2025.02.13

フォークリフトの資格と履歴書への書き方完全ガイド!【採用担当が見ているポイントも解説】

「フォークリフトの資格の取り方や具体的な費用が知りたい」

「フォークリフトの資格を取ったけど、履歴書にどう書けばいいのかわからない…」

このように悩んだことはありませんか?

フォークリフトの資格がどこで取れるのかの疑問や、取得した資格を履歴書でアピールし採用につなげたい方は多いと思います。

フォークリフト運転技能は、多くの企業で求められる重要なスキルで、資格取得は、就職活動における大きなアドバンテージになります。

そこでこの記事では、

  • フォークリフトの資格の種類
  • 履歴書への効果的な書き方
  • 採用担当者が見ているポイント

を解説していきます。

この記事を読めば、フォークリフトの資格種類や費用はもちろん。

自信を持ってフォークリフトの資格をアピールした履歴書を作成し提出できるので、ぜひ参考にしてください!

フォークリフトの資格の種類と特徴

フォークリフトの種類

フォークリフトの資格は2種類あります。主な資格と特徴を以下の通り。

 

資格名 対応フォークリフトの種類 特徴
カウンターバランス式フォークリフト運転技能講習修了証 カウンターバランス式フォークリフト 最も一般的なフォークリフト。

運転操作に熟練を要する反面、汎用性が高く、多くの現場で活躍できます。

リーチ式フォークリフト運転技能講習修了証 リーチ式フォークリフト 狭い場所での作業に適したフォークリフト。

カウンターバランス式と比べて、操作に慣れが必要ですが、効率的な作業が可能です。

カウンターバランスフォークリフト

カウンターバランス式フォークリフトは、最も一般的なフォークリフトの種類です。

重量物を持ち上げるためのカウンターウェイト(カウンターバランス)を備えているのが特徴です。

広いスペースでの作業に適しており、様々な荷役作業に使用されます。

 

リーチフォークリフト

リーチ式フォークリフトは、マスト(フォークを支える柱)が伸縮するタイプで、狭い場所での作業に適しています。

狭い通路や保管場所でも作業できるため、省スペース化に貢献します。

 

オーダーピッカー資格なしで扱えるフォークリフト

資格なしで扱えるオーダーピッカーなど、倉庫内での高所作業に特化したフォークリフトもあります。

オーダーピッカーはオペレーターが搭乗して、棚から商品をピッキングする作業で使用します。

履歴書への効果的な書き方7つ

フォークリフト運転技能講習修了証書を取得した後は、資格を履歴書で最大限にアピールするところまで力を入れれば完璧です。

獲得した資格を採用担当者の目に留まるように工夫し書いていきましょう!

単に資格名と取得日を記載するだけでは勿体無いです。

ここからは、履歴書にフォークリフト資格を効果的に記載する方法を具体的に解説していきます。

全て取り入れる必要はなく、自身が履歴書に取り入れやすい箇所から選び、書き進めてみてくださいね。

 

①資格名の正式名称を記載

まず、資格名の正式名称を正確に記載していきましょう!

例えば、「フォークリフト運転技能講習 修了」のように、略さずに正式名称を記載していきます。

「フォークリフト免許」や「フォークリフト資格」といった曖昧な表現は避け、正確な情報を伝えることが信頼感につながります。

 

②取得年月日を明確に記載

次に、取得年月日も明確に記載しましょう。

月日も正確に記入することで、採用担当者は資格取得時期を正確に把握できます。

 

③実務経験を具体的に記述(使用フォークリフトの種類、積荷の種類、作業内容)

資格取得後、フォークリフトを実際に操作した経験があれば、その内容を具体的に記述しどんどんアピールしていきましょう。

項目 記述例
使用フォークリフトの種類 カウンターバランス式フォークリフト、リーチ式フォークリフト
積荷の種類 パレット積みの製品、重量物、精密機器
作業内容 倉庫内でのピッキング作業、製品の搬入出庫、工場内での資材運搬
作業量 1日あたり何パレット搬送したか、具体的な数値を記載
安全管理 安全運転に心がけ、事故や怪我なく作業を遂行した経験を記述

これらの情報を具体的に記述することで、自身の経験とスキルを明確に伝え、採用担当者にあなたの能力や経験をより具体的にを理解してもらえます。

 

④フォークリフト以外のスキル・経験もアピールする

フォークリフトの資格だけでなく、他のスキルや経験もアピールすることで、総合的な能力を評価してもらえます。

例えば、

  1. 倉庫管理経験
  2. 物流業務経験
  3. PCスキル

など、関連性の高いスキルや経験があれば積極的に記載しましょう。

これにより、多様な能力をアピールし、採用担当者の関心を高めることができます。

フォークリフト以外の履歴書や職務経歴書の書き方も、より印象的に書いてライバルに差をつけたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。

職務経歴書と履歴書は両方作成が必要?違いや書き方を完全解説|無料テンプレート付き

⑤志望動機とフォークリフト資格を結びつける

志望動機とフォークリフト資格を関連付けることで、応募動機がより明確になります。

例えば、「貴社の物流業務において、フォークリフト運転技能を活かして貢献したい」のように、具体的な目標や意欲を示すことで、採用担当者に熱意を伝えられます。

より具体的な履歴書志望動機の書き方も解説しているため、合わせて読んで自分の強みを120%活かした履歴書に近づけましょう!

【例文付き】履歴書の志望動機の書き方・基本を完全解説!未経験や新卒、転職向けのコツ

⑥自己PRで安全意識の高さをアピールする

フォークリフトの運転は、安全意識が非常に重要です。

自己PRでは、安全運転への意識の高さをアピールしましょう。

過去の経験や資格取得の過程で培った安全に対する意識を記述すると、信頼感と責任感がアップします。

⑦資格取得の努力や熱意を伝える

資格取得にかけた努力や熱意を伝えることで、真面目さと向上心が伝わります。

資格取得のための学習方法、苦労したことやそこから得られた学びを具体的に記述することで、採用担当者に良い印象が残ります。

スキルと経験を効果的にアピールすることで、フォークリフトの資格を活かした就職活動の成功に繋がります。

 

あなたの良さが溢れ出して伝わる履歴書を作れるよう一緒に頑張っていきましょう!!

自己PRの書き方や履歴書を書くのが大変で困っている方は、例文のある履歴書から記載すると、入力するだけでサクサク進んで履歴書が完成します。

ぜひご活用ください!

>>>例文から履歴書を作成する

採用担当者が見ているポイント5つ

面接を受ける男性

履歴書にフォークリフトの資格を記載しただけでは、採用担当者の目に留まるとは限りません。

採用担当者は毎日多くの履歴書を見ているため、資格を活かしてどのような仕事ができるのか、どのような人物なのかを総合的に判断します。

具体的に、採用担当者が見ているポイントは以下の5つです。

 

①即戦力になるか

企業は、すぐに戦力として活躍できる人材を求めています。

フォークリフトの資格保有者は、そのスキルをすぐに活かせる即戦力として期待されるため

  1. 実務経験の有無
  2. 経験年数
  3. 扱えるフォークリフトの種類
  4. 作業スキル

これらを具体的に記述することで、即戦力としての魅力を効果的にアピールに繋がります。

 

項目 アピールポイント 具体的な記述例
実務経験 経験年数、具体的な業務内容 「倉庫内作業にて3年間フォークリフト運転に従事。年間5000件以上の荷物の搬入・搬出作業を担当」
扱えるフォークリフトの種類 カウンターバランス式、リーチ式、その他 「カウンターバランス式フォークリフト、リーチ式フォークリフトの運転免許を保有。両方の機種を熟練して操作できます」
作業スキル 積み下ろし、保管、運搬、その他 「精密機器の取り扱い経験あり。安全かつ迅速な作業を心掛けてきました」

②安全意識の高さ

フォークリフトは、危険を伴う作業機械です。

安全運転を徹底し、事故を起こさないための意識の高さは、採用担当者にとって重要な評価ポイントとなります。

履歴書では、安全運転に関する研修や資格取得の努力、安全意識の高さを記載していきましょう。

アピールポイント 具体的な記述例
安全運転研修の受講 「安全運転に関する社内研修を修了し、安全運転の知識・技術を習得しています」
事故防止への取り組み 「作業前点検を徹底し、安全第一で作業に取り組んでいます」
安全意識に関する資格 「フォークリフト運転技能講習修了後に、安全運転管理者資格を取得しました」

③経験・スキルとのマッチング

企業が求める経験やスキルと、あなたの経験やスキルがどれだけマッチしているかも重要なポイントです。

求人情報に記載されている企業が求めるスキルを理解し、自身の経験がどのように企業のニーズに応えられるのかを具体的に記述していきましょう。

例えば、特定の種類のフォークリフトの操作経験や、特定の商品の取り扱い経験を積極的にアピールすることで、採用担当者の関心を高められます。

 

④成長意欲

企業は、将来性のある人材を求めています。

フォークリフトの資格取得にとどまらず、更なるスキルアップを目指している姿勢を示すことが重要です。

資格取得後の学習内容や、今後のキャリアプランを記述することで、成長意欲をアピールできます。

アピールポイント 具体的な記述例
継続的な学習 「資格取得後も、安全運転に関する知識のアップデートを継続しています」
スキルアップへの意欲 「将来的には、フォークリフトの整備スキルも習得したいと考えています」
キャリアプラン 「フォークリフトオペレーターとして経験を積み、将来はチームリーダーとして活躍したいと考えています」

⑤人柄

スキルや経験だけでなく、人となりも採用において重要な要素です。

責任感、協調性、コミュニケーション能力など、企業が求める人物像に合致する点を、具体的なエピソードを交えて記述しましょう。

例えば、チームワークを重視した経験や、困難な状況を乗り越えた経験などを記述することで、誠実さや責任感などを効果的にアピールできます。

 

フォークリフト資格取得のための費用と期間

フォークリフトの資格取得にかかる費用は、資格の種類や受講する場所で異なりますが、約2万円〜5万円で取得できます。

期間は2日〜5日の短い期間で取得可能です。より具体的に見ていきましょう!

 

資格の種類ごとの費用相場

フォークリフトの資格取得費用は、講習費用、教材費、試験費用などで構成されます。

種類によって費用が異なるため、事前に確認することが重要です。

講習コース別の費用一覧
11時間コース 12,500円〜23,760円
15時間コース 21,500円〜22,500円
31時間コース 36,500円〜41,580円
35時間コース 41,500円〜45,000円

 

※上記はあくまで相場であり、受講する機関や地域によって費用は異なります。 

1番長い『35時間コース』は免許を何も持っていない場合で、すべてのフォークリフト経験がゼロの方が対象で費用は、約4万5千円です。

普通免許はもちろん、大型免許を持っている方なら、約2〜3万円台で取得できます。

また、フォークリフト免許の試験合格率は98%〜99.9%と言われています。

そのため、フォークリフトに触ったこと・乗ったことがない人でも、2日〜5日間の講習を受ければ、ほぼ全員が資格取得を目指せます。

フォークリフトは労働安全衛生法で定められた国家資格の一つですので、ぜひ自身のスケジュールや予定に合わせて獲得していきましょう

 

フォークリフト資格に関するよくある質問3つ

ここからは、フォークリフトの資格取得を検討している方や、既に資格を持っていて疑問点がある方のために、よくある質問をまとめました。

 

①フォークリフトの資格はどこで取得できますか?

フォークリフトの資格は、主にフォークリフト運転技能講習を受講することで取得できます。

講習は、厚生労働省認可の職業能力開発校や、一般社団法人 全国フォークリフト協会などの指定講習機関で実施されています。

受講できる機関は地域によって異なりますので、お住まいの地域で講習を実施している機関を検索していきましょう。

 

②フォークリフトの資格更新は必要ですか?

フォークリフト運転技能講習で取得した資格に有効期限はなく、更新は不要です。

ただし、5年ごとに安全衛生教育を受ける必要はあります。

 

③実務経験がなくても資格は取得できますか?

実務経験がなくても取得可能です。

フォークリフト運転技能講習は、初心者も受講でき講習では、フォークリフトの運転操作、安全な作業手順、点検方法を学べます。

 

まとめ:フォークリフト資格を活かして就職活動を成功させよう!

今回は、フォークリフトの資格の種類、履歴書への効果的な書き方について解説しました。

特に、この3つは採用担当者に好印象を与える上で非常に重要なポイントになります。

  • 実務経験を具体的に記述する
  • 安全意識の高さをアピールする
  • 志望動機と資格取得を結びつける

ポイントを参考に、履歴書に資格と熱意をアピールし、就職活動の成功にぜひ繋げてください!

経験やスキルを最大限に活かし、自信を持って就職活動を進めていきましょう。

履歴書の資格欄の書き方に悩んだ場合は、テンプレートから作成できる履歴書をぜひご活用ください

資格欄で使える豊富な例文から選び、必要事項を入力するだけで、整った文章を簡単に作成できます。

また履歴書を作成しているときに、

  1. 形式が崩れて時間がかかる方
  2. のような文章でアピールすれば良いか分からない方

も驚くほどらくらくに完成するのでぜひ一度使ってみてくださいね。


自分の強みを120%活かした履歴書を一緒に完成させましょう!

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この記事の監修者:島伸明 

株式会社Yagishの取締役CMO(最高マーケティング責任者)。履歴書作成サービス「Yagish(ヤギッシュ)」の成長を牽引し、2024年にはユーザー800万人を突破、会員登録者数160万人を達成。大手企業での新規事業・海外事業に加え、複数の企業で取締役を歴任。事業企画、EC、エンタメ、ゲーム開発、マーケティング、コンサルティングと多岐にわたる分野で豊富な経験と、キャリア形成に深い知見を持っています。