履歴書の卒業見込みの書き方|在学中との違いや新卒の記入例
最終更新日:2026/08/06
目次を開く目次
この記事でわかること
- 就職活動の履歴書における「卒業見込み」の正しい書き方
- 「在学中」や大学院生の「修了見込み」など状況に応じた表現の使い分け
- 「卒業見込み」と記載するために満たすべき単位取得などの条件
- 学校名の正式名称や年号の統一といった学歴欄全体の基本ルール
就活を控えた大学生にとって、履歴書の学歴欄の書き方は最初の関門です。
特に新卒の場合、「卒業見込み」と記載するのが一般的ですが、正しい記入例や「在学中」との使い分けに迷う人も少なくありません。
このほか、いつから「卒業見込み」と書けるのか、具体的な条件も気になるところです。
この記事では、就活で使う履歴書における「卒業見込み」の正しい書き方を、記入例を交えて解説します。
【記入例】履歴書の学歴欄に「卒業見込み」と書く方法
履歴書の学歴欄に「卒業見込み」と書く際は、学校名や学部名を正式名称で記載したうえで、卒業予定年月とあわせて記入します。
具体的な書き方の見本は以下の通りです。
まず、一行に入学した年月と学校名・学部・学科名を書き、その下の一行に卒業見込みの年月と「同大学同学部同学科卒業見込み」と記載します。
学校名を書いた行の最後に、一文字分のスペースを空けて「卒業見込み」と書く記入例もありますが、どちらの書き方でも問題ありません。
2025年3月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業見込み
「卒業見込み」「在学中」「卒業予定」の正しい使い分け
履歴書の学歴欄では、「卒業見込み」「在学中」「卒業予定」といった言葉が出てきますが、状況に応じて正しく使い分ける必要があります。
どっちを使うべきか迷うかもしれませんが、応募する目的によって明確な違いがあります。
一般的に、就職活動では「卒業見込み」を、アルバイトの応募では「在学中」を使用します。
それぞれの言葉が持つ意味を理解し、採用担当者に誤解を与えないようにしましょう。
就職活動の応募で使う「卒業見込み」
新卒採用に応募する学生が、就職活動で履歴書を作成する際に使用します。
企業側は応募者が卒業することを前提として選考を進めるため、就活においてはこの表記が必須です。卒業が採用の条件となるため、確実性を伝える「卒業見込み」が適切な表現となります。
アルバイトの応募で使う「在学中」
主に、卒業を前提としないアルバイトに応募する大学生などが使用します。
アルバイトの採用では、卒業できるかどうかよりも、現在学生であり、勤務可能な時間帯や期間がどの程度かといった情報が重視されます。そのため、学年とあわせて「〇〇大学〇〇学部在学中」と記載するのが一般的です。
「卒業予定」は使っても良い?一般的な書き方との違い
「卒業予定」という言葉を使っても、意味としては「卒業する見込みがある」と伝わります。
しかし、履歴書における一般的な書き方としては「卒業見込み」が広く使われており、より正式な表現とされています。
「卒業予定」という書き方が間違いというわけではありませんが、採用担当者によっては慣習と違うことに違和感を覚える可能性もゼロではありません。
特別な理由がない限り、慣例に沿って「卒業見込み」と記載するのが無難です。
履歴書に「卒業見込み」と書ける2つの条件とは?
「卒業見込み」という言葉は、大学3年生になったら「いつから」でも使えるというわけではありません。
この言葉を履歴書に記載するには、客観的に卒業が可能であると判断できる明確な条件を満たしている必要があります。
安易に記載すると、万が一卒業できなかった場合に経歴詐称とみなされるリスクも考えられます。
特に、留年の可能性がある状況では使用を避けるべきです。
ここでは、「卒業見込み」と書くために満たすべき2つの条件とは何かを解説します。
卒業に必要な単位を取得済み、または取得の見通しが立っている
最も重要な条件は、卒業要件として定められている単位をすべて取得済みであるか、あるいは年度内に取得できる見通しが明確に立っていることです。
例えば4年生の大学生であれば、卒業までに必要な残りの単位数を把握し、履修登録が完了しており、計画通りに進めば問題なく取得できる状態を指します。
自分の大学の卒業要件を確認し、自身の単位取得状況と照らし合わせて判断することが求められます。
留年の可能性が限りなく低いこと
卒業に必要な単位を取得できる見通しが立っていても、留年の可能性が少しでもある場合は「卒業見込み」と書くべきではありません。
例えば、必修科目の単位を落としてしまうリスクがある、あるいは卒業論文の審査が通るか不確実な状況などが考えられます。
企業は学生が確実に卒業することを前提として内定を出します。
そのため、留年の可能性が限りなくゼロに近い状態でなければ、この言葉は使用できません。
【パターン別】「卒業見込み」以外の学歴欄の書き方
これまで大学生を例に解説してきましたが、大学院生や高校生、専門学校生など、応募者の状況によって学歴欄の書き方は異なります。
特に大学院の場合は、大学卒業とは異なる表現を用いるのが一般的です。
それぞれの最終学歴に応じて正しい用語を使い分けることで、丁寧で正確な履歴書を作成できます。
ここでは、大学生以外の場合の学歴欄の書き方について、パターン別に解説します。
大学院生は「修了見込み」と記載する
大学院に在籍している学生の場合、「卒業」ではなく「修了」という言葉を用います。
そのため、履歴書の学歴欄には「卒業見込み」ではなく「修了見込み」と記載するのが正しい書き方です。
具体的には、「〇〇大学大学院〇〇研究科〇〇専攻修士課程修了見込み」のように記載します。
博士課程の場合も同様に「博士課程修了見込み」とします。
学位を取得見込みであることを明確に示しましょう。
高校生・短大生・専門学校生の場合の書き方
高校生、短期大学の学生、専門学校の学生が就職活動で履歴書を提出する場合の書き方は、基本的に大学生と同じです。
それぞれの学校を卒業する見込みが立っていれば、「卒業見込み」と記載します。
「〇〇県立〇〇高等学校普通科卒業見込み」「〇〇短期大学〇〇学科卒業見込み」のように、学校の正式名称と学科名などを正確に記入した上で、最後に「卒業見込み」と書き加えましょう。
履歴書の学歴欄で間違いやすい4つの注意点
履歴書の学歴欄は、単純な経歴の羅列に見えますが、採用担当者に与える印象を左右する重要な項目です。
正しい書き方を守ることで、丁寧で誠実な人柄をアピールできます。
学校名の表記や年号の統一など、細かなルールがいくつか存在し、これらを見落としてしまうと「注意力が不足している」と判断されかねません。
ここでは、多くの就活生が間違いやすい学歴欄の注意点を4つ紹介します。
学校名は省略せず正式名称で記入する
学歴を記入する際は、学校名を省略せず、必ず正式名称で記載します。
例えば、「〇〇高校」ではなく「〇〇県立〇〇高等学校」のように、都道府県名や「私立」「公立」なども含めて正確に書きましょう。
大学の場合も同様に、「〇〇大学」だけでなく「〇〇大学〇〇学部〇〇学科」まで詳細に記載することが求められます。
普段使っている略称は避け、正確な情報を伝える姿勢が重要です。
年号は西暦か和暦のどちらかに統一する
履歴書全体で、年月日の表記は西暦か和暦のどちらかに統一するのが基本ルールです。
学歴欄で和暦を使っているのに、職歴欄で西暦を使うといった混在は避けましょう。
どちらで書くべきかという決まりはありませんが、一般的には生年月日欄の表記に合わせます。
外資系企業などでは西暦が好まれる傾向もありますが、最も重要なのは履歴書一枚の中での一貫性です。
「卒業見込」ではなく「卒業見込み」と書くのが一般的
「卒業見込」と「卒業見込み」のどちらの書き方でも間違いではありませんが、履歴書においては送り仮名の「み」をつけた「卒業見込み」と書くのが一般的です。
こちらのほうが、より丁寧な印象を与える傾向にあります。
些細な違いですが、迷った場合は「卒業見込み」と記載しておくのが無難です。
職歴で使う「現在に至る」は学歴欄には不要
「現在に至る」という表現は、職歴欄において「現在もその企業に在籍している」ことを示すために使用するものです。
学歴欄で在学中であることを示すためにこの言葉を使うのは誤りです。
学生が自身の在学状況を示す場合は、「〇〇大学〇〇学部在学中」や「卒業見込み」といった言葉を使います。
職歴と学歴欄での表現の違いを正しく理解しておきましょう。
企業から求められる「卒業見込証明書」の準備について
履歴書に「卒業見込み」と記載した場合、企業からその証明として「卒業見込証明書」の提出を求められることがあります。これは、履歴書に記載された内容が事実であることを大学が公式に証明する書類です。
卒業見込証明書の発行方法は大学によって異なります。多くの大学では、学内の自動発行機や教務課などの窓口で発行が可能ですが、大学によっては発行に対応していない場合もあります。選考の過程や内定後に提出を求められるケースが多いため、必要になった際に慌てないよう、発行方法を事前に確認しておくと安心です。就活で必要な成績証明書については「就活での成績証明書の発行方法」で詳しく紹介しています。
履歴書の卒業見込みに関するよくある質問
ここでは、履歴書の「卒業見込み」の書き方について、就活生からよく寄せられる質問とその回答を紹介します。
「在学中」とどっちを使えばいいのか、単位が足りない場合はどうすればいいのかなど、多くの人がわからないと感じるポイントをまとめました。
履歴書作成で迷った際の参考にしてください。
Q. 「卒業見込み」と「在学中」はどのように使い分ければよいですか?
新卒採用の就職活動では「卒業見込み」、アルバイトの応募では「在学中」と使い分けましょう。卒業を前提とする正社員の募集には、卒業が可能であることを示す「卒業見込み」が適切です。
一方、在学中の勤務を想定するアルバイトでは、現在学生であることを示す「在学中」と記載するのが一般的です。
Q. まだ取得していない単位がありますが、履歴書に「卒業見込み」と書いても問題ないですか?
問題ありません。
卒業までに必要な単位をすべて取得できる見通しが立っていれば、履歴書に「卒業見込み」と記載できます。
ほとんどの大学生は、4年次の段階ではまだ単位が残っている状態です。
ただし、卒業が危ぶまれるほど多くの単位が残っている場合は、正直に採用担当者に相談することも検討しましょう。
Q. 履歴書には「卒業見込」と「卒業見込み」、どちらで書くのが正しいのでしょうか?
「卒業見込み」と送り仮名を付けて書くのが一般的で、より丁寧な印象を与えます。
「卒業見込」という書き方でも間違いではありませんが、どちらで書くか迷った場合は、慣例として広く使われている「卒業見込み」と記載することをおすすめします。
まとめ
就職活動を行う新卒の大学生にとって、履歴書の学歴欄における「卒業見込み」の書き方は基本的なマナーの一つです。
卒業の見通しが立っていることを前提にこの言葉を使い、学校名は正式名称で、年号は統一するなど、細かなルールを守って作成しましょう。
状況に応じて「在学中」などの表現と正しく使い分けることも重要です。
この記事で紹介した書き方を参考に、採用担当者に好印象を与える正確な学歴欄を完成させてください。
履歴書の作成については「ヤギッシュ」で詳しく紹介しています。
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