2025.04.08

封筒の「履歴書在中」「応募書類在中」の違いや書き方、必須かどうか等を徹底解説

「履歴書在中と応募書類在中って何が違うの?」

「履歴書在中とか応募書類在中って必須?」

などなど、履歴書等を送るときに困る人は多いのではないでしょうか?

  • 封筒にはどう書く?
  • 自分で書くならどんな筆記用具使うべき?
  • 自分で書きたくない場合の代替方法は?

などなど色々ありますよね。
ということで本記事では、就職・転職活動で必須となる履歴書に関して、封筒の正しい書き方を徹底解説します。
どのような場合に「履歴書在中」を選び、いつ「応募書類在中」とすべきか、その違いや記載方法をしっかり紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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封筒には、「履歴書在中」か「応募書類在中」を書く

就職活動や転職活動において、採用担当者に履歴書を送付する際は、封筒に「履歴書在中」または「応募書類在中」と記載することが一般的です。

企業の採用担当部署には日々多くの郵便物が届きます。
そのため、「履歴書在中」や「応募書類在中」という表記は、中に入っている書類の性質を一目で伝える役割を果たします。

 

履歴書だけの場合は「履歴書在中」

封筒の中に履歴書のみを入れる場合は、「履歴書在中」と記載します。これは最もシンプルなケースで、多くの企業の一次選考や非正規雇用の応募などでよく見られます。

「履歴書在中」の表記は、その封筒に履歴書という重要な個人情報が含まれていることを示しており、取り扱いに注意が必要な書類であることを相手に伝える役割も果たします。

また、履歴書のみを送る場合は、送付状も同封します。

企業側も「履歴書在中」の表記がある封筒は、通常の郵便物とは区別して取り扱います。これにより、個人情報を含む重要書類としての適切な処理が期待できます。

 

職務経歴書などもある場合は「応募書類在中」と記載

履歴書に加えて職務経歴書、資格証明書のコピー、ポートフォリオなど複数の書類を同封する場合は、「応募書類在中」と記載します。これは、封筒の中身が履歴書だけでなく、複数の種類の応募関連書類が含まれていることを示しています。

また、企業側が特定の書類の提出を求めている場合(例:「自己PR書」「志望動機書」「課題レポート」など)も、それらをまとめて「応募書類在中」と表記するのが一般的です。

 

「履歴書在中」か「応募書類在中」が必須な理由

履歴書や応募書類を送付する際、封筒に「履歴書在中」「応募書類在中」と記載することは基本的にはまず必須です。

というのも、そう書くことで重要な書類が入っていることが伝わること、またなんの書類が入っているかが一目でわかるからです。

採用担当者からビジネスマナーも見られている

さらに、応募者の印象にも関わります。「履歴書在中」「応募書類在中」をきちんと記載することは、基本的なビジネスマナーを理解していることの表れです。採用担当者は、こうした細かい点から応募者の仕事に対する姿勢や丁寧さを判断することもあります。実際、採用担当者へのアンケートによると、書類選考の際に封筒の記載方法や綺麗さも評価ポイントになっているという回答も少なくありません。

>ビジネスで使われる敬語の使い方・表現一覧をご紹介!(尊敬語、謙譲語、丁寧語)

 

「履歴書在中」「応募書類在中」の書き方

次に、封筒に「履歴書在中」または「応募書類在中」と記載する時の正しい書き方や注意点について詳しく解説します。

 

封筒の表面の下部分に記入

「履歴書在中」または「応募書類在中」の表記は、封筒の表面の下部分に記入するのが一般的です。具体的には、宛名や住所を書いた後、封筒の下3分の1あたりの位置に記載します。

 

縦書きの封筒の場合は、宛名の左側(封筒の右下部分)に縦書きで記入します。

 

赤色の油性ペンか油性ボールペンにて記載

「履歴書在中」「応募書類在中」の文字は、赤色の油性ペンまたは油性ボールペンで記載するのが一般的です。赤色を使用する理由は、封筒の他の情報(宛名や差出人など)と区別し、内容物の重要性を示すためです。

油性ペンや油性ボールペンを推奨する理由は、雨や湿気に強く、文字が滲みにくいためです。特に郵送過程で雨に濡れる可能性も考慮すると、水性ペンよりも油性ペンの方が安心です。

推奨される太さは?

推奨される筆記具としては、三菱鉛筆のハイユニなどの油性ペンや、パイロットのG-2などの油性ボールペンが適しています。線の太さは0.7mm〜1.0mm程度が読みやすく、適切な選択と言えるでしょう。

 

赤枠で文字を囲む(定規で綺麗に)

「履歴書在中」「応募書類在中」の文字は、赤枠で囲むのが一般的です。この赤枠は、文字をより目立たせる効果があり、郵便局や企業の郵便受付での仕分けをスムーズにする役割があります。

枠を描く際は、定規を使って直線を引き、四角形または長方形で文字を囲むようにしましょう。枠の大きさは文字に対して適度な余白があるように、文字の周囲に5mm程度のスペースを設けるのが理想的です。

 

「履歴書在中」「応募書類在中」のスタンプを使ってもOK

手書きが苦手な方や、多数の応募書類を送付する必要がある場合は、「履歴書在中」「応募書類在中」と印字されたスタンプを使用することも認められています。スタンプを使用する場合も、インクの色は赤色を選ぶのが望ましいでしょう。

市販のスタンプは文房具店やオンラインショップで購入可能です。シャチハタ製やサンビー製など、印影がはっきりと出るものを選ぶと良いでしょう。スタンプを押す位置は、手書きの場合と同様に封筒の下部分が適切です。

 

封筒が横書きの時は履歴書在中、応募書類在中も横書き

封筒のデザインや宛名の書き方に合わせて、「履歴書在中」「応募書類在中」の表記方法も変える必要があります。封筒が横書きレイアウトの場合は、これらの表記も横書きにするのが適切です。

横書きにする場合は、封筒の下部中央あたりに左から右へ「履歴書在中」または「応募書類在中」と記載します。赤枠で囲む場合も、横長の長方形になるようにしましょう。

 

消えるボールペンは使わない

「履歴書在中」「応募書類在中」を記載する際は、フリクションなどの消えるボールペンは使用しないようにしましょう。消えるボールペンのインクは熱に弱く、高温になると文字が消えてしまう可能性があります。

 

間違えたら修正テープではなく書き直し

「履歴書在中」「応募書類在中」の記載で間違えてしまった場合、修正テープや修正液で訂正するのではなく、新しい封筒に書き直しましょう。修正痕が残ると、不注意や雑さの印象を与えてしまう可能性があります。

特に就職活動や転職活動においては、細部への配慮が評価されることが多いため、封筒の見た目も含めて丁寧に準備することが重要です。一文字書き間違えた程度でも、新しい封筒に書き直す方が無難です。

>履歴書の修正テープはOK?間違えた時の正しい訂正方法と採用担当者の本音を徹底解説!

 

手書きをしたくない場合

履歴書や応募書類を送付する際に、封筒への「履歴書在中」「応募書類在中」の記載は必須ですが、手書きが苦手な方や、きれいに書く自信がない方もいるでしょう。ここでは、手書きをしなくても良い方法をいくつかご紹介します。

最初から印刷してある封筒もある

手書きを避ける最も簡単な方法は、最初から「履歴書在中」や「応募書類在中」と印刷された封筒を使用することです。文房具店やオフィス用品店、100円ショップなどで購入できます。

印刷済み封筒のメリットは、均一で美しい文字で記載されていることで、第一印象が良くなる点です。

 

スタンプを使う

もう一つの方法として、「履歴書在中」「応募書類在中」と書かれたスタンプを使用する方法があります。これは普通の白封筒を持っている場合や、複数の応募書類を送る必要がある場合に特に便利です。

 

封筒の種類やサイズは?

履歴書や応募書類を送る際の封筒選びは、第一印象を左右する重要なポイントです。適切な封筒を選ぶことで、書類が折れずに届くだけでなく、応募者としての配慮や気配りを示すことができます。ここでは、履歴書を送る際に適した封筒の種類やサイズについて詳しく解説します。

サイズは「角形A4号」「角形2号」?

履歴書や応募書類を送る際には、書類が折れないようにするために、A4サイズの書類がそのまま入る大きさの封筒を選ぶことが基本です。具体的には以下のサイズが一般的に使用されています。

「角形2号」は、最も一般的な大きさで、A4サイズの書類がちょうど入るサイズです。
就職活動や転職時の応募書類としては最も適したサイズといえるでしょう。

「角形A4号」は角形2号よりもやや小さめのサイズですが、こちらも一般的によく使われています。

なお、送付する書類の量が多い場合は、それに合わせて少し大きめの封筒を選ぶとよいでしょう。書類が窮屈に入っていると、取り出す際に破れたり折れたりする恐れがあります。

 

クリアファイルの使用について

履歴書や職務経歴書など重要な書類は、クリアファイルに入れてから封筒に入れることをおすすめします。これにより、書類が汚れたり折れたりするのを防ぐことができます。ただし、クリアファイルを使用する場合は、封筒のサイズに余裕があることを確認しましょう。

 

封筒の色は?

封筒の色選びも、応募者の印象に影響を与える要素です。基本的には、白が最もおすすめです。

郵送切手について

切手を貼る際は、料金不足にならないよう注意しましょう。履歴書や職務経歴書など複数の書類を送る場合は、郵便局で重さを測ってもらい、適切な料金の切手を貼ることが大切です。また、切手は封筒の右上にきれいに貼りましょう。

 

まとめ

就職活動や転職活動で履歴書を送る際は、封筒に「履歴書在中」または「応募書類在中」の記載が必要です。履歴書のみを送る場合は「履歴書在中」、職務経歴書なども含む場合は「応募書類在中」と書きましょう。これらの表記は封筒の下部に赤色の油性ペンで記入し、赤枠で囲むのが一般的です。この表記により、書類が人事部門へ迅速に届けられ、誤って開封されるリスクを防ぎます。

封筒のサイズは書類が折れずに入る角形2号(A4用)が最適で、色は白や淡いクリーム色が無難です。手書きが苦手な方はあらかじめ印刷された封筒やスタンプを利用することもできます。就職活動の第一印象を左右する封筒の書き方にも、ぜひ気を配ってください。

 

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ここまで履歴書を送る封筒の上に書く「履歴書在中」について、書き方をお話ししました。
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監修者:島伸明

株式会社Yagishの取締役CMO。履歴書作成サービス「Yagish(ヤギッシュ)」の成長を牽引し、2024年には800万UUを突破、会員登録者数160万人を達成するなど、日本のキャリア支援市場で高い実績を誇る。大手企業での新規事業・海外事業に加え、複数の企業で取締役を歴任。事業企画、EC、エンタメ、ゲーム開発、マーケティング、コンサルティングと多岐にわたる分野で豊富な経験を持ち、キャリア形成に深い知見を持つ。