2023.09.07
【新卒就活】面接の質問への対策と良く聞かれる質問
面接に苦手意識を抱く就活生は多くいます。面接は初めての経験ですし、相手は自分より何歳も年上ですから、不安になる気持ちにも無理はありません。ですが、新卒向けの面接の場合、主にポテンシャルについて問われる質問が中心になるため、ある程度質問内容は絞られます。スムーズに選考を進められるよう準備をして、むしろ「得意!」と思えるくらいにしましょう。
1. 面接では人柄・企業との相性を知るための質問が多い
面接官は1日数十人、トータルで数百人の就活生と面接することになります。多くの就活生の中からできるだけ自社に合った人材を見つけるために、いくつかの項目に分けて質問を検討し、面接での反応を見て判断をするようにしています。
学生の経験やスキルを知りたい
まずは面接形式でコミュニケーションをしていくにあたり、学生自身のことを質問します。経験やスキルなど、学生が話しやすい話題を投げかけることで、人柄や価値観などを確認します。課題に対して解決のための想像力があるか、発信や傾聴などチームで動く際にどのような役回りをするのか、主体性や実行力が見られるかなどを見られています。いち早く手を挙げてアピールするのも一つの表現ではありますが、自分の得意なことを理解し表現していく姿勢が重要です。
自社の社風・求める人材であるかの確認
会社にはそれぞれの社員がもつ雰囲気や働き方に違いがあり、求めている人材も異なります。営業会社であれば課題解決に奔走できる精神力、クリエイティブな会社であれば創造性や表現力、伝統のある会社であれば適応力などが求められます。学生の持つ長所と自社の社風をマッチさせる目的があるため、面接では学生の長所を引き出すための質問が投げかけられます。自身をとり作ろうとすると入社後のミスマッチにもなりますので、質問に対する素直な回答が求められます。
長く働いてくれるかの判断
企業としては、当然ながらすぐに辞めてしまう学生よりも、長く働いてくれる学生に入社してもらいたいと考えています。真摯に自社に向き合ってくれ、一緒に働くにあたって頼りにしたい人材に成長してくれることを願っているのです。人柄や自社との相性が良さそうに思える学生に対しては、自社にどれくらい興味を持ってくれているのか、どのような仕事をしたいのかなど、自社に関しての質問を投げかけます。
自社に対する熱意を知りたい
企業は学生に熱意を持って仕事をしてほしいと考えています。中には面接上手な学生もいますから、学生の本心を探るために、自社に入社したいと考える理由を深掘りするような質問も用意しています。例えば、入社したい理由が自身の体験にもとづいたものであれば、入社理由に説得力が感じられます。ネットで見た情報に興味がわいただけでなく、経験を通して企業への強い関心があれば、それを面接官に表現しましょう。
2.【新卒】面接で聞かれることと対策
面接でよく聞かれる質問をまとめました。基本的な質問として事前に答える内容を考えておきましょう。ここにある質問だけがくるとは限りませんが、準備していた質問に答えられるだけで気持ちが楽になり、予想外の質問にも慌てずに答えられるようになります。
自己紹介をしてください
基本的な挨拶ができるかを確認します。学校名や現在学んでいること、学外での活動などを伝え、本日は面接のお時間をいただきありがとうございます、とお礼を添えると完璧です。
自己PRをしてください
学生の強みを確認する質問です。過去に自分の力で問題解決をしたエピソードを掘り下げ伝えます。話が長くならないよう、結論・理由・具体例の順に簡潔に話を進めます。
志望動機を教えてください
企業への理解が問われています。なぜその企業でなければならないのか、入社したい「理由」を伝えます。自身の体験と結びつけることで、説得力のある回答になるでしょう。
長所・短所を教えてください
自己分析ができているかを確認しています。新卒面接では学生のポテンシャルが見られています。自分の長所が活きたエピソード、短所をどのように克服したかを伝えましょう。
希望職種は何ですか?
面接を受ける目的を確認しています。職種を選ぶ理由は、聞かれたら答えられるように、準備だけはしておきましょう。
学生時代にやってきたことは?
熱心に取り組んだ経験を確認しています。苦労をしたこと、苦労を解決したエピソードなどを準備しておきます。
アルバイト経験について教えてください
就業経験を確認しています。取り組み以外にも、就業期間などもアピールポイントになります。
入社後にやりたい仕事は?
入社後の目標についての質問です。志望動機と関連した一貫性のある回答をしましょう。
5年後・10年後の将来像を教えてください
入社への意欲を確認しています。志望しているのであれば、理想のキャリアプランがあるのではないかと考えています。
転勤は可能ですか?
転勤の覚悟を確認しています。異なる土地でも適応できるかが問われています。
尊敬する人はいますか?
学生の持つ価値観を確認しています。人物の解説ではなく、どのような影響を受けたかを伝えましょう。ただし、信条に関する質問をする企業は体質が古い可能性があります。
趣味は何ですか?
個人的な興味関心について確認しています。語りすぎで会話が一方的にならないよう注意しましょう。
弊社が第一志望ですか?
面接官としては第一志望である学生を選びたい考えがあります。第一志望である理由を問われますので、準備しておきましょう。
弊社に対する質問はありますか?
面接官へ学生からアピールできる時間です。HPなどではわからなかった質問を投げかけましょう。
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3. 面接は事前準備が大切
面接は事前準備に時間をどれだけ割けるかがポイントになります。なぜなら、短い時間の中で学生を知るためにできる質問は限られますし、想定していた質問であれば自信を持って答えることができるからです。スムーズな受け答えができれば、面接のためにしっかりと準備をしてきたのだなと好印象を与えることができます。
4. 質問への解答で注意するポイント
面接官の質問へ回答する際は、真摯な姿勢で簡潔に答えることが重要です。
質問をした面接官を見て話しをする
面接はコミュニケーションの場所ですから、基本的には質問をした面接官の目を見て話すようにしましょう。マニュアルではネクタイや鼻のあたりを見ると良いと解説しているケースがありますが、いつまでも目が合わない会話には違和感があります。目を合わせ続けるのも圧迫感を与えますから、数秒ごとや話の抑揚合わせて目線を合わせたり外したりを切り替えるとよいでしょう。
質問の回答は簡潔に分かりやすく回答する
面接はコミュニケーションですので、一方が延々と話し続ける状態はあまり好ましい状況とは言えません。回答する際は簡潔に分かりやすく答える必要があります。簡潔な回答の目安としては、各質問に対して1分以内に回答することを心がけると良いでしょう。それ以上になると、話が長いという印象を与えてしまうため、聞いている方は会話を続けるモチベーションが下がってしまいます。
「面接も結局はただの会話」という気持ちを忘れないように。
結論から答えるようにする
簡潔に回答するための方法としては、結論から話すとスッキリとした会話の印象を与えることができます。順番としては、結論・理由・具体例の順に話を進めると、聞き手も理解しやすく話しを聞きやすくなります。具体例や理由を先に話してしまうと、聞き手としては言いたいことは何なのだろうとストレスを感じてしまいます。面接という限られた時間の中で話す時は、結論から話し始めましょう。
5. まとめ
新卒向けの面接で問われる質問への対策について解説しました。面接でよく聞かれる質問を把握し、面接官の質問の意図を理解して、適切な回答ができるよう準備を進めてみてください。
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