2024.12.04
英語履歴書の書き方をサンプル(見本)と共に解説!英文レジュメの基本ルールと英語表現例文
「英語で履歴書を書く方法がわからない」
海外での就活をする方や英語の利用が必須の仕事に応募する方などは、
この悩みを抱えるのではないでしょうか?
グローバル化が進む現代では、
海外での就職活動やグローバル企業への転職を目指す人が増えており、「英語履歴書」が必須となってきます。
しかし日本式の履歴書とは大きく異なるため、
どのように作成すればよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
・英文履歴書のサンプルが見たい
・おすすめの英語表現等があれば使いたい
・正しい書き方で書きたい
などなどの思いがあると思います。
ということでこの記事では、英語履歴書の基本ルールや構成、そして実際に使える英語表現や例文を詳しく解説します。
また、サンプルもご紹介するので、実際に作成する際の参考にしてみてくださいね。
目次
英語履歴書の書き方をサンプル(見本)と共に解説!英文レジュメの基本ルールと英語表現例文
1. 英語履歴書(英文レジュメ)とは?|日本の履歴書との違い
英語履歴書は主に、海外での就職活動やグローバル企業への応募で必要となる書類です。
日本の履歴書と比べると形式や内容に大きな違いがあり、それを正しく理解することが採用成功の第一歩です。
まず英語の履歴書と日本の履歴書との違いに関してお話ししたいと思います。
英語履歴書の特徴・日本語履歴書との違い
英文レジュメは自由な形式
まず英文レジュメは日本のレジュメと違い、決まった形式が基本的にはありません。
そのため、応募者自身がフォーマットやレイアウト、デザイン等も基本的には自由に選べます。
実績の記入(日本の職務経歴書にも近い)
日本の履歴書では「経歴や事実」が中心ですが、英文レジュメでは日本の職務経歴書の様に、「達成した成果」や「具体的なスキル」を書くと効果的です。特に、数値や具体例を使った実績の記載が評価されます。
例)
Increased sales by 25% through the implementation of a new marketing strategy.
証明写真・性別や年齢は不要
英文レジュメでは、個人の容姿やプライバシーに関する情報(写真、年齢、性別、婚姻状況など)は不要とされています。これは採用における公平性を保つためです。この点は日本の採用とは大きく違います。しかし、今の日本でも徐々に欧米の考え方が入ってきており、最新規格の履歴書は性別を書かなくても良くなっています。
英文履歴書は1~2ページにまとめる
英文レジュメは、簡潔さが重要です。長くても2ページに収め、採用担当者が短時間で内容を把握できるようにします。
英語履歴書のポイント
一つのメリットとしては、自分の強みを型にはまることなく効果的にアピールできる点です。
ただ、日本の履歴書も同じですが、会社やポジションに合わせて内容を変えることが望ましいです。
英語履歴書と日本履歴書とのその他の違い
パソコン作成が基本
日本の履歴書は定型フォーマットが一般的で、今でも手書きが好まれる場合もあります。
一方、英文レジュメはデジタル作成が基本で、自由な形式が認められています。
提出方法の違い
・日本の履歴書:紙ベースでの提出が多い。
・英文レジュメ:PDFでのオンライン提出が一般的。
言語表現の違い
・日本の履歴書:丁寧で形式的な表現が多い。
・英文レジュメ:日常会話以上の単語を使うことが望ましいが、特に丁寧な表現を使うなどの制約はない。
2. 英語履歴書(英文レジュメ)のサンプル(見本)
次に、英語履歴書の見本をお見せします。
以下のフォーマットを基本的には真似していただき、内容を変えれば形式としては問題ありません。
3. 英語履歴書(英文レジュメ)の書き方
ではここから、実際の英語履歴書の書き方を書いていきます。
個人情報
まず最初に、名前を含めた個人情報を書きます。
この部分は、採用担当者が応募者と迅速に連絡を取れるように基本的な個人情報を明記します。
入力項目として、以下のような内容を記載します。
個人情報の主な項目
- 氏名: フルネームを英語で記載します(名→姓の順)。
例)Taro Yamada - 住所: 現在住んでいる住所を英語表記で記載します。海外応募の場合は国名も記載します。
例)1-2-3 Shibuya, Shibuya-ku, Tokyo 150-0002, Japan - 電話番号: 国際電話の形式(+国番号)で記載するか、日本で受ける場合はそのまま日本の番号を書いても問題ありません。
- メールアドレス: できれば自分の名前等が入っている様な、プロフェッショナルなメールアドレスが推奨されます。
- リンク: LinkedInのプロフィールリンクを追加することも可能ですが、必ず必要なわけではありません。
- ポートフォリオリンク:職種によっては、ポートフォリオURLを追加することも可能です。
注意点
注意点として、英語の履歴書では写真、年齢、性別、婚姻状況の記載は必要ありません。
これらは差別防止の観点から省略されています。
職務要約(Professional Summary)
次に職務要約です。
職務要約の書き方ポイント
このセクションは履歴書全体の「要約」として機能し、採用担当者に強い印象を与えることを目的としています。
以下のポイントに注意して作成します。
- 応募職種に関連するスキルと経験: 最も重要なスキルや職務経験を簡潔にまとめます。
- 実績の強調: 数値や具体的な成果を含めることで説得力を持たせます。
- 簡潔で読みやすい文章: 2~3文で要点をまとめ、簡潔に記載します。
職務要約の例
Bilingual IT professional with 6+ years of experience in software development and project management. Proficient in designing scalable web applications and managing cross-functional teams. Fluent in Japanese and English, with a strong ability to collaborate in global environments. Seeking to leverage technical expertise and communication skills to contribute to innovative projects in an international organization.
この要約部分は、
あなたが募集ポジションに合うかどうかを判断されるための大切な項目となるため、特に丁寧に作成する必要があります。
職務経験(Work Experience)
次に、職務経験です。
職務経験の書き方ポイント
このセクションでは、応募者の職務経歴を具体的かつ詳細に記載します。
以下を含めることが重要です。
- 会社名と所在地: 働いていた会社名と所在地を記載します(例: Tokyo, Japanなど簡単で構いません)。
- 役職と在籍期間: 職務のタイトルと勤務期間(年月形式)を記載します。
- 仕事内容と成果: 達成した成果や業務内容を具体的に説明します。成果には数値を含めると効果的です。
- 順序: 最近の職務経験から記載する「逆時系列」にて記入します。
職務経験の例
Junior Developer
XYZ Digital Solutions | Yokohama, Japan | Jul 2017 – Mar 2019
- Developed and tested e-commerce websites for clients in the retail sector, resulting in a 20% increase in online sales.
- Optimized website performance, reducing load times by 40%.
- Supported the migration of legacy systems to modern frameworks, ensuring minimal downtime.
採用担当者は短時間で履歴書を確認するため、箇条書きで記載し、わかりやすく整理します。
学歴(Education)
次に、学歴です。
学歴の書き方のポイント
英語の履歴書の学歴には、大学以降の学歴を記載するのが一般的です。
大学名の書き方
大学名は正式名称で記載します。
例えば慶應大学の場合、KeioではなくKeio Universityとします。
また、大学の正式名称はGoogleなどで調べると見つかります。
学位と専攻の書き方(学士号、修士号、博士号)
取得した学位(Bachelor, Masterなど)と専攻(例: Computer Science)を記載します。
Bachelor:学士号
Master:修士号
Doctor:博士号
例)Bachelor in Computer Science
Keio University | Tokyo, Japan | Graduated Mar 2017
Master in Chemical Engineering
また、卒業した年月も英語で記載します。
主な学部・学科
以下に主な学部、学科を示します。
人文系学部・学科
- 文学: Arts or Literature
- 哲学: Philosophy
- 言語学: Linguistics
- 歴史学: History
- 文化人類学: Cultural Anthropology
社会科学系学部・学科
- 商学: Commerce
- 経済学: Economics
- 経営学: Business Administration
- 社会学: Sociology
- 心理学: Psychology
- 国際関係学: International Relations
- 政治学: Political Science
- 法学: Law
教育系学部・学科
- 教育学: Education
- 特別支援教育: Special Education
- 教育技術学: Educational Technology
自然科学系学部・学科
- 理学: Science
- 数学: Mathematics
- 物理学: Physics
- 化学: Chemistry
- 生物学: Biology
- 地球科学: Earth Science
工学系学部・学科
- 工学: Engineering
- 機械工学: Mechanical Engineering
- 電気工学: Electrical Engineering
- 情報工学: Computer Science or Information Engineering
- 建築学: Architecture
- 環境工学: Environmental Engineering
農学・生命科学系学部・学科
- 農学: Agriculture
- 森林学: Forestry
- 水産学: Fisheries Science
- 生命科学: Life Science
- バイオテクノロジー: Biotechnology
医療・健康系学部・学科
- 医学: Medicine
- 薬学: Pharmacy
- 獣医学: Veterinary Medicine
- 看護学: Nursing
- 公衆衛生学: Public Health
- リハビリテーション学: Rehabilitation Science
芸術・デザイン系学部・学科
- 美術: Fine Arts
- 音楽: Music
- デザイン: Design
- 映画学: Film Studies
その他の学部・学科
- 体育学: Physical Education
- 観光学: Tourism Studies
- メディア学: Media Studies
- 宗教学: Religious Studies
高校の学歴
高校の学歴は通常記載しませんが、特別な理由がある場合を除きます。
スキル(Skills)
スキルの書き方のポイント
スキルでは、応募職種に関連するスキルを具体的に記載します。以下の様な項目を含めることができます。
技術的なスキル
職種によりますが、例えば、プログラミング言語、ツール、ソフトウェアなどを列挙します。
その他には、PhotoshopやExcelなども書くことが可能です。
ソフトスキル(性格などのスキル)
ソフトスキルコミュニケーション能力、チームワーク、リーダーシップなど、職務で役立つ個人スキルを記載します。
この部分は箇条書き形式で簡潔に記載するのが一般的です。
職務に関連するスキルを優先的に記載し、採用担当者に強みを伝えます。
資格(Core Qualifications)
書き方のポイント
資格セクションでは、応募職種に関連する資格や認定を記載します。
以下のポイントを押さえて記載しましょう。
資格名
資格に関しては、TOEIC 800(2019)など、資格名、点数(あれば)、取得年数などを記入します。
基本的には、職務で重要視される資格を優先的に記載します。
資格を書く順
資格は最新のものから順番に記載し、応募するポジションに関連性の高いものを強調します。
語学スキル(Languages)
語学の書き方のポイント
語学スキルセクションでは、話せる言語とその熟練度を記載します。
- 言語名: 話せる言語を列挙します(例: Japanese, English)。
- 熟練度: 各言語の熟練度を「Native」「Business Proficiency」「Conversational」などで表します。
- スコア: TOEICやTOEFLなどのスコアがある場合は追加します。(上の資格のところで書いても大丈夫です。)
言語の記入例
Japanese: Native(ネイティブレベル)
English: Business Proficiency(ビジネスレベルで利用可能)
Spanish:Fluent(流暢)
Thai:Conversation level(日常会話程度)
などと書くことが可能です。
追加情報(Additional Information)
書き方のポイント
この部分では、履歴書全体にプラスアルファの価値を加える情報を記載します。
以下の様な
- ボランティア経験等:社会貢献やリーダーシップを示す活動。
- 所属団体:特に仕事に関係しているプロフェッショナルな団体への所属歴。
この部分は必須ではありませんが、応募者の人間性や価値観をアピールする場として活用できます。
4. 英語履歴書をよりプロフェッショナルにする英語表現
ここで、英文レジュメをよりプロフェッショナルにする英語表現をご紹介します。
〜を達成したなどの英語表現
Streamlined processes to improve the efficiency of 〜:効率化のために〜のプロセスを簡易化しました。
Achieved measurable results by ~:~により測定可能な成果を達成しました。
Led a cross-functional team to 〜:クロスファンクショナルチーム(違う部門の人たちによって構成されるチーム)を率いて~を達成しました。
Consistently exceeded targets by 〜:常に目標を~(20%など)上回りました。
Delivered results ahead of schedule:予定より早く結果を出しました。
Drove a 20% increase in sales by 〜:~により売上を20%向上させました。
Enhanced customer satisfaction through 〜:~を通じて顧客満足度を向上させました。
Reduced costs by 15% through 〜:~によりコストを15%削減しました。
リーダーシップや協力関連の英語表現
Collaborated with stakeholders to achieve 〜:関係者と連携して~を達成しました。
Mentored junior team members in〜:~の分野で後輩を指導しました。
Spearheaded a project to〜:~のプロジェクトを主導しました。
Delegated tasks effectively to ensure〜:~を確実にするために仕事を(他の人に)委任しました。
スキル等々
Proficient in utilizing〜:~の活用に熟練しています。
Extensive experience in〜:~の分野で豊富な経験があります。
Specialized in designing〜:~の設計を専門としています。
Strong analytical skills in〜:~における強力な分析スキルがあります。
Expertise in managing〜:~の管理における専門知識があります。
問題解決系の英語表現
Identified and resolved〜:~を特定して解決しました。
Innovated a solution to〜:~のための革新的な解決策を考案しました。
Implemented strategies to mitigate risks〜:〜のリスクを軽減するための戦略を実行しました。
Transformed underperforming systems into〜:成果の低かったシステムを~に転換しました。
Optimized workflows by – ~によって作業の流れを最適化しました。
関係構築関連の英語表現
Built and maintained relationships with 〜:~との関係を構築し、維持しました。
Provided exceptional service to〜:~に優れたサービスを提供しました。
Acted as a liaison between〜:~の間の連絡役を務めました。
Addressed client needs effectively by〜:~により顧客のニーズに効果的に対応しました。
Earned recognition for delivering〜:~を提供したことで評価を得ました。
締切などの時間に関する英語表現
Prioritized tasks to meet tight deadlines〜:厳しい締め切りを守るためにタスクを優先順位付けしました。
Maximized resource utilization by〜:~によって資源の利用を最大化しました。
Ensured timely delivery of projects by〜:~によりプロジェクトの納期を確保しました。
Coordinated multiple projects simultaneously:複数のプロジェクトを同時に調整しました。
Maintained quality standards under pressure:プレッシャーのある中でも品質基準を維持しました。
5. よくある質問 (FAQ)|英語履歴書に関する詳細ガイド
次に、英文レジュメを作成する際のよくある質問をご紹介します。
これらの回答を参考にすることで、
よりプロフェッショナルな履歴書を作成し、採用担当者に好印象を与えられるようにしましょう。
Q1: 英語が苦手ですが英文履歴書は書けるでしょうか?
A: 英語が苦手でも、ポイントを押さえればプロフェッショナルな英語履歴書を作成することは可能です。
以下のことを活用するとスムーズに進められます。
見本やサンプルを軸に書く
英語履歴書用の見本を使用すると、書式や構成をゼロから考える必要がなく、効率的に作成できます。
日本語で内容を整理してから翻訳する
まず日本語で職務経験やスキルを箇条書きでまとめ、それを英語に翻訳します。
この際、オンライン翻訳ツール(DeepLやGoogle翻訳など)を活用すると便利です。
シンプルな英語を使用する
難しい表現を無理に使わず、短く簡潔な文章を心がけましょう。
例:「I managed a project team.(プロジェクトチームを管理しました)」のようなシンプルな表現でも十分伝わります。
プロのサポートを利用する
英語履歴書の作成をサポートするサービスや、ネイティブチェックを提供する専門家に依頼するのもおすすめです。
英語が得意でなくても、自分の経験やスキルを明確に伝えることができれば、十分なアピールが可能です。
自信を持って作成を進めてみてください。
Q2: 英語履歴書に写真は必要ですか?
A: いいえ、英語履歴書では写真の添付は不要です。特にアメリカやヨーロッパでは、採用の公平性を保つために、応募者の写真、年齢、性別、婚姻状況などを記載しないことが一般的なルールとなっています。特に言われない限りは、写真の提出は不要となります。
Q3: 英語履歴書の長さはどれくらいが理想ですか?
A: 英語履歴書は1~2ページにまとめるのが理想です。職務経験が少ない場合は1ページで十分ですが、経験豊富な場合や多くの成果をアピールしたい場合でも2ページを超えないようにしましょう。簡潔で分かりやすくするために、最も関連性の高い経験や実績に重点を置くことが重要です。
Q4: 学歴はどこまで記載すればよいですか?
A: 大学以降の学歴を記載するのが一般的です。学位、専攻、大学名、卒業年月を明記し、留学経験や特筆すべき成果があればそれも追加します。高校の情報は通常不要ですが、海外の高校に長い期間通った経験がある場合や特定の資格を取得している場合は記載しても構いません。
Q5: TOEICやTOEFLのスコアは記載すべきですか?
A: 英語スキルをアピールするために記載するのは非常に有効です。特にTOEICやTOEFLのスコアが応募ポジションでの英語力の証明となる場合、具体的なスコアを記載してください(例: TOEIC 800点)。ただし、スコアが低い場合は、別の方法で英語力をアピールすることを検討してください。
Q6: 英語履歴書のテンプレートを使用するのは問題ないですか?
A: 英語履歴書のテンプレートを使用することは問題ありません。むしろ、テンプレートを使うことでフォーマットが整い、見やすい履歴書を作成できます。ただし、テンプレートをそのまま使用するのではなく、自分の情報やスタイルに合わせてカスタマイズすることが重要です。
Q7: 応募する会社ごとに履歴書を変える必要がありますか?
A: はい、英語履歴書は応募先に合わせてカスタマイズするのが一般的です。特に、会社のニーズに応じて以下を調整することをお勧めします。
- スキルや経験の強調ポイント
- 採用担当者が求めていそうなキーワードの追加
- 応募ポジションに関連するプロジェクトや成果の記載
Q8: 英語履歴書はPDF形式で送るべきですか?
A: はい、PDF形式が推奨されます。これにより、レイアウトが崩れるリスクを避けることができます。ただし、企業がWord形式やオンラインフォームを指定している場合は、その指示に従いましょう。
6. 英文レジュメ提出前の最終チェックリスト
履歴書を提出する際、細部への配慮が成功へのカギです。
以下のチェックリストを確認し、履歴書の完成度を高めましょう。
基本情報の確認
- 名前が正式名称になっているか
パスポートやIDと同じ表記になっているか確認しましょう。ニックネームではなく正式な名前を使用してください。 - メールアドレスがプロフェッショナルなものか
例えば、個人の趣味に基づくアドレス(例: cute-cat123@email.com)などは避け、フルネームやイニシャルを使った信頼感のあるアドレスを使用します。 - 連絡先が最新かつ正確か
引っ越しや電話番号の変更があった場合は更新されていますか?また、国際応募の場合、国番号(+81など)が含まれているか確認してください。
内容の確認
- 目標が明確に伝わっているか
自己PRやProfessional Summaryが応募するポジションに適した内容で、目標やキャリアの方向性が明確に示されていますか? - 専門用語の使用が適切か
業界特有の専門用語が正しく使われていますか?採用担当者が理解しやすい表現になっているか確認してください。 - 業績が実際に検証可能な内容か
記載された成果やスキルが信頼性のある内容で、必要に応じて具体的な証拠(ポートフォリオ、推薦状)を用意できるか確認してください。
英語表現と文法の確認
- 句読点やフォーマットの統一性
箇条書きの記号(・、-、●など)が統一されているか、またピリオドやカンマの使い方が正しいか確認してください。 - 以下の様な表現で書かれているか
「I was responsible for managing…」よりも、「Managed…」のような能動的な表現が使われていることがより理想的です。 - 過去形と現在形の使い分けが正しいか
現在の職務内容は現在形、過去の職務は過去形で書かれていますか?
デザインと形式の確認
- 余白と行間が適切か
履歴書が詰まりすぎていないか、適切な余白と行間で読みやすくなっているか確認してください。
提出方法の確認
- 提出先の規定フォーマットを確認したか
求人情報や企業の指示に従い、Word、PDF、またはオンラインフォームの指定がある場合はそれに準じていますか? - ファイルサイズが適切か
添付ファイルがメールで送信可能なサイズ(通常は5MB以下)に圧縮されていますか? - ファイル名がわかりやすいか
ファイル名は「TaroYamada_Resume.pdf」や「TaroYamada_CV.pdf」など、企業にとって分かりやすい形式になっていますか? - メール本文が適切か
提出メールの件名や本文がプロフェッショナルで、履歴書と応募ポジションが関連付けられているか確認してください。
印象の最終確認
-
- 読みやすさを他人に確認してもらったか
第三者に読んでもらい、分かりにくい箇所や改善点がないかフィードバックをもらいましたか? - 全体の印象がプロフェッショナルか
履歴書全体が清潔感があり、プロフェッショナルな印象を与えるか最終的に確認しましょう。
- 読みやすさを他人に確認してもらったか
7. まとめ
英語履歴書(英文レジュメ)の作成は、日本の履歴書とは異なるルールや文化的な背景を理解することが重要です。この記事で紹介した基本ルールやセクションごとの書き方、よくある質問(FAQ)を参考にすることで、採用担当者にアピールできるプロフェッショナルな履歴書を作成することができます。
英語履歴書は、グローバル企業への第一歩を踏み出すための重要なツールです。この記事で得た知識を活用して、魅力的な履歴書を作成し、新しいキャリアの扉を開きましょう!
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島伸明
株式会社Yagishの取締役CMO。履歴書作成サービス「Yagish(ヤギッシュ)」の成長を牽引し、2024年には800万UUを突破、会員登録者数160万人を達成するなど、日本のキャリア支援市場で高い実績を誇る。大手企業での新規事業・海外事業に加え、複数の企業で取締役を歴任。事業企画、EC、エンタメ、ゲーム開発、マーケティング、コンサルティングと多岐にわたる分野で豊富な経験を持ち、キャリア形成に深い知見を持つ。