2023.10.03

第二新卒の自己PRの書き方、転職を成功させるアレンジのコツ

第二新卒の転職では、自己PRを魅力あるものに仕上げることが大切です。新卒採用の際に何度も作成した方もいるかもしれませんが、第二新卒には就業経験があるため、新卒採用時と同じ内容ではマイナスポイントと捉えられる恐れがあります。記事内で解説している自己PRのアレンジのコツを理解すれば、採用担当に響く自己PRを作成できるはずです。

 

 

1.第二新卒が転職する際の自己PRの重要性は?

自己PRとは、自分の経験やスキルが入社後の仕事に活かせることをアピールするためのものです。新卒採用を経験していればある程度の書き方の流れはご存知かもしれませんが、第二新卒の方が自己PRを記載する際に気をつけることがあります。それは、就業経験のない新卒採用のケースと違い、第二新卒の自己PRでは実際の業務にもとづいた経験やスキルを伝える必要がある点です。

新卒採用の時はゼミやサークル、アルバイトなどの経験を元に自分の長所を記載するのが自己PRとしてのセオリーでした。しかし第二新卒の自己PRでは、前職での業務を通して得られた経験やスキルを記載し、さらには入社後にもそのスキルを活用し、活躍している姿をイメージしてもらうよう記載する必要があります。入社後の活躍を具体的に描き、採用担当者に自分を採用することのメリットを納得してもらう役割を果たすのが自己PRです。

 

2.採用担当者に評価される自己PRの作り方

自己PRを作成する際は、以下の手順で自分の経験を深掘りしながら進めます。

 

1 過去の仕事で担当した業務をすべて書き出す

研修時代も含め、自分の携わってきた全ての業務を洗い出す作業からおこないます。上手く行った業務も失敗した業務も関係なく書き出すことがこの手順では大切です。すべての業務を書き出すことで、自分が前職で何をしてきたのかを見つめるキッカケになりますし、業務を通して何を学んできたのかを深掘りして見直すことができます。規模や重要度の大小に関わらず、思いつくだけの業務を書き出しましょう。この手順で自分の業務をしっかりと書き出すことは、話の引き出しを増やすことにも繋がりますので、不意をつくような質問があったとしても対応できるようになります。

失敗談に関してはそこから得た学びを必ずセットで考えておきましょう。

 

2 書きだした業務から、得られた経験や実績を選定する

アピールポイントとして最も効果的なものは実績です。なぜなら、営業成績など数値で示せるものは読み手も理解しやすいからです。業務に真摯に取り組んだことで実績を得られたのであれば、積極的に活用することをおすすめします。また、こだわりを持って取り組んだ業務や学びがあった業務、スキルを身につけられた業務もあわせて選定しましょう。たとえ数値としての成果を得られなかったとしても、業務への取り組む姿勢や情熱は評価に値します。特に、失敗から問題解決したストーリーを描けるようであれば、問題解決能力があると評価できますので、大きなアピールポイントになります。

小さなことでも良いので、一つずつ思い出しましょう。

 

3 応募する会社での業務に合わせて経験・実績を言い換える

実績を得られた業務であっても全てを記載するのには注意が必要です。採用担当者は、自社に適した優秀な人材を獲得するために第二新卒の採用活動をおこなうからです。ですので、応募者がたとえ素晴らしい実績を出していても、求めるスキルや経験と異なるものであれば、評価する項目としての優先度は下がります。応募するそれぞれの企業が求める人材像に照らし合わせながら、経験や実績を得られた業務の中で最適なものを自己PRとしてアピールしましょう。

 

3.第二新卒が自己PRを書く際のポイント

ポテンシャル・やる気を企業に伝える

第二新卒は新卒と違い、業務から得られる経験やスキルが見られていることは確かですが、業務経験が浅いことも理解しています。第二新卒にはこれからの成長に期待する部分も大きいため、新卒と同様に企業で活躍できるポテンシャルを持っていることが採用担当者から見られるポイントになります。応募する企業での業務を熱望していること、活躍できる土台があることをしっかりと伝えましょう。

 

成功事例や評価された内容を書く

売上前年比〇〇%増加や社長賞を獲得など、実績のある成功例や評価は分かりやすくインパクトの大きいアピールポイントになります。採用担当者としても、当然自社で同じように活躍してくれることを願ってくれることでしょう。ただし、その成果が自分の努力やこだわりの結果であることも同時に記載する必要があります。面接でも成果の理由についての質問があるかと思いますが、努力の結果であると納得できれば評価になりますが、理由が曖昧である場合、逆に評価を下げる恐れもあるため注意が必要です。

矛盾のないストーリーとなるよう、文章に起こして確認しましょう。

 

企業に貢献できることをアピールする

自己PRを伝えることの最終ゴールは採用を獲得することにあります。ですので、採用担当者に自分を採用することのメリットを伝える必要があります。そのメリットとは、入社後に企業に貢献することです。自分のスキルや経験がどのように企業に貢献できるのかを具体的に伝えることで、採用担当者がメリットを感じてくれれば、採用の可能性を大きく引き寄せることができるはずです。

また、今までの自分の経験からその企業の志望度が高いことを説得力をもって話せれば、好印象を与えられるでしょう。

 

例文を流用しすぎず企業にあわせてアレンジする

自己PRの書き方はネットなどでも情報を取得できますし、ある程度の型に当てはめた方が読みやすいというメリットがあります。ですが、型通りそのまま書いてしまうと、何百通と履歴書を読んでいる採用担当者が見れば、機械的なイメージを与えてしまう可能性があります。企業ごとにアレンジして、オリジナリティのある自己PRに仕上げる心がけが大切です。

 

自己PRの文章は200文字程度にまとめる

自己PRは自分の魅力を存分に知ってもらうための項目になりますが、情報を詰め込みすぎると読み手のストレスになりますので、できるだけ簡潔に記載する必要があります。200文字は、自分の強み、スキルを身につけた背景、実績や評価を記載するのに十分な文字数となります。

詳しいことは面接で聞いてもらうつもりで、相手に興味を与えるだけの情報を過不足なく書くことがポイントです。

 

4.第二新卒向けの自己PRの書き方例

例文

私の強みは貢献意欲の高さと自ら仕事を見つける能力にあります。配属1年目の時は実力もなくアポイントを獲得することさえ苦労の連続でした。そこで能力がなくてもできる仕事として、誰よりも早く電話を取ることを心がけていました。何度も電話を取ることで電話での会話に慣れていき、翌月には1日1件以上アポイントを取れるようになり、上司からも仕事が効率的に進むようになったと評価していただきました。

 

自己PRのよくない例

応募している会社の事業内容と自己PRの内容に共通点が無い。

自己PRの注意点は、応募する会社の事業内容と合っていなければ、実績があっても評価を得られないことです。採用担当者は、すごい人ではなく自社の業務に合った優秀な若手人材を求めていることを忘れないでください。

 

志望動機だけで、入社後どういった部分に貢献できるか書いていない

志望動機は入社するための自己都合にすぎません。採用担当者の心を動かすためには、企業にとってメリットのある人材であることを伝える必要があります。入社後にどのように貢献したいのか、自分の経験やスキルとあわせて説得力のある伝え方をすることが大切です。

 

5. まとめ

第二新卒の自己PRの書き方について解説しました。新卒時の自己PRとの違いを理解して、自身が企業の求める人材であることをしっかりとアピールしましょう。この記事を道標に、オリジナルの自己PRを練り上げましょう!

 

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