2023.09.29
第二新卒の職務経歴書の書き方の基本とポイント
第二新卒の職務経歴書の書き方はどうすれば良いんだろう、職歴が浅いため書くことがほとんどない、と悩まれる方は多いようです。職務経歴書は採用担当者が面接をするかどうか判断する重要な書類になりますから、しっかりとアピールする必要があります。職歴が浅くてもしっかりと経験をアピールする方法を記事内でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。この記事では、第二新卒の職務経歴書の書き方の基本とポイントについて解説します。
1.職務経歴書とは
職務経歴書は企業の面接を受ける際に必要になる書類の一つであり、自身の業務経験や前職で身につけたビジネススキルを確認するための書類です。
採用担当者はこの職務経歴書を見て面接をするかどうかの判断をします。応募者にとってもできるだけ良い人材を採用したいと考えている担当者にとっても、非常に重要な書類ということになります。
担当者の目に止まる職務経歴書を作成するには、読んでいて印象がよくなるような内容や読んでいて応募者に会いたくなるような内容であることが理想的です。そのためには、自分の携わってきた業務を読み手がイメージしやすいように、具体的かつ詳細に記載する必要があります。
記事内でご紹介する記入例も参考にしながら、担当者の目に止まる自身のオリジナル職務経歴書を作成しましょう。
2.第二新卒の職務経歴書は何をチェックされている?
企業の担当者が送られてきた職務経歴書の何をチェックしているかというと、まずは応募者が仕事で何に取り組んできたのかを確認します。前職の業界が同じであれば担当者もある程度理解しながら読み進めることができますが、別業種である場合は仕事のイメージがつきません。
まず大切なのは、専門的な用語を使用せず、中学生や高校生でも理解できるほどに分かりやすく書くことを心がけるとよいでしょう。
職務経歴書では、業務内容だけでなく評価や実績などがあれば大きなアピールポイントになります。営業で成果を上げるなどの実績があれば、具体的な数値を記載することで、担当者の理解の助けになるはずです。たとえ誇れるような実績を出せていなかったとしても、業務を通して学んだことなどを記載しても構いません。
なお、転職の場合は前職からの転職理由は面接でも聞かれることですので、必ず記載しておきます。実際の退職理由にはネガティブな感情も含まれているかもしれませんが、職務経歴書ではどれほどの熱意を持って応募をしてきたのかを示す必要があるため、ポジティブな理由を記載することが大切です。
3.第二新卒が職務経歴書を書くときのポイント
書類審査を通るために、第二新卒の職務経歴書を作成する際は以下のポイントを確実におさえた内容にしましょう。
自己PRをしっかり書く
自己PR欄は職務経歴書の中で担当者が最も注目する項目でもあります。時間をかけてしっかり書くようにしましょう。第二新卒の場合はキャリアが浅い分、入社への熱意やキャリアアップへの向上心を伝えることが重要になります。前職でもそれなりに努力をしていたようだけれど、入社したらさらなる飛躍を期待できるのではないか、と担当者に思わせることが理想です。前職で何か成果を出した人は、数値で実績を示すことでより具体的になりますので、担当者にとって分かりやすい自己PRに仕上げることができます。〇〇を頑張りましたという人よりも、1日50件の架電を継続した結果として営業成績1位を獲得しました、のほうが説得力をもちます。たとえ社内全体での成績を残せてなかったとしても、同期と比較した成果など、数値で表せる成果である必要があります。また、入社前後での違いや成長したこと、業務を通して身につけたスキルなどもアピールポイントになります。
これまで携わった業務を書く
短期間であったとしても、就業した経験はとても重要な要素として採用担当者に見られています。なぜなら、就業経験の有無はゼロの新卒生とは大きな違いになるからです。ビジネスマナーなどの基礎研修が必要ないと判断できれば、教育や研修にともなうコストをカットできます。業務について記載する際は、自分が何をしてきたのかを具体的に伝えることで、業界が異なっていたとしても伝わりやすくなります。また、携わった業務についての記述にプラスして学んだことや気づきを加えると、経歴書のオリジナル性が向上しますので、採用担当者へのアピールにつながります。雑務からでも学びを得られるのであれば、立派なスキルとして捉えられる場合もあります。
評価された業務・成功した事例を書く
上司や顧客から評価された業務や取り組みや成果を得ることができた成功例があると印象に残りやすくなります。もちろんその成果が自分の努力の結果であることを示すために、成果を得るまでの要因を自分なりに分析し、論理的にストーリー性をもって伝えることを心がけましょう。また、応募先でも通用するような、汎用性のある学びや能力として伝えましょう。
わかりやすさ・読みやすさを重視する
職務経歴書は採用担当者が内容を理解してはじめて職務経歴書としての役割を果たします。読みづらい、一貫性のない文章、言いたいことがよく分からない文章は、読み手のストレスになり印象が悪いので注意してください。小説のように情景や具体例から描き始めると、何を読まされているのだろうという気分になってしまうため、結論・理由・具体例の順番に簡潔に記載します。
また、誤字脱字がないよう、3回はしっかりと読み直しましょう。
4.第二新卒向け職務経歴書の書き方例
職務経歴
20〇〇年〇〇月〜現在 〇〇銀行株式会社
資本金〇〇億円 売上〇〇億円
従業員数〇〇人 東証一部上場
[業務内容]
融資提案、事業承継補助、新規顧客開拓
[営業方法]
既存顧客:訪問〇〇件/月
新規顧客:架電〇〇件/日 訪問〇〇件/月
[実績]
20〇〇年10〜12月期 新規口座解説数〇〇件で新人賞獲得
[取得資格]
普通自動車免許 20〇〇年〇〇月取得
宅地建物取引主任者 20〇〇年〇〇月取得
[スキル]
wordでの会議議事録作成
excelでの見積書作成
powerpointでの営業資料作成
自己PR
〇〇銀行株式会社では常に顧客目線での営業活動に力を入れ、以下のスキルを身につけました。
1) 営業力
営業活動を通して信頼関係の構築方法を学びました。大切なお金を預けてもらうためには信頼をしてもらわなければ話は進みません。迅速かつ丁寧な情報提供を心がけ、飲み会などの場にも参加してコミュニケーションを密に取るなど積極的な行動を実践しました。
2) プレゼンテーションスキル
商談相手となる方のほとんどが会社の役員を務める方です。貴重な時間を無駄にしないよう、分かりやすく簡潔な情報提供を心がけていました。新商品の提案をさせていただいた際、分かりやすさを評価していただき契約に結びついたケースもあります。
3) リサーチ力
営業やプレゼンで成果を上げるには、事前準備にどれだけ力を入れられたかがカギになると学びました。商談の機会をいただける際は、事前に会社の財務分析をおこない課題を洗い出し、商談をしていく中で顧客も課題に感じていることにフォーカスし、顧客の心に刺さる提案を心がけていました。
5. まとめ
第二新卒は多くの企業から需要があるため、就職活動を有利に進めるチャンスでもあります。自分の経験やスキルをしっかりとアピールできるよう、記事でご紹介した書き方ポイントを参考に、オリジナルの職務経歴書に仕上げてみてください。
6. 簡単な職務経歴書作成の方法
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