2023.09.13
【新卒就活】面接や動画面接での自己紹介
就活面接で必ず求められるのが自己紹介です。自己紹介だと「〇〇です。よろしくお願いします。」くらいしか思いつかない、他に何を言えばいいのだろうと困ってしまう方も多いのではないでしょうか。自己紹介は面接官の印象を決めるファーストコンタクトになるため、できるだけスムーズかつ好印象を与えたい場面でもあります。この記事では、面接や動画面接での自己紹介のコツについてご紹介します。
目次
1. 自己紹介の目的
面接での自己紹介の目的は、コミュニケーションをスタートさせるためのキッカケ作りや挨拶です。一気に、できるだけ自分のことを知ってもらいたい気持ちもあるかと思いますが、自己紹介を求められたときは伝えることをシンプルに短くまとめるようにしましょう。面接官側としては、就活生にリラックスしてもらうためのコミュニケーションのつかみであり、就活生の基本情報の確認でもあります。就活生としては、面接官への挨拶や面接の雰囲気の確認の時間となります。初対面の挨拶でいきなり自分の生い立ちや好きなことを長々と話す人がいたら、後で聞きたいのに、と聞き手も困ってしまいます。ですので、簡潔に自分が誰なのかを伝えるのが自己紹介といえます。
2. 自己紹介をするときの注意点とポイント
自己紹介は自己PRとは異なりますので、長くなりすぎないよう伝えるべきことをシンプルにまとめる必要があります。
自己紹介と自己PRの違い
自己紹介は、基本情報の確認であり、自分が誰なのかを伝える時間です。対して、自己PRは自身の強みやスキルを伝える時間です。なぜそれが自分の強みなのか、なぜそのスキルが入社後に活かせると考えるのか、根拠とともに伝える場所です。自己紹介では情報を伝え、自己PRでは背景を伝える時間になりますので、明確に分けて準備をする必要がありますし、面接官が何を求めているのかを考えながら回答することが大切です。自己紹介を問われているのに自己PRの話を始めてしまうと、コミュニケーションが取れない学生だと思われてしまう恐れがあります。
自己紹介はどのようなことを伝えるべき?
自己紹介で伝えるべきことは3点のみです。プロフィールと学生時代の取り組み、面接に向けての意気込みになります。プロフィールは自分の氏名や学校名、所属する学部・学科のことです。取り組みはゼミやサークルなどの学内での活動はもちろん、学外での活動について話しても問題ありません。意気込みとしては、自分の強みが何であるか、だけを伝えるのもいいですし、面接の機会をもらえることへの感謝や今から面接を始めるための挨拶なども良い印象を与えることができます。できるだけ簡潔に、ハキハキ伝えましょう。
1分以内で話せる内容にまとめる
自己紹介は挨拶の時間であり、シンプルに情報を伝える必要があります。具体的にいうと、1分以内を目安にまとめられる情報だけを伝えるとよいでしょう。もちろん面接によっては1分よりも短く簡単にと指示されることもありますし、3分程度でなど長く指定されることもあります。1分程度の自分の型を作っておけば、面接官の指示に合わせて柔軟に変化させることが可能になります。30秒の場合は内容を削って情報のみにしたり、2分の場合は少しエピソードを添えてみたり、アピールポイントを伝えてもよいでしょう。ある程度、事前準備をしておけば、安心して臨めます。
3. 自己紹介で回答する項目
自己紹介で伝える情報について深掘りしておきましょう。
氏名・所属している大学と学科
自己紹介ですから、まずは自分がどこの誰かを伝える必要があります。新卒面接の場合、複数の企業の面接を続けていくと、面接官が同じ学校というケースも出てきます。それをキッカケに、面接官との会話を弾ませることができれば有利に選考を進められるでしょう。コミュニケーションのきっかけとして、自分が誰であるのかをまず伝えます。
学生時代に取り組んできたことや趣味・特技・経験
学生時代の取り組みとしては、ゼミやサークル活動が代表的です。その他、学外の活動としてはアルバイトやボランティアなどもあります。もちろん、自分の強みを伝えられるものが趣味に関するものであれば、ぜひ伝えるようにしましょう。ただし、自己紹介で伝えた活動について深堀されるため、そのつもりで情報を伝えることを忘れないでください。自己紹介でゼミについて述べたのに、自己PRではサークル活動のことを話し出すと、力を入れていたのはゼミではないの?と面接官に疑問を抱かせてしまう可能性もあります。自己紹介の後は自己PRを尋ねられる可能性が大きいため、自己PRに繋がる情報を自己紹介で伝えるよう心がけましょう。
面接へのいきごみ
自己紹介を締めくくる内容としては、面接への意気込みや感謝を述べるとうまく締まりますので参考にしてみてください。意気込みというのは、企業ミッションや取り組む姿勢への共感や学生時代の活動を通して得られた経験やスキルを御社で活かしていきたいといったことを表現します。面接官が次に質問しやすくなるような内容です。また、面接の機会をいただいたことへの感謝を伝えると、礼儀をわきまえている学生という印象を受けるはずです。
4. 【新卒】対面面接・動画面接での自己紹介の例
◯大学◯学部◯学科から参りました、〇〇です。商学を専攻しており、ゼミではブランドマーケティングに関する研究・調査などもおこなっております。また、留学生支援のボランティアにも力を入れており、活動を通して培われた語学力とビジネスに対する考え方を活かした仕事をしたいと考えています。御社では今後海外展開を強化していくビジョンに共感し志望いたしました。本日は面接のお時間をいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
5. 自己紹介を成功させるポイント
自己紹介の内容が決まったら、相手への印象良く丁寧に分かりやすく伝えるよう心がけましょう。
自己紹介は笑顔でおこなう
1つは笑顔で自己紹介をおこなうことです。当然真顔よりも笑顔の方が好印象ですから、口角を上げてにこやかに自己紹介をすることが大切です。笑顔で話すことで自分だけでなく相手の緊張もほぐすことができますから、笑顔で損することはありません。なお、笑顔でのぞむと決めたら自己紹介だけでなく面接の間、他の就活生が話している間も笑顔でいるようにします。軽く口角を上げる程度の笑顔でいましょう。
自己紹介は言葉遣いに注意する
就活面接では年代の異なる方と話すことになります。就活生の多くは普段大人と話す機会が少ないので、言葉遣いには注意する必要があります。かなり、えー、あのーなどが会話の節々に見えると子供っぽい印象を与えてしまうため、自分が話す際のクセには気をつけてください。ボク、アタシはわたしやわたくしに変換し、尊敬語・謙譲語・丁寧語の違いを予習しておくと、慣れていくうちに丁寧な言葉遣いができるようになります。言葉遣いをしっかりするだけで、他の学生に一歩リードできます。
自己紹介は焦らずにゆっくり話す
緊張するとつい早口になりがちですが、早口で話されると相手は聞き取りづらいため、言いたいことをうまく伝えらません。自分の中でゆっくり話すくらいの方が、実際には相手が聞き取りやすいというケースは多々ありますので、話すスピードを調整しましょう。スマホなどで自分の話す姿を撮影して、どのように聞こえるのか確認するのもスピード調整をするための対策の一つです。
6. まとめ
面接の自己紹介について解説しました。自己紹介には第一印象を決める役割があります。笑顔で簡潔に伝え、面接の好スタートを切りましょう。
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