いです。今後はダブルチェック体制を強化し、このようなミスが発生しないよう細心の注意を払ってまいります。

ご多忙の中、ご対応いただくことになり、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

株式会社●●
◇◇部 ◎◎
TEL:03-XXXX-XXXX
Email:xxxx@xxxx.co.jp

 

商品に問題があった場合の謝罪メール例文

件名:【重要】納品商品の不具合についてのお詫び

〇〇株式会社
△△部 □□様

いつもお世話になっております。
株式会社●●の◇◇でございます。

先日(20XX年X月X日)納品いたしました商品Bにおいて、一部不具合が発見されたとのご連絡をいただき、誠にありがとうございます。ご指摘の通り、当社の品質管理体制の不備により、基準を満たさない商品をお届けしてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。

つきましては、下記の対応をさせていただきたく存じます。

1. 不具合のある商品の全数交換(20XX年X月X日までに完了予定)
2. 今回の不具合による貴社での影響調査
3. 再発防止策の実施と報告書の提出(20XX年X月X日まで)

今回の件につきましては、弊社の生産ラインでの検査体制に問題があったことが判明しております。現在、全商品の緊急点検を実施するとともに、検査工程の見直しと担当者への再教育を行っております。

貴社におかれましては多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう品質管理体制を強化し、信頼回復に努めてまいります。

何卒ご理解とご容赦を賜りますよう、お願い申し上げます。

株式会社●●
◇◇部 ◎◎
TEL:03-XXXX-XXXX
Email:xxxx@xxxx.co.jp

 

確認に誤りがあった場合の謝罪メール例文

件名:【お詫び】資料内容の確認ミスについて

〇〇株式会社
△△部 □□様

いつもお世話になっております。
株式会社●●の◇◇でございます。

先日(20XX年X月X日)ご提出いたしました企画書において、プロジェクトスケジュールの確認が不十分であったため、誤った納期を記載してしまいました。この度は弊社の確認不足により、貴社の計画に支障をきたす可能性のある誤りを犯してしまい、誠に申し訳ございません。

正しい納期は下記の通りでございます。
・誤:20XX年X月X日
・正:20XX年X月X日

訂正後の企画書を本メールに添付いたしましたので、ご確認いただけますと幸いです。今後は複数人での確認体制を徹底し、情報の正確性に万全を期してまいります。

ご多忙の中、再度のご確認をお願いすることとなり、大変恐縮ではございますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

株式会社●●
◇◇部 ◎◎
TEL:03-XXXX-XXXX
Email:xxxx@xxxx.co.jp

 

納品が予定より遅くなる場合の謝罪メール例文

件名:【緊急・お詫び】納品遅延のお知らせとご相談

〇〇株式会社
△△部 □□様

平素より格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
株式会社●●の◇◇でございます。

当初20XX年X月X日にご納品予定としておりました商品Cにつきまして、原材料調達の遅延により、予定通りの納品が困難な状況となりましたことを、謹んでお詫び申し上げます。

現時点での納品可能日は20XX年X月X日(X日遅延)と見込んでおります。この納期遅延により貴社の事業計画に多大なご迷惑をおかけすることとなり、誠に申し訳ございません。

遅延の原因は、主要部品の供給元である海外メーカーでの生産トラブルによるものです。弊社では代替部品の手配や、一部製造工程の前倒しなど、可能な限りの対策を講じておりますが、完全に遅延を回避することが難しい状況でございます。

つきましては、以下の対応案についてご検討いただけますと幸いです。

1. 一部数量の先行納品(20XX年X月X日に全体の約30%)
2. 代替品の一時的な貸与
3. 納期延長のご了承

貴社のご都合に合わせ、最善の対応をさせていただきたく存じます。
大変恐縮ではございますが、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

今後はサプライチェーンの見直しと予備部品の確保など、納期リスクを最小限に抑える体制を構築してまいります。

株式会社●●
◇◇部 ◎◎
TEL:03-XXXX-XXXX
Email:xxxx@xxxx.co.jp

 

システム障害が起きた時の謝罪メール例文

件名:【重要】システム障害発生のお詫びと復旧状況のご報告

〇〇サービスをご利用のお客様各位

平素より〇〇サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
株式会社●●カスタマーサポート担当でございます。

本日20XX年X月X日XX時XX分頃より、弊社の〇〇サービスにおいてシステム障害が発生し、サービスにアクセスできない状況が続いておりました。XX時XX分現在、システムは復旧し、通常通りご利用いただけるようになっております。

この度のシステム障害により、お客様には多大なるご不便とご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。

【障害発生日時】
20XX年X月X日 XX時XX分~XX時XX分(約X時間)

【障害内容】
データベースサーバーの過負荷によるシステム応答の遅延および接続不能

【影響範囲】
〇〇サービスの全機能(ログイン、データ検索、ファイルダウンロード等)

【原因】
定期メンテナンス後のデータベース最適化処理の不具合

【再発防止策】
1. サーバー監視体制の強化
2. 負荷分散システムの導入
3. メンテナンス手順の見直しと検証環境での事前確認の徹底
4. 緊急時の迅速な情報提供体制の整備

今回の障害に関するデータの損失やセキュリティ上の問題は発生しておりませんのでご安心ください。今後このような事態を発生させないよう、システム基盤の強化と運用体制の見直しを図ってまいります。

本件につきましてご不明点やご懸念事項がございましたら、下記の連絡先までお問い合わせください。

株式会社●●カスタマーサポートセンター
TEL:0120-XXX-XXX(平日9:00~18:00)
Email:support@xxxx.co.jp

今後とも〇〇サービスをご愛顧いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

寄せられたクレームへの謝罪メール例文

件名:【お詫びとご回答】お問い合わせいただいた件について(受付番号:XXXXX)

〇〇様

平素より弊社製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。
株式会社●●カスタマーサービス部の◇◇でございます。

先日(20XX年X月X日)にお寄せいただきました、商品Dの不具合に関するお問い合わせにつきまして、ご回答が遅くなりましたことを深くお詫び申し上げます。

ご指摘いただきました動作不良の件につきまして、弊社にて調査いたしました結果、製造工程での品質管理が不十分であったことが判明いたしました。お客様に不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございません。

つきましては、下記の対応をさせていただきたく存じます。

1. 商品の無償交換
2. お詫びとして次回ご購入時に使える2,000円分のクーポン進呈

商品交換については、お手数ではございますが、下記の手順にてお手続きをお願いいたします。

1. 同封の返送用伝票で不具合商品をご返送ください
2. 弊社にて商品到着確認後、5営業日以内に新品を発送いたします
3. クーポンコードはメールにてお送りいたします

今回ご指摘いただいた問題については、既に製造ラインの点検と改善を実施し、全ての出荷商品に対する検査基準を強化いたしました。

〇〇様には大変ご迷惑をおかけしたにも関わらず、貴重なご意見をお寄せいただきましたことに心より感謝申し上げます。今後もお客様にご満足いただける品質の製品をお届けできるよう、全社を挙げて取り組んでまいります。

ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

株式会社●●カスタマーサービス部
◇◇
TEL:0120-XXX-XXX
Email:cs@xxxx.co.jp

 

従業員トラブルでの謝罪メール例文

件名:【お詫び】弊社従業員の不適切な対応について

〇〇株式会社
△△部 □□様

いつもお世話になっております。
株式会社●●代表取締役の◇◇でございます。

この度は、20XX年X月X日に発生いたしました、弊社営業担当◆◆の不適切な言動により、貴社ならびに関係者の皆様に多大なるご迷惑とご不快な思いをおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます。

当該従業員からの報告と社内調査の結果、打ち合わせの場において、当該従業員が貴社のご提案に対し、不適切な発言と高圧的な態度をとったことを確認いたしました。このような行為は弊社の企業理念や行動指針に反するものであり、決して許されるものではございません。

弊社といたしましては、以下の対応を実施いたしました。

1. 当該従業員を厳重に処分し、貴社担当から即時交代
2. 全社員を対象としたビジネスマナーおよびコミュニケーション研修の実施
3. お取引先との対応に関する社内ガイドラインの見直しと徹底

新たな担当者として、◎◎部の■■をご担当させていただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。新担当者からも改めてご挨拶のご連絡をさせていただきます。

今回の件を重く受け止め、再発防止に全力で取り組むとともに、信頼回復に向けて誠心誠意努めてまいります。

大変恐縮ではございますが、何卒ご理解とご容赦を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社●●
代表取締役 ◇◇
TEL:03-XXXX-XXXX
Email:xxxx@xxxx.co.jp

 

【社内向け】謝罪メールの基本と例文

社内向けの謝罪メールは、社外向けとは異なる特性があります。同じ組織で働く仲間に対する謝罪には、ビジネス関係の維持と共に、今後のチームワークや信頼関係の回復を意識した内容が必要です。

 

社内向け謝罪メールの基本ポイント

社内向けの謝罪メールには、外部向けとは異なる独自のポイントがあります。効果的な謝罪を行うために、以下の点に注意しましょう。

社内向け謝罪では、具体的な改善策を示すことが特に重要です。同じミスを繰り返さないための対策を明確に伝えることで、チームへの影響を最小限に抑える意思を示しましょう。

また、必要に応じて直接の謝罪も検討してください。メールだけでなく、直接会って謝罪することで、誠意がより伝わります。特に重大なミスの場合は、メールと対面での謝罪を組み合わせるのが効果的です。

 

ミスをした時の同僚への謝罪メール例文

同僚へのメールは比較的カジュアルでも構いませんが、誠意を持って謝罪する姿勢は大切です。以下は同僚に対する謝罪メールの例文です。

【件名】昨日の会議資料の誤りについてお詫び

山田さん

お疲れ様です。営業部の鈴木です。

昨日の部門会議で私が作成した売上予測資料に誤りがあり、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

A社の数値を集計する際に、前月のデータを使用してしまっていたことが原因でした。山田さんにご指摘いただいたおかげで早期に発見できました。ありがとうございます。

正しいデータに基づいた資料を作り直し、部門全体にも訂正版を送付しました。今後はこのようなミスを防ぐため、データの日付を必ず確認する手順を徹底します。

お忙しい中、対応いただき感謝しています。今後ともよろしくお願いいたします。

鈴木

 

上司への謝罪メール例文

上司への謝罪メールは、より丁寧な言葉遣いと明確な責任の所在を示すことが重要です。以下は、上司に対する謝罪メールの例文です。

【件名】本日のクライアントミーティング欠席のお詫びとご報告

佐藤部長

お世話になっております。マーケティング課の田中です。

本日14時からのB社様とのミーティングを無断で欠席してしまったことを、心よりお詫び申し上げます。完全に私の確認不足です。

スケジュールを登録したと思っていたのですが、手違いでされていなかったようで、このような状況となりました。
佐藤部長に急遽対応いただくことになり、大変なご迷惑をおかけしました。

今後このようなことがないよう、スケジュールの確認をより気をつけて行って参ります。

B社様には別途お詫びのメールを送らせていただきました。また、部長のご都合がよろしければ、改めて直接お詫びさせていただきたいと存じます。

今後このような事態を二度と起こさないよう細心の注意を払います。誠に申し訳ございませんでした。

田中

 

チームメンバーへの一斉謝罪メール例文

【件名】プロジェクト資料の共有遅延についてのお詫び

企画チームの皆様

お疲れ様です。プロジェクトリーダーの渡辺です。

昨日お約束していた新プロジェクトの企画資料共有が遅れていることをお詫び申し上げます。

クライアントからの追加要望を反映するため時間を要しておりましたが、共有が遅れることをきちんと連絡しなかった点は大変失礼いたしました。チーム全体のスケジュールに影響を与えてしまい申し訳ありません。

資料は本日15時までに共有フォルダにアップロードいたします。また、明日の定例ミーティングで内容の詳細を説明させていただきます。

今後は進捗状況の共有をより徹底し、スケジュール変更がある場合は速やかに連絡いたします。皆様のスケジュールを尊重できず申し訳ありませんでした。

ご質問や懸念点がありましたら、いつでもご連絡ください。

渡辺

 

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謝罪メールを送った後の対応

謝罪メールを送信した後も、問題解決のプロセスは続きます。適切なフォローアップは、信頼回復と関係修復に不可欠です。ここでは謝罪メール送信後の効果的な対応方法について解説します。

 

電話やオンライン会議でのフォローアップ

重大な問題の場合、メールだけでなく直接のコミュニケーションが効果的です。謝罪メール送信後、相手の都合を確認した上で電話やオンライン会議の機会を設けましょう。

フォローアップの際のポイント

  • 改めて謝罪の意を表明する
  • 現在の対応状況を報告する
  • 相手の疑問や懸念に丁寧に回答する
  • 今後の改善策について具体的に説明する

 

対応状況の定期的な報告

問題解決に時間がかかる場合、進捗状況を定期的に報告することが重要です。放置されているという不安を与えないよう、たとえ大きな進展がなくても、取り組み状況を伝えましょう。

報告メールには以下の内容を含めると効果的です。

  • 現在までの対応状況
  • 次のステップとその予定時期
  • 引き続き最優先で取り組んでいる旨の表明

 

再発防止策の実施と報告

謝罪だけでなく、問題の再発防止に向けた具体的な取り組みを実践し、それを報告することが信頼回復には欠かせません。社内プロセスの見直しやチェック体制の強化など、実際に行った対策を具体的に伝えましょう。

例えば、「納品遅延の再発防止のため、進捗管理システムを導入し、複数人によるダブルチェック体制を構築しました」といった具体的な説明が効果的です。

 

信頼関係の再構築に向けた長期的な取り組み

一度失った信頼を取り戻すには時間がかかります。謝罪直後だけでなく、長期的な視点で信頼関係の再構築に取り組みましょう。

信頼回復のための長期的アプローチ

  • 約束したことを必ず実行する
  • 期限を厳守する
  • コミュニケーションの頻度と質を高める
  • 相手のニーズに対して積極的に応える姿勢を示す
  • 透明性を持った情報共有を心がける

 

社内での振り返りと学びの共有

問題から学び、組織として成長するためには、社内での振り返りが重要です。何が原因で問題が発生したのか、どうすれば防げたのかを分析し、その学びを組織内で共有しましょう。

振り返りのポイント

  • 非難ではなく改善に焦点を当てる
  • 具体的な改善点を明確にする
  • 類似ケースの防止策をマニュアル化する
  • 必要に応じて研修やトレーニングを実施する

 

まとめ

ビジネスシーンでのメール謝罪は、迅速さと真摯な態度が何よりも重要です。本記事で解説した7つのポイントを押さえ、適切な構成と敬語を用いることで、相手に誠意が伝わる謝罪メールを作成できます。

特に、①迅速な対応、②真摯な謝罪、③原因と対策の明示は最重要ポイントです。社外向けか社内向けかによって若干表現は異なりますが、基本的な姿勢は同じです。例文を参考にしながら、状況に応じたカスタマイズを行い、謝罪後のフォローアップも忘れないようにしましょう。

適切な謝罪はビジネス関係の修復と信頼回復につながります。万が一のトラブル発生時も、本記事の例文やポイントを参考に、プロフェッショナルな対応を心がけましょう。

 

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監修者:島伸明

株式会社Yagishの取締役CMO。履歴書作成サービス「Yagish(ヤギッシュ)」の成長を牽引し、2024年には800万UUを突破、会員登録者数160万人を達成するなど、日本のキャリア支援市場で高い実績を誇る。大手企業での新規事業・海外事業に加え、複数の企業で取締役を歴任。事業企画、EC、エンタメ、ゲーム開発、マーケティング、コンサルティングと多岐にわたる分野で豊富な経験を持ち、キャリア形成に深い知見を持つ。