第二新卒とは、入社してから3年経った人も含まれる?第二新卒の市場価値・履歴書メリット
最終更新日:2026/06/22
- 第二新卒の定義とは?いつまでが対象期間?
- 一般的に学校卒業後、就職してから1~3年以内の求職者を指す
- 「新卒」「既卒」との具体的な違いを解説
- なぜ今、企業は第二新卒の採用に積極的なのか
- 基本的なビジネスマナー習得済みで教育コストが低いため
- 若手人材の確保による組織の活性化が期待できるため
- 新しい社風への高い順応性とポテンシャルを秘めているため
- 第二新卒として転職する3つのメリット
- ①未経験の業界や職種へキャリアチェンジしやすい
- ②ポテンシャルを評価する採用枠の求人が豊富にある
- ③社会人経験を経てから改めて企業を選び直せる
- 第二新卒の転職で企業が懸念する2つのデメリット
- 短期間での離職に「忍耐力がない」と判断される可能性がある
- 即戦力を求めるキャリア採用ではスキル不足と見なされる場合がある
- 第二新卒の転職活動を成功させる4つのポイント
- ①退職理由はポジティブな転職理由に変換して伝える
- ②自己分析を深掘りして今後のキャリアプランを明確にする
- ③企業が求める人物像を深く理解し履歴書・職務経歴書に自分の強みを反映する
- ④第二新卒に強みを持つ転職エージェントや面接対策を有効活用する
- 第二新卒とはに関するよくある質問
- 第二新卒の転職活動は、働きながら進めるべきですか?
- 第二新卒でも大手企業への転職は可能ですか?
- 特別なスキルや経験がなくても転職できますか?
- まとめ
第二新卒とはなにか、明確な定義を説明できる人は少ないかもしれません。
一般的に第二新卒とは、新卒で入社してから3年以内に転職を考える若手人材を指しますが、企業によっては3年以上、例えば4年や5年以内を対象に含むケースもあります。
第二新卒は転職市場で独自の価値を持ち、履歴書の書き方一つでその後のキャリアが大きく変わる可能性を秘めています。
履歴書の作成方法については「履歴書を自動作成するサービス」で詳しく紹介しています。
第二新卒の定義とは?いつまでが対象期間?
第二新卒の定義には法律上の明確な決まりはありません。
しかし、一般的にはいつまでを指すのか、何年目までが対象となるのかという共通認識が存在します。
このくくりは、新卒で入社後3年以内の離職率などを基に形成されたと考えられます。
簡単に言うと、社会人としての基礎は持ちつつも、まだキャリアが固まっていない若手層という意味合いで使われます。
年齢でいえば、大卒の場合25歳から28歳あたりが中心層です。
第二新卒の期間については「第二新卒はいつまで?転職を成功させるコツ」で詳しく紹介しています。
一般的に学校卒業後、就職してから1~3年以内の求職者を指す

第二新卒とは、一般的に学校を卒業した後に一度就職し、その後およそ1年から3年以内に転職を希望する求職者のことを指します。
この期間は、多くの企業が新入社員の定着率を測る目安として「3年」という期間を意識していることとも関連しています。
社会人としての基礎的なスキルを身につけ、仕事の流れを理解し始めた段階でありながら、まだ特定の企業文化に染まりきっていない柔軟性を持つ人材として認識されています。
「新卒」「既卒」との具体的な違いを解説
第二新卒、新卒、既卒の最も大きな違いは「正社員としての就業経験の有無」です。
新卒は、大学や専門学校などを卒業し、すぐに就職活動を行う学生を指します。
一方、既卒は学校を卒業した後に、正社員として就職した経験がない求職者のことです。
第二新卒は一度正社員として就職した経験があるため、基本的なビジネスマナーを習得している点が、新卒採用の対象者や既卒者とは明確に区別されるポイントです。
第二新卒と既卒の違いについては「第二新卒と既卒の違いとは?定義やメリット」で詳しく紹介しています。
なぜ今、企業は第二新卒の採用に積極的なのか
昨今、多くの企業や会社が第二新卒の採用に積極的な姿勢を見せています。
その理由の一つに、若手人材の不足が挙げられます。
将来の会社を担う人材を確保したいと考える企業にとって、第二新卒は非常に魅力的な存在です。
ある会社では即戦力の中途採用と並行して、ポテンシャルを重視する第二新卒採用枠を設けています。
企業が第二新卒に求めるものを理解すれば、いい会社と出会える可能性は高まります。
基本的なビジネスマナー習得済みで教育コストが低いため
第二新卒者は、新卒者と異なり、一度社会人経験を積んでいるため、電話応対、メールの書き方、名刺交換といった基本的なビジネスマナーを既に習得しています。
企業側にとって、これらの基礎研修にかかる時間や費用といった教育コストを大幅に削減できる点は大きなメリットです。
社会人としての基礎が身についているため、早期に実務へ移行できる優秀な人材として期待されます。
若手人材の確保による組織の活性化が期待できるため
多くの企業では、組織の持続的な成長のために、年齢構成のバランスを重要視しています。
若手人材を確保することは、将来のリーダー候補を育成するだけでなく、組織全体に新しい視点や活気をもたらし、活性化につながります。
第二新卒は社会人経験から得た学びを持ちつつ、高い意欲と柔軟性を備えているため、組織に良い影響を与える存在として高く評価されます。
新しい社風への高い順応性とポテンシャルを秘めているため
第二新卒は、前職での勤務期間が比較的短いため、特定の企業文化や仕事の進め方に固執する傾向が少ないとされています。
この柔軟性により、新しい会社の社風や環境にもスムーズに順応しやすいというイメージを持たれています。
また、実務経験は浅くとも、社会人としての基礎体力と今後の成長に対する高いポテンシャルを秘めている点も、企業が積極的に採用したいと考える理由の一つです。
第二新卒として転職する3つのメリット

第二新卒としての転職活動には、特有のメリットや利点が存在します。
新卒の就職活動とも、経験豊富な社会人の中途採用とも異なる、この時期ならではの魅力があります。
ポテンシャルを重視される傾向が強いため、キャリアの選択肢が広がりやすく、自身のキャリアパスを再構築する絶好の機会となり得ます。
社会人経験が浅いことを前向きに捉え、その利点を最大限に活かすことが重要です。
①未経験の業界や職種へキャリアチェンジしやすい
第二新卒の採用では、専門的なスキルや実績よりも、ポテンシャルや学習意欲が重視される傾向にあります。
そのため、新卒時に挑戦できなかった未経験の業界や職種へキャリアチェンジしやすいのが大きな特徴です。
例えば、営業職からITエンジニアへ、あるいは事務職からWebコンテンツの編集担当へといった異分野への挑戦も可能です。
メーカーや開発部門など、専門性が高いとされる分野でも門戸が開かれている場合があります。
②ポテンシャルを評価する採用枠の求人が豊富にある
多くの企業が、若手人材の確保と育成を目的として、第二新卒を対象とした採用枠を設けています。
これらの求人は、応募者の将来性や成長意欲、人柄といったポテンシャルを高く評価するものです。
そのため、現時点でのスキルや経験に自信がなくても、今後の活躍への期待感を伝えることができれば、採用に至る可能性は十分にあります。
転職サイトなどでも、第二新卒向けの特集が組まれるほど求人数は豊富です。
③社会人経験を経てから改めて企業を選び直せる
一度社会に出て働くことで、学生時代の就活では見えなかった仕事の面白さや厳しさ、自分自身の適性などが明確になります。
この実体験を基に、どのような環境で、どのような仕事をすることが自分にとって最適なのかを改めて考え、企業を選び直せるのは第二新卒ならではの特権です。
入社後のミスマッチを減らし、より納得感のあるキャリアを築くための転職にすることを目指せます。
第二新卒の方が書きやすい履歴書テンプレート
第二新卒の転職で企業が懸念する2つのデメリット

第二新卒の転職はメリットばかりではありません。
企業側が採用を検討する際に、いくつかの点を懸念材料として捉えることも事実です。
第二新卒の転職活動においては、これらのデメリットをあらかじめ理解し、面接などで懸念を払拭できるよう準備しておく必要があります。
自身の状況を客観的に把握し、適切な対策を講じることが、転職成功の鍵となります。
短期間での離職に「忍耐力がない」と判断される可能性がある
新卒で入社した会社を3年以内に辞めているという事実から、「ストレス耐性が低いのではないか」「またすぐに辞めてしまうのではないか」といった、忍耐力や継続性に対する懸念を抱かれる可能性があります。
採用担当者を納得させられるような、前向きで論理的な退職理由を説明できなければ、ネガティブな評価につながりかねません。
自身のキャリアプランに基づいた、ポジティブな転職であることを明確に伝える必要があります。
新卒で早期退職した体験談については「新卒で入社した会社を1年で辞めた人の体験談」で詳しく紹介しています。
即戦力を求めるキャリア採用ではスキル不足と見なされる場合がある
第二新卒採用と、豊富な実務経験を持つ人材を対象とする中途採用(キャリア採用)は、企業が求めるものが異なります。
高い専門性や即戦力性を求める中途採用の求人に応募した場合、社会人経験が1~3年程度の第二新卒では、スキルや経験が不足していると判断されるケースが少なくありません。
自身の経験値と、企業が募集している要件が合致しているかを見極めて応募することが重要です。
第二新卒の転職活動を成功させる4つのポイント

第二新卒の転職活動を成功に導くためには、戦略的な進め方と入念な準備が不可欠です。
自身の市場価値を正しく理解し、企業が持つ懸念点を払拭するための対策を講じる必要があります。
ここでは、転職活動の基本的なフローに沿って、内定を勝ち取るためのコツや求人の見つけ方など、具体的なポイントを解説します。
これらのポイントを押さえることで、転職活動を有利に進めることが可能です。
①退職理由はポジティブな転職理由に変換して伝える
たとえ退職理由が「人間関係が合わなかった」「残業が多かった」といったネガティブなものであっても、そのまま伝えるのは避けるべきです。
面接では、それらの経験を通じて何を学び、次にどう活かしたいのかというポジティブな転職理由に変換して伝えましょう。
例えば、「よりチームワークを重視する環境で貢献したい」「効率的な働き方を追求し、生産性を高めたい」といった前向きな姿勢を示すことが重要です。
第二新卒の志望動機については「第二新卒の志望動機完全ガイド」で詳しく紹介しています。
②自己分析を深掘りして今後のキャリアプランを明確にする
なぜ転職したいのか、今回の転職で何を実現したいのか、そして将来的にはどのようなキャリアを築いていきたいのかを深く掘り下げて考えましょう。
自己分析を通じて自身の強みや価値観、今後のライフプランを明確にすることで、企業選びの軸が定まります。
また、面接でキャリアプランについて質問された際に、一貫性のある具体的な回答ができるようになり、採用担当者からの信頼を得やすくなります。
第二新卒の自己PRについては「第二新卒の自己PRの書き方」で詳しく紹介しています。
③企業が求める人物像を深く理解し履歴書・職務経歴書に自分の強みを反映する
応募する企業の公式サイトや求人情報などを読み込み、どのようなスキルや価値観を持つ人物像を求めているのかを徹底的に分析します。
その上で、自身の経験や強みが、企業の求める人物像とどのように合致し、入社後にどう貢献できるのかを具体的に言語化しましょう。
職務経歴書や面接では、この結びつきを意識してアピールすることで、採用担当者に入社後の活躍イメージを抱かせることができます。
第二新卒の職務経歴書の書き方については「第二新卒の職務経歴書の書き方の基本とポイント」で詳しく紹介しています。
④第二新卒に強みを持つ転職エージェントや面接対策を有効活用する
第二新卒の転職支援を専門とする転職エージェントを活用することも有効な手段です。
一般には公開されていない非公開求人の紹介を受けられるほか、応募書類の添削や面接対策など、専門的な視点からきめ細かなサポートを受けられます。
自分一人で進めるよりも効率的かつ有利に転職活動を進められるため、積極的に活用を検討しましょう。
第二新卒とはに関するよくある質問
ここでは、第二新卒の転職活動に関して、多くの方が抱きがちな疑問点について解説します。
転職活動の進め方や企業選びのポイントなど、よくある質問とその回答をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
第二新卒の転職活動は、働きながら進めるべきですか?
特別な事情がない限り、在職中に転職活動を進めることを推奨します。
先に退職すると収入が途絶えるため、金銭的な不安から焦ってしまい、納得のいく転職先を見つけられない可能性があります。
また、離職期間が長引くと、選考で不利になることも考えられます。
計画的に準備を進め、内定を得てから退職するのが堅実です。
第二新卒でも大手企業への転職は可能ですか?
はい、十分に可能です。
多くの大手企業が組織の若返りや多様性確保のため、第二新卒の採用枠を設けています。
新卒採用とは異なり、社会人経験で得た基礎スキルを評価してもらえるため、ポテンシャル次第でチャンスはあります。
ただし人気が高く競争も激しいため、入念な企業研究と自己分析が不可欠です。
内定を目指して準備しましょう。
第二新卒で大手企業に転職するコツについては「第二新卒で大手企業に転職するコツ」で詳しく紹介しています。
特別なスキルや経験がなくても転職できますか?
はい、転職は可能です。
第二新卒の採用では、企業は即戦力となる専門スキルよりも、ポテンシャルや学習意欲、人柄を重視する傾向が強いです。
基本的なビジネスマナーと、新しい環境で成長していきたいという前向きな姿勢をアピールすることが重要です。
これまでの経験を振り返り、仕事への取り組み方を具体的に伝えましょう。
まとめ
第二新卒とは、一般的に新卒で入社後1~3年で転職を目指す若手を指し、転職市場において独自の価値を持っています。
基本的なビジネスマナーを習得している点や、新しい環境への順応性が高い点などが評価され、多くの企業が採用に積極的です。
未経験の職種に挑戦しやすいメリットがある一方、短期離職への懸念を持たれる可能性も理解しておく必要があります。
正社員としての中途採用市場において、自身の強みを最大限に活かし、年収や福利厚生といった要件を吟味しながら、納得のいくキャリアを築いてください。
第二新卒向けの履歴書テンプレートはこちら
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