2025.03.19
在職中の転職活動での履歴書の書き方ガイド|現在に至る、退職予定日、以上など

「在職中の履歴書ってどう書けばいい?」
「現在に至る、以上などどう使えばいい?」
在職中に転職活動をする場合、このような悩みを持つ人は多いのではないでしょうか?
・「現在に至る」「在職中」「以上」の正しい使い方ってある?
・退職予定日の記載方法は?
・在職中の転職活動や退職交渉についても知りたい
などなど色々とありますよね。
履歴書で在職状況を適切に伝えることは、採用担当者に誠実な印象を与える重要なポイントです。
転職を成功させるには、小さなミスも避けたいもの。
履歴書の記載をメインに、在職中の方が直面するあらゆる疑問にお答えします。
在職中で仕事を探している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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履歴書の「以上」と「現在に至る」、「在職中」の意味
まずは履歴書の職歴欄に記入する「以上」と「現在に至る」の意味についてご紹介します。
履歴書での「現在に至る」は「在職中」と意味が同じ
「現在に至る」という表現は、文字通り「現在もその状態が続いている」という意味を持ちます。
履歴書の職歴欄で使用する場合、「今もその会社で働いている=在職中である」ことを示します。
履歴書の「以上」の意味(この先に記載はないという意味)
一方、「以上」は「これで終わり」を意味する表現です。
履歴書においては、「ここまでで記載事項(学歴や職歴)が存在しない」ことを示します。
そのため退職済みの場合も、在職中の場合でも利用されます。
重要なのは、あなたの職歴を時系列で明確に、そして現在の就業状況が正確に伝わるように記載することです。
履歴書の「在職中」「現在に至る」「以上」の書き方・見本
在籍中に転職活動する場合、履歴書には「在職中」か「現在に至る」、と「以上」を書きます。
これらの表現は、日本の履歴書において非常に一般的で、ビジネスマナーとして広く受け入れられています。
例えば、「2018年4月入社 株式会社〇〇 営業部 現在に至る」と記載すれば、2018年4月から現在まで継続してその会社で勤務していることが伝わります。
まずは「現在に至る」と書く場合の見本と書き方を紹介します。
履歴書の「現在に至る」と「以上」の書き方
履歴書での「現在に至る」の書き方①
・「現在に至る」は見本のように、最後の職歴の1行下に書きます。
・「以上」はさらに1行下に移動し、一番右に書きます。
履歴書の「現在に至る」の書き方②職歴が多くスペースがない場合
また職歴に書くことが非常に多く書ききれないという場合、
この2つ目の見本のように「現在に至る」と「以上」を同じ行に書きます。
また、以上も現在に至るも、最後に1回書くだけとなります。
複数の会社に勤めた経験があっても複数書く必要はありません。
次に在籍中の書き方をご紹介します。
「在籍中」と「以上」の書き方
「在職中」という表現も「現在に至る」と同様に、現在もその会社に勤めていることを示す表現です。「現在に至る」がより一般的ですが、「在職中」を使用しても問題ありません。
在籍中と以上の基本の書き方・見本
・「在職中」は職歴に続けて同じ行に書きます。
・「以上」は1行下に移動し、一番右に書きます。
「在籍中」も「現在に至る」と同様に、最終的な状態を示すものですので、最後の職歴の後に記入します。
職歴が多くてスペースが足りない場合の書き方
また現在に至ると同じように、スペースが無い場合は同じ行に記載して構いません。
履歴書は第一印象を左右する重要な書類ですので、正確で丁寧な記入を心がけましょう。特に「現在に至る」「在職中」「以上」といった表現は、自分の職歴の状況を表すものですので、適切に記載することが大切です。
「退職予定日」がわかっている時の履歴書の書き方
転職活動を進める中で、すでに現職の退職予定日が決まっている場合は、履歴書にその情報を明記することが望ましいです。退職予定日が確定していると、転職先企業は採用スケジュールを立てやすくなるため、この情報は採用担当者にとって大変貴重です。
退職予定日がわかっている場合の履歴書の書き方には、いくつかのパターンがあります。ここでは正確かつ効果的な記載方法を解説します。
基本的な退職予定日の書き方
退職予定日が決まっている場合は、職歴欄の現在に至るや在籍中の後ろに、見本のように記載します。
例:
現在に至る(2025年9月30日 退職予定)
このように、最終行に退職予定日と「退職予定」という文言を明記することで、現在の勤務状況と今後の予定が一目でわかります。
スペースが無い場合
スペースがない場合は、「退職予定日」は「本人希望記入欄」に書くことも可能です。
退職予定日を記載する際の注意点
退職予定日を履歴書に記載する際は、以下の点に注意しましょう。
- 正確な日付を記入する:退職届を提出済みで正式に退職日が確定している場合は、その日付を正確に記入します。
- 「予定」の表記を忘れない:まだ実際に退職していない場合は、必ず「退職予定」と記載しましょう。単に「退職」と書くと、すでに退職済みと誤解される可能性があります。
- 西暦・和暦の統一:履歴書内で使用している年号表記(西暦・和暦)に合わせて統一します。
面接時の退職予定日に関する質問への備え
履歴書に退職予定日を記載した場合、面接でその日程について質問されることが多いです。以下のような質問に対する回答を準備しておきましょう:
- 「退職予定日は調整可能ですか?」
- 「もう少し早く入社することは可能ですか?」
- 「現在の会社での引き継ぎ状況はどうですか?」
これらの質問に対しては、現実的かつ誠実に回答することが大切です。引き継ぎの状況や現職での責任を考慮した上で、どの程度柔軟に対応できるかを伝えましょう。
>中途採用面接でよくある質問40選と回答例文|服装やマナー、面接の流れも。
退職予定日と入社可能日の関係
履歴書に退職予定日を記載する際は、その後の入社可能日も考慮しましょう。一般的には、退職日の翌日から入社可能とするケースが多いですが、転居を伴う転職や心身のリフレッシュが必要な場合は、間に数日から1週間程度の期間を設けることも検討すべきです。
履歴書には入社可能日を明記する欄はないことが多いですが、面接時にこの点について質問されることが多いため、あらかじめ考えておくと良いでしょう。
以上のポイントを押さえて退職予定日を適切に記載することで、転職活動をスムーズに進めることができます。正確で誠実な情報提供は、採用担当者からの信頼獲得にもつながります。
在職中の履歴書の書き方Q&A
在職中に転職活動をする際、履歴書の書き方で悩むことは少なくありません。ここでは、在職中の方がよく抱く疑問について詳しく解説します。
退職か退社かどっちが良い書き方?
「退職」と「退社」は両方とも会社を辞めるという意味を持ちます。違いは、「退職」は会社を辞める、職を辞することを指すだけですが、「退社」は会社を去る、会社を辞めるという意味のほか、仕事を終えて会社から出るという意味でも使います。履歴書に記入する際は、誤解が生まれないよう「退職」と書きましょう。
履歴書で会社を辞めることを表現する際、「退職」と「退社」のどちらを使うべきか迷う方も多いでしょう。
ですが履歴書では「退職」を用います。
「退職」は職を辞めるという意味で広く使われる一般的な表現です。会社員、公務員、アルバイトなど、あらゆる雇用形態で利用されます。一方、「退社」は主に会社組織から離れることを意味し、履歴書ではより適した表現と言えます。
退職予定日がわからない場合は?
転職活動を始めたばかりで、まだ退職予定日が確定していない場合は上で示したように「現在に至る」「以上」や「在職中」「以上」と記載するのが一般的です。これにより、現在もその会社で働いていることが明確に伝わります。
しかし、面接が進むと「いつから入社できるか」と聞かれることがあります。その時のためにも、就業規則を確認し、引き継ぎの所要日数なども考慮して、入社可能時期を回答できるよう準備しておきましょう。
ですが、面接時に入社可能日に関して聞かれます。
そのためは、「現職の会社と退職の相談をさせていただきます」と伝えておくと良いでしょう。多くの企業は在職中の転職活動に理解を示してくれます。
ただし、採用プロセスが進み、面接官から具体的な入社可能時期を聞かれた場合は、一般的な退職までの期間(1〜2ヶ月程度)を考慮した上で回答することが望ましいです。
退職交渉中の場合は?
既に現職の会社と退職について交渉を始めている場合でも、正式に退職日が確定するまでは「現在に至る」と記載するのが適切です。
面接時には、「現在の会社とは既に退職について話し合いを進めており、〇月末で退職する予定です」と正直に伝えましょう。明確な退職予定日を示すことで、採用企業は入社日の計画を立てやすくなります。
ただし、退職交渉が難航している場合は、その状況も含めて誠実に伝えることが大切です。「退職の意向は伝えていますが、引継ぎの都合上、具体的な日程は調整中です」といった説明が適切でしょう。
職歴が書ききれない場合は?
長いキャリアを持つ方や転職回数が多い方は、履歴書のスペースに職歴がすべて収まらないことがあります。その場合は以下の対応方法があります。
1. 履歴書に短めに記載する。
履歴書の書き方にも色々あるので、職歴を短く記載する方法を学びましょう。
>履歴書の職歴が多くて書ききれない時の7つの対処法と書き方完全ガイド
2. 要点を絞って記載する:各職歴の説明文を簡潔にし、入社日・退職日・会社名・役職といった基本情報のみにとどめることで、スペースを節約できます。
3. 履歴書のフォーマットを選ぶ:職歴欄が多いフォーマットを選ぶという方法もあります。
どの方法を選ぶ場合でも、在職中の現職については必ず「現在に至る」または退職予定日を明記し、現在の状況が正確に伝わるようにしましょう。
会社を辞める、退職日をうまく決める方法
在職中に転職活動を行う場合、「いつ会社を辞めるか」という退職日の決定は非常に重要です。ここでは、円滑に会社を辞め、次のキャリアへスムーズに移行するための退職日の決め方について詳しく解説します。
退職日を上司に伝えるタイミングと方法
退職の意思を上司に伝えるタイミングは非常に重要です。一般的には、退職希望日の1〜2ヶ月前が適切とされています。あまり早すぎると「もう会社に貢献する気がない」と思われる可能性がありますし、遅すぎると引き継ぎ時間が不足してしまいます。
退職の申し出は、まず直属の上司に口頭で伝え、その後人事部門に正式な退職届を提出するのが一般的な流れです。退職理由は簡潔に伝え、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。「一身上の都合」という表現が無難ですが、信頼関係がある上司には転職の意向を正直に伝えるケースも多いです。
良好な人間関係を維持するための退職プロセス
退職後も業界内での人脈は重要な資産です。円満な退職と良好な関係維持のために、以下の点に注意しましょう。
感謝の気持ちを伝えることは非常に重要です。直属の上司や同僚、後輩など、お世話になった人々に対して、直接または退職の挨拶状などで感謝の気持ちを伝えましょう。特に長く働いた企業であれば、成長の機会を与えてくれたことへの感謝を忘れないことが大切です。
また、引き継ぎを丁寧に行うことは、プロフェッショナルとしての責任であり、後任者や同僚への敬意を示すことにもなります。担当業務の資料を整理し、わかりやすいマニュアルを作成することで、退職後も良い印象を残すことができます。
まとめ
在職中に履歴書を作成する際は、職歴欄に「現在に至る」と記載することで在職中であることを明確に示せます。「以上」は退職済みの場合に使用する表現で、混同しないよう注意が必要です。退職予定日が決まっている場合は、「〇年〇月退職予定」と明記するのがベストです。また、履歴書では「退職」という表現が一般的であり、「退社」よりも広く使われています。
退職交渉中の場合は現職として「現在に至る」と記載し、面接時に状況を説明するのが望ましいでしょう。職歴が多く書ききれない場合は、応募職種に関連する重要な経歴を優先して記載します。履歴書は転職活動の第一関門となるため、正確さと誠実さを心がけ、自分のキャリアを適切に表現することが大切です。ご自身の状況に合わせて、本記事の内容を参考に履歴書を作成してください。
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監修者:島伸明
株式会社Yagishの取締役CMO。履歴書作成サービス「Yagish(ヤギッシュ)」の成長を牽引し、2024年には800万UUを突破、会員登録者数160万人を達成するなど、日本のキャリア支援市場で高い実績を誇る。大手企業での新規事業・海外事業に加え、複数の企業で取締役を歴任。事業企画、EC、エンタメ、ゲーム開発、マーケティング、コンサルティングと多岐にわたる分野で豊富な経験を持ち、キャリア形成に深い知見を持つ。