2025.01.30
人事の志望動機の書き方・例文完全ガイド|未経験者・転職者向けのポイントとNG例
「人事職に応募したいけど志望動機の書き方がわからない」
「人事職に受かりやすい例文が知りたい」
人事職は企業の成長を担う重要な役割を果たし、多くの人にとって憧れの職種です。
しかし、志望動機を書く際、企業のニーズを把握し具体的に伝えることが求められるため、多くの人がどのようにアピールすべきか悩んでしまいます。
・人事の志望動機を作成するためのポイント
・活用可能な例文や避けるべきNG例
・未経験者・経験者それぞれの視点で詳細に解説
などなど、この記事では具体的に解説するため、このガイドを読むだけであなたの志望動機が大きくブラッシュアップされます。
人事職を目指す方々が自信を持ってアピールできるよう、この記事が一助となれば幸いです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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1. 人事の志望動機の書き方、3つのコツと例|未経験・転職
人事に必要なスキル
人事部門は、企業の成長や業績に直結する重要な役割を果たします。まずは、人事が担う業務内容や求められるスキルを正確に理解することが大切です。
主な業務には、採用活動、研修・教育、人事評価制度の運用、労務管理などが含まれます。また、企業ごとに求められる具体的なスキルやマインドセットが異なるため、企業研究を徹底して行いましょう。その上で「なぜその企業の人事として働きたいのか」を明確に言語化することが必要です。
例えば、採用活動中心の企業では「人材を見極めて適切な配置を行う能力」、労務管理が多い企業では「細やかなコミュニケーション力や労働法の知識」などが重視されることがあります。自分のこれまでの経験や強みを、企業が掲げる目標や課題にどう結びつけられるかを考え抜いて志望動機を作成しましょう。
人事で使える経験等をアピール|未経験者も転職者も
人事職はコミュニケーション能力、組織運営能力、問題解決力など、多岐にわたるスキルが求められます。そのため、自分の経験やスキルを具体的にアピールすることが重要です。
未経験でも書けることはある
未経験の場合であっても、過去の職務経験や学生活動の中で得たスキルを人事職に関連づけることが鍵となります。たとえば、他職種で培ったプロジェクト管理能力や営業職で鍛えられたヒアリング力は、人事業務の中でも活かせると説明することが可能です。また、経験者の場合は、これまで担当した具体的な案件や達成した成果を数値やエピソードで示し、説得力を持たせるようにしましょう。
例えば、「新卒採用担当として、エントリー数を前年比150%増加させ、内定辞退率を20%削減した」といった実績を記載することで、即戦力となる印象を強調できます。
企業の価値観やビジョンに共感していることを示す
人事職においては、企業の文化や価値観、ビジョンへの共感が重要視されます。なぜなら、社員の採用や育成を通じて企業文化を形成・促進する役割を担うためです。
志望動機を書く際、応募する企業のミッションやビジョンについて言及し、それに対してどのような点に共感したのかを具体的に述べると良いでしょう。また、その共感を基に自分がどのように貢献できるかまで掘り下げて説明することがポイントです。
たとえば、「御社の『挑戦する社員を応援する』文化に共感し、その実現を支える人事として貢献したい」といった形で、自分の価値観と企業の価値観を結びつける表現を活用すると、説得力が高まります。
さらに、企業研究を通じて得た具体的な情報を活かして、他社ではなくその企業を選んだ理由を明示することも大切です。たとえ同じ業界や規模の他企業があっても、「その企業でなければならない理由」を伝えることが、志望動機に企業独自の魅力を反映させる秘訣となります。
>【例文付き】履歴書の志望動機の書き方・基本を完全解説!未経験や新卒、転職向けのコツ
2. 人事の志望動機の書き方構成要素
人事の志望動機に含めるべき必須要素
志望動機を書く際には、採用担当者に「なぜこの職種なのか」「なぜこの企業なのか」「どのように貢献できるのか」を理解してもらうことが大切です。この3つの観点は、どのような志望動機であっても必須要素となります。それぞれを具体的に説明することで、魅力的で説得力のある志望動機を作成することができます。
必須要素 | 具体的なポイント |
---|---|
なぜこの職種なのか | 人事の業務に興味を持ったきっかけや理由を明確にする(例:人を支える仕事への興味、組織貢献に対する熱意など)。 |
なぜこの企業なのか | 企業の特徴や理念に惹かれた理由を、具体的なエピソードや背景を交えて説明する。 |
どのように貢献できるのか | 自分のスキルや経験が、応募企業や職種でどのように活かせるのかを具体例を交えて説明する。 |
人事の志望動機で効果的なアピールポイント
人事職においては、組織と個人を結びつける役割を担うため、多岐にわたるスキルが求められます。志望動機の中でこれらをアピールできると、採用担当者への印象が向上します。以下に具体的なアピールポイントを示します。
アピールポイント | 説明 |
---|---|
コミュニケーション能力 | 社員との信頼関係構築や企業の採用活動においては、明確な意思疎通スキルが重要です。 |
問題解決力 | 人事特有の課題(採用難、高離職率など)への対応力を具体例に基づいて説明できます。 |
多様性への理解 | 企業がダイバーシティを重視している場合、異なる価値観や背景を持つ人々と連携する力を強調します。 |
組織運営の知見 | 特に経験者の場合、人事戦略への関与や効果的な仕組み作りの経験は大きなアドバンテージになります。 |
これらのアピールポイントを盛り込む際には、自分の経験やスキルを交えて具体化することが重要です。例えば、「前職でのプロジェクト管理経験を活かし、採用プロセスの効率化を図ることができる」といった形で、具体性を持たせた記述を心がけましょう。
3. 未経験者向けの人事の志望動機例文|転職
人事未経験の転職者向け志望動機例文
未経験職種への転職では、人事という新たな分野に挑戦したい理由を明確にしつつ、これまでの職務経験を活かせる具体的なポイントを伝えることが重要です。以下に例文を示します。
4. 経験者向けの人事の志望動機例文
転職者向けの人事の志望動機例文
人事経験のある転職者が志望動機を作成する場合、これまでの業務経験を具体的に述べることがポイントです。採用活動、社員教育、組織開発など、自身が携わってきた分野における実績を示し、それを活かして応募先の企業に貢献できると説明しましょう。また、転職における目的や理由をポジティブに言及し、応募先企業で成し遂げたいことを具体的に記載してください。
転職者向け志望動機例文1:採用業務の経験を活かす場合
「私は前職で、5年間にわたり新卒採用のリーダーとして活動してまいりました。その中で、採用活動の効率化を目的とした新しいエントリーシステムの導入プロジェクトを指揮し、年間採用コストを20%削減することに成功しました。また、内定者フォロー施策として、若手社員を講師とした交流イベントを企画し、入社後の早期離職率を10%改善する成果を上げました。貴社が現在掲げている『次世代リーダーの採用強化』という目標において、私の経験が力になれると確信しております。これまでのノウハウを活かしながら、新しい環境で貢献し、さらに成長していきたいと考え、今回応募させていただきました。」
転職者向け志望動機例文2:社員教育の経験を活用する場合
「前職では、社員教育の専門部署に所属し、社内大学の立ち上げから運営までを担当しておりました。入社から3年目までの社員を対象にしたキャリア支援プログラムを構築し、受講者の業務満足度向上に寄与しました。また、教育効果向上のためにeラーニング導入も推進し、受講者数を2年間で1.5倍に拡大しました。貴社が掲げる社員教育の充実をミッションに掲げ、より柔軟かつ効果的なプロセスを構築したいと考えております。これまでの教育企画の知見を活かし、貴社の成長に貢献できることを強く望んでおります。」
キャリアアップを目指す方向けの人事の志望動機例文
キャリアアップを目指す人事職経験者の応募では、単に経験を列挙するだけでは不十分です。自身が目指すキャリアビジョンを具体的に述べ、その実現に向けた目標と応募先企業の環境や役割がどのようにマッチするかを説明しましょう。また、応募先企業の特徴や課題を踏まえ、どのように価値を提供できるかを明確化することが重要です。
キャリアアップ志望動機例文1:組織開発業務に挑戦する場合
「現在、現職では採用業務を中心とした人事業務を手掛けており、これまで新卒採用計画の立案から面接、内定者フォロー施策の運用までを一手に担っております。その中で、内定者研修を通じて感じたのは、入社後の組織適応率や長期的なキャリア形成を支える仕組みの重要性です。私は今後、採用活動にとどまらず、組織開発の分野に挑戦したいと考えるようになりました。貴社では組織文化の強化や社員一人ひとりの成長を取り巻く取り組みが非常に先進的であり、この環境で新しいチャレンジを行える点に強く惹かれました。これまで培ってきた採用ノウハウをベースに、組織全体の発展に寄与したいと考えております。」
キャリアアップ志望動機例文2:戦略人事に特化する場合
「これまで私は、社員のエンゲージメント向上をテーマとした施策を中心に取り組んでまいりました。現職では、従業員満足度調査を活用してデータドリブンな人事施策を展開し、全社ベースでの離職率改善に成功しました。ただ、今後は事業戦略とも密接に関わる戦略人事を追求したいと考え、貴社を志望いたしました。貴社が進める〇〇業界でのグローバル展開には特に興味を持っており、人事制度の構築と管理の両面から事業成長を支援する役割を担いたいと考えています。これまでの実績をもとに、貴社の人事部門をさらに発展させられると信じております。」
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5. オンライン履歴書Yagishの活用でより簡単に履歴書作成
履歴書や職務経歴書を作成する際には、多くの時間と注意が必要です。特に人事の志望動機を文章化する際には、その分量やアピールポイントの構成に悩む方が少なくありません。オンライン履歴書作成ツール「Yagish」を活用することで、このプロセスを効率化し、履歴書作成をより簡単に行うことができます。
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6. 人事の志望動機を書く際の注意点|書き方のコツ
人事の志望動機でよくあるNG例
人事の志望動機を書く際には、気を付けるべきNGポイントがあります。これを無視すると、採用担当者にネガティブな印象を与えるだけでなく、自分自身の意欲や適性が正しく伝わらない危険性があります。以下に、よくあるNG例を挙げ、それを避けるための具体的なアドバイスを解説します。
具体性に欠ける内容
「人と関わる仕事に興味があるから」や「組織を支える仕事がしたいから」といった抽象的な理由は、志望動機としては弱く見られがちです。どの職種でも同じような動機が言えるため、採用担当者に「この人を選ぶ理由」が伝わりにくくなります。
具体的なエピソードや、過去の経験をもとにした理由を示すことで、志望動機に説得力を持たせることが重要です。たとえば、「大学時代にサークルの運営で新入部員のトレーニング計画を立て、人を活かす経験を得たことから、人事職に興味を持った」といったストーリーを交えると効果的です。
会社や業界への理解が浅い
人事職の業務は企業や業界により異なるため、どのような人事業務に携わりたいのか、またその中でどのような貢献を目指しているのかを具体的に伝えることが求められます。しかし、「企業名を入れ替えれば他社にも使えるような内容」では浅い理解と取られ、選考を突破するのが難しくなります。
その企業特有の価値観や、業界で求められる人事の役割などを調べたうえで、それを踏まえた志望動機を作成するようにしましょう。
簡単にキャリアチェンジができると考えている
「未経験だけど頑張ります!」といった一文のみに頼るのは避けましょう。人事は専門性が高い分野であり、特に中途採用では即戦力が求められることが多いため、ポテンシャルだけを強調する内容では信頼を得にくいです。
異業種からの転職であれば、これまでの経験の中で人事につながるスキルを明確に示し、どのように応用できるかを具体的に伝える必要があります。
人事の志望動機で企業ごとの適切な書き分け
志望動機を書く上で最も気を付けるべき点は、「すべての企業に同じ志望動機を使い回さない」ということです。それぞれの企業が求める人物像、組織課題、企業文化に応じてカスタマイズした志望動機を提出することで、選考通過率が大きく向上します。
企業理念やミッションを反映する
企業によって掲げる理念やミッションが異なるため、その内容をしっかりリサーチしましょう。その上で、自分がその理念に共感した具体的な理由と、その会社でならどのように貢献できるかを盛り込むことが重要です。
たとえば、企業が「働き方改革」を重視している場合は、自分の経験やスキルをその文脈に落とし込み、どのようにその課題解決に寄与できるかを具体的に述べると良いでしょう。
企業規模に応じたアプローチの違い
企業規模やビジネスモデルにより求められる人事の役割は異なります。以下に、企業文化や規模に応じた適切な書き分けを紹介します。
企業タイプ | 重視されるポイント | 志望動機で伝えるべき内容 |
---|---|---|
ベンチャー企業 | 柔軟性、スピード感、ゼロからの仕組み作り | 「組織作りに貢献したい」「スピード感のある業務環境で挑戦したい」といった姿勢をアピール |
中小企業 | 多岐にわたる人事業務への対応力、自発性 | 「幅広いスキルを身につけたい」「業務全体を通じて成長したい」という意欲を盛り込む |
大企業 | 専門性、チームでの連携力 | 「特定分野でのスキルを伸ばしたい」「チームで成果を出すことに喜びを感じる」といった適性を強調 |
採用担当者を意識した文章構成
志望動機を書く際には採用担当者が読みやすい文章構成を意識しましょう。まず、自分がその企業を志望する理由を明確に述べた後、過去の経験やスキルを具体的に記載し、それを企業でどう活かしたいかを結論としてまとめます。この「理由→経験→活用」構成を心掛けることで、わかりやすい志望動機を作成できます。
>一般事務・事務職の志望動機の書き方・例文を徹底解説!転職や未経験の方必見
7. 企業のタイプ別の人事の志望動機の書き方・例文
ベンチャー企業の人事の志望動機の書き方・例文
ベンチャー企業での人事職は、変化への柔軟性やスピード感、チャレンジ精神が求められるポジションです。そのため志望動機においては、ベンチャー企業ならではのダイナミックな環境への適応力や、自己成長意欲を明確に伝えることで効果的なアピールが可能です。
例えば、「これまでの経験を活かして未熟な面にも柔軟に対応しながら、御社が急成長を遂げる中で働いていきたい」といった具体性のあるメッセージが良いでしょう。また、ベンチャー企業は個々の社員に幅広い役割を求める場合が少なくないため、これまで培ってきたスキルをどのように発揮できるかを具体的に述べることも重要です。
さらに、入社後にどのような貢献をしたいかを伝えると、企業側にとって具体的なイメージを持ってもらいやすくなります。
志望動機に含めるべき要素
要素 | 具体例 |
---|---|
企業の成長段階に共感する姿勢 | 「成長過程の中で、新たな採用プロセス構築に貢献したいと考えています」 |
柔軟性と積極性 | 「変化にも柔軟に対応し、課題解決に取り組めるのが私の強みです」 |
中小企業の人事の志望動機の書き方・例文
中小企業の人事職では、採用活動や社員教育など幅広い業務を一人で担当するケースが多く、業務範囲が広がることを楽しめる人材が求められます。志望動機では、中小企業特有の「アットホームな環境で社員の成長に寄り添える」醍醐味に共感していることを示すと効果的です。
また、「少人数組織の中で人材戦略を自分の裁量で形にできる点に魅力を感じた」といった具体的な動機を反映させることで、説得力が増します。さらに、スキルアップや自己研鑽を通じて企業と共に成長していきたいという意欲を盛り込むと、中小企業が求める価値観に合致する志望動機に仕上がります。
志望動機に含めるべき要素
要素 | 具体例 |
---|---|
幅広い業務への興味 | 「入社後は採用活動だけでなく、人材育成や組織活性化にも力を入れたいと考えています」 |
企業の理念や風土への共感 | 「社員一人ひとりを大切にする文化に非常に共感しました」 |
大企業の人事の志望動機の書き方・例文
大企業の人事職では、高度に体系化され、専門的な業務を担当するケースが少なくありません。志望動機には「専門性を活かしつつ、さらにスキルアップを目指したい」という意欲を含めることがおすすめです。また、大企業ならではのスケールの大きなプロジェクトに関わることへの興味や挑戦心を伝えると効果的です。
例えば、「これまで学んできた人事の専門知識を御社のグローバルな事業展開に活かしたい」といった具体性のある内容を盛り込むと、採用担当者に対して説得力のあるアピールが可能です。
さらに、大企業では長期的なキャリアを見据えた貢献が求められるため、将来的な目標や企業と共に歩みたい理由を明確にすることがポイントです。
志望動機に含めるべき要素
要素 | 具体例 |
---|---|
専門性とスケールの大きさへの興味 | 「グローバルな採用活動に携わり、世界規模での人材配置を学びたいと考えています」 |
長期視点でのキャリア構築意欲 | 「10年後には労務管理をはじめ、戦略的な人事のエキスパートとなれるよう努めたいです」 |
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8. 人事の志望動機を効果的に伝えるための面接対策
人事の志望動機は、履歴書やエントリーシートで伝えるだけでなく、面接の場でも具体的かつ説得力を持って伝えることが重要です。以下では、人事職希望の面接において志望動機を効果的に伝えるためのポイントや準備方法を詳しく解説します。
面接前に行うべき準備
面接で志望動機をしっかり伝えるためには、事前準備が欠かせません。以下の点を念頭に置いて準備を進めましょう。
企業研究を徹底する
面接官に響く志望動機を伝えるには、応募先の企業の理念、ビジョン、事業内容を深く理解することが必要です。特に以下のポイントに焦点を当ててリサーチを進めましょう。
企業研究のポイント | 具体的な着眼点 |
---|---|
企業理念・ビジョン | 会社が重視する価値や目指している方向性を理解し、自分の志望動機とどう結びつくかを明確にする。 |
事業内容 | 提供している商品やサービス、人事部門が果たす役割について具体的に調査する。 |
業界の状況 | 企業が属する業界のトレンドや競合他社と比べた特徴を把握する。 |
自分の強みと志望動機をリンクさせる
自分の経験やスキルを企業でどのように生かせるのかを具体的に整理しておくことが大切です。未経験者であれば、これまでの職種で身につけたコミュニケーション能力や組織調整力が、人事業務にどのように役立つのかを明らかにしましょう。経験者なら、具体的な実績を数字や具体例で示す準備をしておきます。
よくある質問を想定して回答を準備
人事職の面接では、以下のような質問が頻出します。想定される質問について、あらかじめ回答案を準備しておくことが重要です。
想定される質問 | 回答を準備する際のポイント |
---|---|
なぜ人事職を志望したのですか? | 自分が会社を支える仕事に魅力を感じた理由を具体的に説明し、応募企業の人事業務にどう貢献したいかを述べる。 |
これまでの経験の中で人事に生かせるものはありますか? | 未経験者なら過去の仕事でのコミュニケーションやリーダー経験を、経験者なら過去の実績を数字で具体的に伝える。 |
応募企業でどのようにキャリアを築きたいですか? | 企業の長期的なビジョンと自分自身のキャリアビジョンをリンクさせて伝える。 |
面接当日に気をつけるべきポイント
準備が整っていても、当日の対応次第では印象が大きく左右されることがあります。次のポイントを意識して面接に臨みましょう。
第一印象を意識する
面接官に良い印象を与えるために、清潔感のある身だしなみや落ち着いた話し方を心がけましょう。特に人事職は、社内外問わずさまざまな相手と接する仕事であるため、面接官は応募者の対人スキルや信頼感を重視します。
具体的なエピソードを交えて話す
「やります」「できます」と抽象的に伝えるだけでは印象に残りません。過去の経験や成果を具体的なエピソードを交えながら話しましょう。数字や実績を用いると説得力が増します。
自己PRと志望動機をつなげる
多くの面接では自己PRと志望動機を組み合わせて話す機会があります。その際、自分の強みがどのように応募企業の人事業務に役立つのかを一貫して説明できるように準備しておきましょう。
面接後のフォローも忘れずに
面接が終わった後のフォローアップも、志望への熱意をアピールする一環として重要です。以下のようなフォローを行いましょう。
確認メールやお礼メールを送る
面接後、面接官に対してお礼のメールを送るのは良い印象を与える手段です。簡潔に感謝の意を伝えつつ、面接での質問についての補足や回答の要約を記載すると、意欲が伝わりやすくなります。
次回対応の準備を行う
仮に次回の面接や試験に進む場合には、説明された内容をよく確認し、さらに具体的な準備を行いましょう。特に課題が出された場合は、期限内に質の高いものを提出することを心がけます。
>中途採用面接でよくある質問40選と回答例文|服装やマナー、面接の流れも。
>【面接|新卒の逆質問例35選】一次や最終面接で有利に進むポイントと注意点
9. まとめ
人事の志望動機を成功させる鍵は、自身の経験やスキルを企業が求める人物像にマッチさせることです。未経験者の場合は熱意や学習意欲を具体的に示し、経験者の場合は過去の実績や得意分野をしっかりアピールすることが重要です。また、志望動機はただ書くだけではなく、面接時に自信を持って伝えることが求められます。特に企業の規模や業種に応じた書き分けや具体性のある記述が信頼を得るポイントです。この記事で紹介したNG例を避けながら、面接対策もしっかり行うことで、採用担当者に響く志望動機を作成しましょう。
10. 無料履歴書フォーマット
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島伸明
株式会社Yagishの取締役CMO。履歴書作成サービス「Yagish(ヤギッシュ)」の成長を牽引し、2024年には800万UUを突破、会員登録者数160万人を達成するなど、日本のキャリア支援市場で高い実績を誇る。大手企業での新規事業・海外事業に加え、複数の企業で取締役を歴任。事業企画、EC、エンタメ、ゲーム開発、マーケティング、コンサルティングと多岐にわたる分野で豊富な経験を持ち、キャリア形成に深い知見を持つ。